木・うんちく

木材と人間の関わりを考えて思うままに・・・

4. ウッドデッキは縦張りか横張りか

2012-11-09 16:11:44 | ウッドデッキ


ウッドデッキは、縦張りと横張りはどちらが良いかをよく聞かれますが、
通常はどのエクステリアメーカーも縦張りが標準です。
これはデッキの奥行きはほとんどの場合は3.6mまでですが、
間口はかなり大きくなる場合がよくあります。
この時に縦張りであれば床下で構造材をジョイントしますので床板をつなぐ必要がなく綺麗に仕上がります。
又縦張りの場合は床下の大引きは建物と平行になりますので、
大工さんが工事をする時に窓のサッシを基準に平行をとることができ、作業が楽になります。


これに対してアメリカやカナダの場合は、
デッキの床下構造の関係から基本が横張りとなります
(詳しい説明をご希望の方は弊社のサイトにお問い合わせ下さい)。
つまり横張りか縦張りかの差はデザイン上の問題ではなく、
施工上の都合の要因が大きいと言うことです。

キットデッキの場合は間口が長い場合は、床板をジョイントしなくて良いので縦張りをお勧めしますが、
そうでない場合は、組み立て上は縦張りも横張りも作業的には変わりませんので、どちらでも問題ありません。
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3. 本立てを作る

2012-11-09 16:07:37 | ウッドデッキ

中学生年代の子供達に木工を教えることになり、
1時間は木材の講義をして、3時間で製作して、完成できるものと言うことで考えました。

・・・・と言うより私が中学の時に技術家庭の時間で習った本箱ですが、
当時、このような合理的な構造にいたく感激した記憶があり、
これをそのまま使わせてもらいました。

日本人の感覚では斜めのものを使うと言うか、
三角形を形の中に入れると言う発想がなかなかないのですが
(住宅に筋違を入れると言う発想も明治以降の考えですから)、

この本立ては簡単に作ることができて、丈夫で、しかも使いやすい。
中学生に教えるのにはなかなか良い作品だと思うのですが、
調べても今の教材にはないようです。
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2. カヌーを作る

2012-11-09 16:04:58 | ウッドデッキ


「ボーイスカウトの高校生が一日で製作できて、
費用が安くて、
それでいて四万十川を無事下って来ることができる強度を持つカヌー」
と言うコンセプトで考えたのがこのカヌーです。

シート張りのようなものでは浅瀬では破れてしまうので、
ヘビーな使い方をしても壊れない丈夫さと、
何せ一日で製作できる簡便さが必要でした。

3次元の曲線では高校生の日曜大工ではかなり難しいので、
9mmのベニヤ板を2次元に曲げて作る単純な形式にしました。

つくづく木材と言うのは扱いやすい素材であることを実感します。

ちなみにカヌーとしてちゃんと機能しただけでなく、
ひっくり返して晩餐のダイニングテーブルになり、
夜はベッドになったそうです。

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