ドルゴンはまたもやユアルを助けた。
サイチーヤーは娘を助けてくれたと感謝して酒をすすめる。
ドルゴンは「水くさい 身内も同然である 感謝など不要だ」 」
ウクシャンは「シャオユアルも幸せ者だ」と言うと複雑な顔になるドルゴン
「シャオユアルはもうすぐ来るのでお待ちを、 」ウクシャンが言うと
「さっきの賊たちが又襲ってこないか心配だ ドド戻って備えるぞ」と言い
そそくさと席を立った。
ユアルが賊の正体を知っているのかウクシャンに尋ねると
「アクラに決まっている!」驚くユアル「なぜ アクラが?」
「ハイランチュウが寵愛されれば アクラに後ろ盾ができたのも同然
ドルゴンを味方に引き入れるのよ」サイチーヤーはウクシャンに言う
「それはシャオユアル次第だ」
そこへシャオユアルが入ってきた ドルゴンを探すシャオユアル
「焦るな じき結婚するのだぞ」
サイチーヤーはシャオユアルに「愛情をすべて表にだすのではなく神秘的でいること」
シャオユアルは意味がわからないと言う ユアルにも分かるのかと聞くが
サイチーヤーは「分かっていれば 今のように肩身が狭くないはずだ 」
黙って下を向いているユアル
外に立っているユアルを見かけたドルゴンが近づいた。
「なぜ あの場に? 」
「偶然だ! 戦から戻って君の近況を知ったが 会いに行く機会がなかった。
悲しむな世界中が君を裏切っても 私は永遠に君の味方だ」
ドルゴンと視線を合わすと「ドルゴン ありがとう」素直に言う
その2人を 肩をさすりながら 唇をかみしめながら見ているアクラ
シャオユアルは大木に向かって
「天よ 私は結婚するのよ 幸せになるわ」手を合わせながら声高らかに叫ぶ。
その時 近くで寝転がっていたドドは 素早く木に駆けのぼり 木の実を採って
シャオユアルに差し出した。
差し出した木の実を投げ捨てたシャオユアルは「誰が取ってといったのよ!」
「君のために摘んだんだよ」
「その実は自分で摘んでこそ願がかなうのに 余計な事をしないで 」シャオユアルは怒り 帰ろうとする
知らなかったんだと謝りながら シャオユアルを追いかける。
「単なる迷信だ! それなら私が願をかなえてやる 」ドドが言うと
「いいわ 私に詫びたいのなら あの木の実を全部摘んで!」「お安い事だと」
と木に登るドド ハチの巣を落としたばかりに蜂の大群に追いかけられて逃げる2人
蜂に刺されたドドを見て その様子を面白がって笑うシャオユアル
「君の名は?」「チチカ」 ドドは気にいったみたいだ。
婚礼の祝をユアルから受け取るとシャオユアルは
叔母上(サイチーヤー)が色々説教すると愚痴をこぼす。
「従姉上(ユアル)はハンを飼いならしているのか?」と聞く
「分からないし 飼いならす気もない彼の望みどおり従うわ 」さみしげに答える。
「つらくないか?」「心から好きなら 幸せを願うもの つらくても本望だわ」
そして「ドルゴンはいい人よ 嫌な思いをさせたら 私がお仕置きする」ユアルは言うが
シャオユアルは不安そうに
「怖いのは愛されないこと 盛京で会った時彼は私に目もくれなかった
まるでチュオリンがハイランチュウの事しか見てなかったように 」
ドルゴンの気持ちを知っているだけに 複雑なユアル
「従姉上は彼と仲が良いのね 彼のことをもっと教えて、」
ユアルは今までのドルゴンの事を語る その表情は明るく 愛している人を語るみたいだ。
ユアルはハタッと気がつき
「シャオユアルよりも喜んで彼の話をしている」心で思うのだった。
(いつの間にか ドルゴンをたよりにしているのよね)
宴の夜
蜂に刺された顏を面で隠し チチカを探していると「女を探しているのか」
ドルゴンに見破られたドドは「チチカという名前の女を知っているか」と問う
「きっと名前のとおり花のような娘だな 惚れたのか? 応援するぞ 」
照れくさそうに笑うドド
面を付けたまま チチカを見つけたドドは「チチカ」「誰?」
「私だよ 分からないのか?」ドルゴンと勘違いしたシャオユアルは嬉しそうに恥じらう。
「踊ろう」の言葉に素直に従うシャオユアル
その頃 ユアルを見つけたドルゴンは「一緒に踊ってくれ」と踊り出す
(他の女と婚約しても なおも恋する女と踊る心境 複雑だわね、)
踊り終えて 面を取ったドドの顔をみたシャオユアルは「あなたなの?」と驚き逃げ出す
追いかけるドド
シャオユアルはユアルを捕まえ「さっき、、」話そうとした時 ドルゴンが現れ
ユアルはシャオユアルが結婚相手だと紹介した。
ドドもやってきてチチカがシャオユアルだと分かり驚く。
アクラがリンダン・ハーンの使いだと 乗り込んできた。
贈り物だと差し出したのは「“ 羅刹像” 家に置くと悪魔を追い出すらしい 邪気を持って邪気を祓うわけだ
良くみると大福晋と幾分 似ているな」アクラの言葉に
「不吉な者達が消え いまや我が家は平穏だ 自分のために持っていけ」ウクシャンが負けずにこたえる。
その言葉にムカッとするアクラ
その時 ドルゴンがさえぎった。
「待て! 大福晋 今日は私とシャオユアルの婚約の日 騒ぎを起こすものは許さん!」
「その通り 」ウクシャン
「アクラ 」と言いながらアクラの肩をつかむドルゴン 一瞬表情が変わるアクラ
すぐさま笑みを浮かべると「 祝いの品は届けました 失礼しました」と去り際
羅刹像を投げ捨てた。
ドルゴンはユアルを襲った賊はアクラだと確信した。
シャオユアルとともに盛京に戻るユアルは サイチーヤーからジャジャへの
贈り物を持たされ ジャジャの前では従順を装え と言われる。
ユアルは頼もしげにドルゴンを見つめるシャオユアルの手を取り
「 本当に好きなのね 英雄も悲しむ時があるし 女の人の愛が必要だわ
彼はいい人よ大切にしてあげて 」
「私の事よりドルゴンの事を心配するの?愛してくれたら私も大切にするわ」
途中再び賊に襲われた。その賊の矢を受けたのは賊の一味かと思ったアクラだった
ドルゴン達は以前の山賊とは違うようだと思うが アクラの顔の表情をうかがう
ハイランチュウのもとへ鳩文が 「計画は失敗した」
にがにがしく文を破り捨てるハイランチュウ
ジャジャとハン
「シャオユアルとドルゴンの結婚はホルチン部の中も強まることだから 良い事だ」
ハンは「ウクシャンとアクラのどちらを支持すべきだ?」 考えるジャジャ
サイチーヤーがハンへ口添えするよう 贈り物をしてきた時のことを思い出し
「一長一短かと 立場で言えばウクシャンだけど アクラほど兵を指揮できない
ウクシャンを激励し、同時にアクラを重用すれば 2人とも忠誠を競い合う
それが一番の選択だ」 ジャジャの言葉に
ハンはそれは名案 君がいれば何事も安心 とジャジャをほめる
(どちらも上手に操れと言うのね まーあ 内助の功なれど
ハンがこのぐらい思いつかないとはね )
悲鳴とともに ヤーチュンの自殺の場に遭遇したハイランチュウは
すぐさま助け出した。ヤーチュンのそばにあった布をかぐとすぐ
たもとに隠した。
腰を抜かして座り込んでいるのは 嘘の証言した宮女だった
亡くなったと 宮女に伝えると駆け寄ってきて「こんなバカな事を、、」と
しらじらしく泣いた。
「福晋は自害したの?」「御子を失ってから 何度も自害を図っていた」と言う宮女の言葉に
嘘だと分かったハイランチュウは私が処理するから下がれ と命じる。
宮女の枕元にヤーチュンの幽霊が現れ 恐怖におびえる宮女
「大福晋の命令でしたことだ 恨むのなら大福晋を恨んでください。」と口ばしった。
その幽霊騒ぎはハイランチュウが仕組んだ事だった。
ハイランチュウはジャジャのとこへ赴いた。
ジャジャはアクラかウクシャンかどちらを推すか ハンが決めることだと言う
「大福晋の悩みを解決したら 考え直していただけますか?」
そういうと宮女を目の前に連れてきた。
「ランリンアル(宮女)に命じてヤーチュンを陥れたとか ユアルを流産させ
それをヤーチュンの仕業に見せかけ それまたヤーチュンの精神を錯乱させた」
冷やかに言うハイランチュウに対して
顔色変えずジャジャは
「他人の話を真に受けすぎね 単純だこと 証拠もないうえ 一介の宮女の話なんて誰が信じるの?」
「大福晋は後宮の主ですから 誰もたわ言だと信じないでしょう。でも噂とは怖いもの
もし少しでもハンの耳に入ろうものなら? ユアルとドルゴンの事をまだ覚えていますよね」
ハイランチュウの言葉に少しも動じないジャジャはうすら笑いを浮かべると
「ハンと私は長年の夫婦の絆がある 簡単に揺らぎはしない そんなことで私を脅かす気なら
己の首を絞めるわよ 」と静かに威圧する。
ハイランチュウも負けずに「大福晋を脅すなんて滅相もない」と言いながら人払いを頼む
2人になったとこで ハイランチュウは 「私達は草原で自由に生きてきた ある人のため捕らわれの身も同然となった」「ハンのためなら光栄よ」「ハンでなく父上だ」
叔母上はホルチン部の繁栄のため 後宮で1人闘われている 父上の命令を遂げるために
正室であっても ユアルの踏み台でしかない 父上が推したいのは叔母上でなくユアルだ」
「兄上がどうであれ ハンは私を選ぶ 私は後金の大福晋よ 」
直も続けるハイランチュウの言葉を遮ると
「魂胆は分かっている 私にアクラを支持させたいのであろう? 私を操ろうなんて百年早いわ 」
声をあらげて言うジャジャに
「私と叔母上は良い関係ではないけれどサイチーヤーは共通の敵
目的のためなら手を組むべきだ」「私の目的は何?あなたは?」
「あなたは権力!私は復讐です サイチーヤーは母とチュオリンを殺した!
アクラを守るため復讐すると誓った。」
だが信じられないと言う風に 「サイチーヤーみたいに結局は敵対するのではないか」と
言うジャジャに向かって首飾りを見せ
「彼はまだ私の心の中で生きています 他の男が入る余地はありません」
「ハンを何だと思っているの」怒るジャジャ
「隠すことはない すべては復讐のためです 復讐を遂げれば後宮から去ります
寵愛を争うこともない」考えるジャジャ
「いいわ 私も賭けましょう あなたとチュオリンの愛に、、 」ほほえむ2人
(ユアル 一番信じている2人に裏切られるのかしらね)
ハイランチュウは宮女を利用しようと思い 助ける
そしてハイランチュウは懐妊「男の子を生んでくれ と喜ぶハン
だが ハイランチュウは密かに涙を流しチュオリンに 許しを請う。
「これも 復讐のためだと、、」
ドルゴンはシャオユアルと婚礼
やりきれないドルゴンは酒に酔う 止めるドド
「密かに思わせてくれ お前には分からん!」と叫ぶドルゴンの目に涙
ドドも又悲しげに「分かるさ 愛してはならない人を愛した」酒を飲む。
酒の量とともにシャオユアルがユアルの顔に見える
「君なのか?ずっと君が恋しかった 君は私のものだ」
そう言いながら シャオユアルを抱く
目覚めたドルゴンは早々に 公文をみてくる と出て行った。
不安を覚えるシャオユアル 外の物音に気がつき出てみると
あの木の実が二つ置いてあった。
それがドルゴンが置いたと思ったシャオユアルは喜んで手にした。
ドドは蔭ながらシャオユアルの幸せを願う。
(悲しい悲恋物語です 誰ひとりとして恋が成就していないわ)
サイチーヤーは娘を助けてくれたと感謝して酒をすすめる。
