木・うんちく

木材と人間の関わりを考えて思うままに・・・

176. 玄関横門扉の補修

2018-06-04 13:26:27 | ウッドデッキ


弊社は基本的に屋外用木製構築物の製作会社です。
水車のご注文があれば、喜んで製作させて頂きます。
また、大阪の某テーマパークの屋外木製施設のほとんどは弊社が設計施工をさせて頂きました。

基本的に工務店さんがされる仕事(住宅の増改築)は、弊社としては仕事はしませんが、
この門扉などは弊社がするか工務店さんがするかのボーダーラインの仕事です。

今回の仕事は弊社の社長が47年前に入社した総合商社の大先輩のお客様からのご依頼です。
玄関横の庭に通じる門扉が開け閉めすると、
バラバラになりかねない状態だったので補修することになりました。

これが施工前の前と後ろの状態です。かんぬきも壊れてしまっていたので、市販の金物で固定されていました


なるべく元の状態に近いように、また建物の雰囲気と合うように考えて、
できるだけ元の材料を使うようにしましたが、
張り替える板は高耐久のレッドシダーのクリアー材で人工乾燥したものを使用。
軽くて狂いがありませんので、このような微妙なところに使うのには最適です。
かんぬきもレッドシダーで新しく作り直して、元の色に近い濃い木材保護塗料で塗装して無事完成しました。


塗装した色も、周りの雰囲気とぴったりの和風扉の完成です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

175.レッドシダー格子の経年変化

2018-06-04 12:35:49 | ウッドデッキ


この写真は10年前に施工したレッドシダーの縦格子です。
(見えないですが、中の構造はウリンです)

それが10年経過するとこのようになります。
樹木が成長したのが分かります。


レッドシダーは塗装すると綺麗になりますが、塗装しなしくてもそれなりの味があります。
弊社はこのような仕事をしていますが、木のフェンスはご自宅の雰囲気やご希望を聞きながら、
横板タイプにするか、このように縦格子にするか等々考えて提案をさせて頂きます。
(詳しくは担当者ブログで施工時から数回に渡った経年変化記事をお読みください)

最近はこのようなフェンスを人工木材(合成木材)を使う場合もあり、
大きい建物の場合、設計事務所が人工木材を指定されて工事をさせて頂く機会も多いのですが
人工木材は木材とはまた違う欠点がありますので、それを解決しながら工事するのは実際にはけっこう難しい仕事になります。

弊社は両方の工事をしていますので、お客様と直接させて頂く場合は、両方の欠点をお客様に説明して選択して頂くと、
一般住宅の場合は、ほとんどの場合、木材を選ばれることの方が多いです。
ウォールフェンスご希望の場合こちらのサイトまでお問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする