徒歩日本二周目(≧∇≦)只今関東地方!

昨日は今日の物語 今日の後に今日は無し…

水船の水をめぐりてハ~ヨイソレ…

2015年06月22日 | 日記




須原には
水船という巨木をくり抜いた大桶が
どこもかしこにも置かれ
水は常によどみなく流れ注ぎ
古い時代から
街道を行き交う旅人達の喉を潤した…

それは今も変わらず
水船の傍には柄杓やコップが置かれ
どこの誰であろうと
その冷たさを口にする事が出来
なにより
その水には持ち主というものが無い…

そんな須原には水のほかにも
広く知られた郷土民謡と踊りがある…

♪ハ~ヨイソレ
木曽の須原で自慢のものは ホイ
須原ばねそと定勝寺…

この賑やかな「よいこれ」と
「竹の切株」「甚句」という三曲は
いづれも楽器を使わぬ地唄で歌われ
盆踊りで「ばねそ」として踊られる…
「ばねそ」とは
跳ねて踊るという意味で
六百年前に京都から伝わったという…

由来を同じくするものは
木曽全域で数十種にもなるというが
この須原のばねそは
その中でも最も古いというのが自慢…

そんな話を聞きつつ
水船で水を酌んだそのその後の
「気をつけて…」の大声と
見えなくなるまで手を振ってくれた
初老の夫婦の優しい姿が
いまもこの目蓋から離れようとしない…


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ド無能!奇跡の再会!

2015年06月22日 | 日記
三留野から野尻に抜ける辺りだったか…
「ノブさぁぁぁ~ん!」
と誰かに大声で呼ばれる声が聞こえた…
「ホワッツ?」と思い
三六〇度マックスで振り返ってみると
(首折れるっちゅうねん!)
向こうから走って来るのはなんと
ドムノーさんじゃないですかぁぁぁ~!

出たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!

因みにこのドムノーさんという御方は
かつて所属した
ジェロニモレーベルというバンドにて
神のモグラ叩きと讃えられた
伝説のドラマーなんで御座いまして候!

とあるフェスなんかでよく一緒になり
彼はステージを僕は焚火奉行をと
楽しい日々を面白く過ごしたりしたが
ここ数年は互いに気配すら感じづ
前に会ったのは確か
寂しさ漂う福島原発制限区域のすぐ傍
その時もドムノーさんが
僕のことを見つけてくれて
大声で名前を呼んでくれたんですぞい!

しかしまさかこんなとこで会えるとは
世の中広いようで狭いようで…
ハッキリ言って驚きのサップライズ~!

これからマッハで大阪へ帰るらしいが
多少の名残惜しさはこらえつつ
くれぐれも酒を飲んで運転しないよう…

次はそうやすやすとは見付からないぞ!


そんなドムノーさんが去った後
ふと思った…
最近ドラムを叩いてないという一言が
少し寂しかったなぁ…

でもそれもドムノーさんの人生
きっと
もっと楽しい事を見付けたに違いない…