棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

春の嵐のような風

2009-02-08 17:53:36 | 山郷の暮し
時おりゴーーと響き、屋根がバラバラと鳴る。目の前の桜の枝が大きく揺れる。
強い西日に照らされた小枝が白々と輝き、まるで秋の日差しのようだ。枝の動きがピタリと止まる。谷は静まりかえり、最前の強風がうそのようだ。
5時ごろ、机に差し込んでいた光が、しだいにオレンジ色に変わりだした。
アトリエから見えるアルプスの一部、名も知らない峰に太陽が沈んでいった。
谷はたちまち昼間の光を失い、車のヘットライトが冷たい光の帯をつくっていく。
今夜は月齢13日で明日は満月。満月よりも趣を感じます。。

2-絵師・良秀 地獄変より

2009-02-08 08:33:08 | 大人の童話

大殿は豪放快楽にして、人々はその度量の大きさに感服しいたのでございます。
政にたずさわる高官は当然ながら、当代一流の文人墨客が出入りし、毎夜盛んな宴が繰り返されておりました。
 お座敷での談義や祝宴に参加できることが、人々の誉れでした。
富と権力にむすびついていくことでもあり、お庭先までお客様がお待ちでございました。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本