ドルゴンは「水くさい 身内も同然である 感謝など不要だ」 」
ウクシャンは「シャオユアルも幸せ者だ」と言うと複雑な顔になるドルゴン
「シャオユアルはもうすぐ来るのでお待ちを、 」ウクシャンが言うと
「さっきの賊たちが又襲ってこないか心配だ ドド戻って備えるぞ」と言い
そそくさと席を立った。
ユアルが賊の正体を知っているのかウクシャンに尋ねると
「アクラに決まっている!」驚くユアル「なぜ アクラが?」
「ハイランチュウが寵愛されれば アクラに後ろ盾ができたのも同然
ドルゴンを味方に引き入れるのよ」サイチーヤーはウクシャンに言う
「それはシャオユアル次第だ」
そこへシャオユアルが入ってきた ドルゴンを探すシャオユアル
「焦るな じき結婚するのだぞ」
サイチーヤーはシャオユアルに「愛情をすべて表にだすのではなく神秘的でいること」
シャオユアルは意味がわからないと言う ユアルにも分かるのかと聞くが
サイチーヤーは「分かっていれば 今のように肩身が狭くないはずだ 」
黙って下を向いているユアル
外に立っているユアルを見かけたドルゴンが近づいた。
「なぜ あの場に? 」
「偶然だ! 戦から戻って君の近況を知ったが 会いに行く機会がなかった。
悲しむな世界中が君を裏切っても 私は永遠に君の味方だ」
ドルゴンと視線を合わすと「ドルゴン ありがとう」素直に言う
その2人を 肩をさすりながら 唇をかみしめながら見ているアクラ
シャオユアルは大木に向かって
「天よ 私は結婚するのよ 幸せになるわ」手を合わせながら声高らかに叫ぶ。
その時 近くで寝転がっていたドドは 素早く木に駆けのぼり 木の実を採って
シャオユアルに差し出した。
差し出した木の実を投げ捨てたシャオユアルは「誰が取ってといったのよ!」
「君のために摘んだんだよ」
「その実は自分で摘んでこそ願がかなうのに 余計な事をしないで 」シャオユアルは怒り 帰ろうとする
知らなかったんだと謝りながら シャオユアルを追いかける。
「単なる迷信だ! それなら私が願をかなえてやる 」ドドが言うと
「いいわ 私に詫びたいのなら あの木の実を全部摘んで!」「お安い事だと」
と木に登るドド ハチの巣を落としたばかりに蜂の大群に追いかけられて逃げる2人
蜂に刺されたドドを見て その様子を面白がって笑うシャオユアル
「君の名は?」「チチカ」 ドドは気にいったみたいだ。
婚礼の祝をユアルから受け取るとシャオユアルは
叔母上(サイチーヤー)が色々説教すると愚痴をこぼす。
「従姉上(ユアル)はハンを飼いならしているのか?」と聞く
「分からないし 飼いならす気もない彼の望みどおり従うわ 」さみしげに答える。
「つらくないか?」「心から好きなら 幸せを願うもの つらくても本望だわ」
そして「ドルゴンはいい人よ 嫌な思いをさせたら 私がお仕置きする」ユアルは言うが
シャオユアルは不安そうに
「怖いのは愛されないこと 盛京で会った時彼は私に目もくれなかった
まるでチュオリンがハイランチュウの事しか見てなかったように 」
ドルゴンの気持ちを知っているだけに 複雑なユアル
「従姉上は彼と仲が良いのね 彼のことをもっと教えて、」
ユアルは今までのドルゴンの事を語る その表情は明るく 愛している人を語るみたいだ。
ユアルはハタッと気がつき
「シャオユアルよりも喜んで彼の話をしている」心で思うのだった。
(いつの間にか ドルゴンをたよりにしているのよね)
宴の夜
蜂に刺された顏を面で隠し チチカを探していると「女を探しているのか」
ドルゴンに見破られたドドは「チチカという名前の女を知っているか」と問う
「きっと名前のとおり花のような娘だな 惚れたのか? 応援するぞ 」
照れくさそうに笑うドド
