これは以前社員旅行でドイツに行った時の写真です
(仕事柄、このような屋外設置のフェンスや木柵にはすぐに目が行きます)。
欧米の場合、このような「適当にした」と言う雰囲気のフェンスが多いのですが、
これなりの理由があります。
①材料が安い・・・これだけの小径木であれば間伐材ですから
②加工が簡単・・・支柱は横穴をあけるだけ。横木を完全に通す穴だと日曜大工では難しいですが、
この細い木を通すぐらいの穴だったら、ごく簡単に加工ができます。
③組み立てが簡単・・・小学生レベルです。
④便利・・・・すぐに外せます(羊等の飼育動物を出し入れするのに便利)
ところが、欧米の場合、日本とは異なり、
こんな適当なフェンスでも支柱の上は斜めにカットして水が流れるようにしています。
支柱の上が平ですと、どうしても雨の水が滞留しそこから腐りますので、
頭を斜めにするかどうかだけで耐久年数は2倍になります。
やっぱり屋外での木の使い方は欧米の方が上かなと思うところです。