春一番

今朝の6時ごろ屋根がドカーンと・・。ナナナナなにごとか！それっきり静まりかえり何事もない。
そのうちに遠くからゴーーとうなる音がちずいてくると、カランカランとけたたましい響き。
ソオ言えば天気予報で「春一番」になるかもしれないと報じていた。
青空ではないが生暖かく、すでに８度もある。（ａｍ9）
裏山の峰の木々かざわざわと揺れ、目には見えないが、大入道が枯れぱを吹き上げながら一目散に駆け下りてくる。バラバラと小枝が吹き飛んできた。
宮沢賢治の話に、こんな様子があったなーー。
カランカランとサクラの餌さ鉢がころがっていった。


春一番　作・絵　りゅうおうまる
暖かい風に　森の奥深く眠っていた大入道　ガバッ！と起き大声で叫んだ。
「はらへったーーー」　あっちこっちの山や森リから　入道達が起き出し
「はらへったー。はらへったー」入道たちは　いっせいに里に駆け下りて
あたりかまわず　食い物を探し回った

７―絵師-良秀

良秀-7
絵師にとっては宝物が奪われた思いだったのでしょうか。ことあるごとに、お暇をいただけないかと請願いたしておりました。
　私どもにしてみれば、お屋敷にご奉公できること事態、末代の名誉なことであるというのに・・・。そのひとつをとってもおそれおおく、尋常な親とはとても思えませんでした。