棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

雪が降ってきた

2009-02-27 17:49:31 | 山郷の暮し
細かいながら雪がさんさんとふってきました。谷は鉛色にかすみ、みるみる畑も屋根も白色に変わっていきます。
目の前のサクラの木には小鳥一羽も飛んできません。こんな小鳥のお喋りが聞こえない雪降りは、かなり積もりそうな気がします。
眼下の国道254からの車の走行音が絶え間なく響いてきますが、まだエンカルを撒く黄色の車は出動していません。
柱時計のコチコチという音・ストーブの上の薬缶のたぎる音、そして、どことも知れないかすかな響き、妙に静かな今です。
追記―午後6時
10時ごろから気温が上がったのか、霧雨になり雪はたちまち消えてしまったが、なんとなくサブーーイ一日でした。
「龍王丸下駄飛ばし予報」が当たらなくてホッとしています。
この時期の雨は植物にとってまさに慈雨なんでしょうね。お天道様に照らされると緑の色がふえてくれることでしょう。

7-浮気者の失敗

2009-02-27 09:40:27 | 大人の童話
満座で大はじをかいた好衛門、しばらくのあいだ、からかいのネタにされっぱなしで、女たちも相手にしなくなってしまった。
もはや色事師といわれた面目を失ってしまい、この男から艶話も絶えてしまったが・・・。しかし、三つ子の魂百までも とも申しますので・・・。
作者の言葉 
狂言「因幡堂」の元ネタではなかったかと言われている、徒然草の浮気者物語の一つ。舞台は京都伏見稲荷の午の日の参詣のひとごみでした
口説き落とすには、ひたすら根気 が絶対条件だと申しますが、もてる野郎ってやつはどこか女性にだらしなく、男からすると弱弱しいところがある。こんなところが、女殺し、なんですね。もてない、作者の嫉妬でゴンス。
今日、いい男いい女、そして若き者への情欲も、お金しだい と思いたくはないがそおなのです。お次をお楽しみに
浮気を肯定するわけではありませんが、男の浮気の結末はどこかこっけいさがあり、女の浮気には修羅場が・・・。いやーーどちらともいえませんか。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本