徒歩日本二周目(≧∇≦)只今関東地方!

昨日は今日の物語 今日の後に今日は無し…

嬉涙!中仙ド真ん中のバカ野郎!

2015年06月25日 | 日記
「あそこの荷物は、あなたのですか…」
日に焼け過ぎて
夜は透明人間化するであろうその人は
放り投げてある僕の荷物を見て
そう声をかけてきた…

名古屋の大学を出るまで街中に暮らし
卒業後は就職が無く
偶々参加したセミナーの縁で
諏訪の花農家で働く事になったが
その仕事が心を満たしてくれる事無く
ほどなく退職
ちょうどその頃
助手探し中の茅葺き職人の親方がいて
「これだ!」と思い
今では順風満帆な田舎暮らしを満喫の
そのお兄さん…

毎度毎度に声をかけられるが
そのたび聞き役に回っているソレガシ
しかし己の素姓を語るより
知らない誰かの物語を聞く方が面白い…
この人もそういう人だった…

人間ひとりが生涯を過ごす世界なんて
たかだか知れた狭い世界…
名所景勝を回るより
己の知らぬ物事の語り部に会うほうが
その日一日が身になり骨になる…

あまりに面白く
些か長話に付き合わせてしまった様で
彼はその後
現場のある福井へと軽トラを走らせた…

僕はと言えば荷物はそのままに
近くの有名な岩場を見に行ってみたが
戻って来たらクリビツ仰天の極み!
荷物の上に袋いっぱいのおにぎり三昧!

茅葺き屋の彼か…

結局互いに名乗りもしていなかったが
刻んでくれたよ、思い出に…

うれし涙のバカ野郎ぉぉぉぉぉぉぉ~!


そんな僕のすぐ傍の立石には
それぞれ、京へ六十七里二十八町
江戸へ六十七里二十八町と書いてある…

ここが中仙道の丁度ド真ん中にあたる…



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結びつかねぇ事がある…

2015年06月25日 | 日記




木曽義仲って知ってます?
木曽で挙兵し倶利伽羅峠で平家を破り
京から平家を駆逐した人なんですが
ぶっちゃけ
頼朝とか義経とは従兄弟にあたる間柄…

その義仲が挙兵したのがこの八幡宮で
元々その居館があったらしいのですが
話はそこではナッスィング!

平家打倒のその戦い
実は義仲の傍には常に女性の姿があり
名を「巴」
絶世の美女であったとの呼び声高いぃ!
更に!武芸にも秀でた女傑麗将
古き物語にもその姿が数多く描かれる…

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
巴は色白く髪長く容姿誠に優れたりぃ!
強弓精兵一人当千の強者ぉ!

う~ん…
絶世の美女の女傑ぶりが表れてますね…
さらに
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
大力で評判の敵将が現れると
馬を押し並べて引き落とし首を切った!

なるほど、すこっぶる強ぉ~い!
さらに
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
左右から襲いかかって来た武者を
左右の脇に挟み込んで絞め
二人の武者は頭がもぎれて死んだぁ~!

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~い!
さすがにこのレベルまでくると
美女のイメージに
かなりの疑いを持つようになりますぞ!

いくらなんでも素手で首をもぎるって
しかも二つ同時に
例えば
AKBの女の子達が同じ事をしてたら
絶対ドン引きしますからねぇ!

でも、絶世の美女なんですもんね…

だけど、ちょっと怪力残虐過ぎな気も…
絶世の美女なのに…
そこがどうもキャラのまとまらない所…

因みに巴ヶ淵と呼ばれる木曽川流域が
集落の外れの外れにあり
かつて巴が水練をして
山々を駆け回り武芸を磨いた場所だと
伝わってまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~す!

東屋に置いてあった書き込み帳には
「巴御前のように美しくなれます様に」
とかってフレーズも散見しますが
僕の想像する姿はほとんど和田アキ子…

あまりの怪力と絶世の美女とが
どうやっても結びつかないんですよね…

余談ながら
義仲が挙兵した旗挙八幡宮の境内には
義仲の出陣をも見送った
樹齢千年になる欅の巨木が御座候…
落雷に傷つきながらも
なお濃緑の葉を伸ばし続けるその姿は
まるで
武将達の悲劇を語り継ぐようでもある…

歴史とは
その半分以上が悲しい話なんですよね…




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