面を付けたまま チチカを見つけたドドは「チチカ」「誰?」
「私だよ 分からないのか?」ドルゴンと勘違いしたシャオユアルは嬉しそうに恥じらう。
「踊ろう」の言葉に素直に従うシャオユアル
その頃 ユアルを見つけたドルゴンは「一緒に踊ってくれ」と踊り出す
(他の女と婚約しても なおも恋する女と踊る心境 複雑だわね、)
踊り終えて 面を取ったドドの顔をみたシャオユアルは「あなたなの?」と驚き逃げ出す
追いかけるドド
シャオユアルはユアルを捕まえ「さっき、、」話そうとした時 ドルゴンが現れ
ユアルはシャオユアルが結婚相手だと紹介した。
ドドもやってきてチチカがシャオユアルだと分かり驚く。
アクラがリンダン・ハーンの使いだと 乗り込んできた。
贈り物だと差し出したのは「“ 羅刹像” 家に置くと悪魔を追い出すらしい 邪気を持って邪気を祓うわけだ
良くみると大福晋と幾分 似ているな」アクラの言葉に
「不吉な者達が消え いまや我が家は平穏だ 自分のために持っていけ」ウクシャンが負けずにこたえる。
その言葉にムカッとするアクラ
その時 ドルゴンがさえぎった。
「待て! 大福晋 今日は私とシャオユアルの婚約の日 騒ぎを起こすものは許さん!」
「その通り 」ウクシャン
「アクラ 」と言いながらアクラの肩をつかむドルゴン 一瞬表情が変わるアクラ
すぐさま笑みを浮かべると「 祝いの品は届けました 失礼しました」と去り際
羅刹像を投げ捨てた。
ドルゴンはユアルを襲った賊はアクラだと確信した。
シャオユアルとともに盛京に戻るユアルは サイチーヤーからジャジャへの
贈り物を持たされ ジャジャの前では従順を装え と言われる。
ユアルは頼もしげにドルゴンを見つめるシャオユアルの手を取り
「 本当に好きなのね 英雄も悲しむ時があるし 女の人の愛が必要だわ
彼はいい人よ大切にしてあげて 」
「私の事よりドルゴンの事を心配するの?愛してくれたら私も大切にするわ」
途中再び賊に襲われた。その賊の矢を受けたのは賊の一味かと思ったアクラだった
ドルゴン達は以前の山賊とは違うようだと思うが アクラの顔の表情をうかがう
ハイランチュウのもとへ鳩文が 「計画は失敗した」
にがにがしく文を破り捨てるハイランチュウ
ジャジャとハン
「シャオユアルとドルゴンの結婚はホルチン部の中も強まることだから 良い事だ」
ハンは「ウクシャンとアクラのどちらを支持すべきだ?」 考えるジャジャ
サイチーヤーがハンへ口添えするよう 贈り物をしてきた時のことを思い出し
「一長一短かと 立場で言えばウクシャンだけど アクラほど兵を指揮できない
ウクシャンを激励し、同時にアクラを重用すれば 2人とも忠誠を競い合う
それが一番の選択だ」 ジャジャの言葉に
ハンはそれは名案 君がいれば何事も安心 とジャジャをほめる
(どちらも上手に操れと言うのね まーあ 内助の功なれど
ハンがこのぐらい思いつかないとはね )
悲鳴とともに ヤーチュンの自殺の場に遭遇したハイランチュウは
すぐさま助け出した。ヤーチュンのそばにあった布をかぐとすぐ
たもとに隠した。
腰を抜かして座り込んでいるのは 嘘の証言した宮女だった
亡くなったと 宮女に伝えると駆け寄ってきて「こんなバカな事を、、」と
しらじらしく泣いた。
「福晋は自害したの?」「御子を失ってから 何度も自害を図っていた」と言う宮女の言葉に
嘘だと分かったハイランチュウは私が処理するから下がれ と命じる。
宮女の枕元にヤーチュンの幽霊が現れ 恐怖におびえる宮女
「大福晋の命令でしたことだ 恨むのなら大福晋を恨んでください。」と口ばしった。
その幽霊騒ぎはハイランチュウが仕組んだ事だった。
ハイランチュウはジャジャのとこへ赴いた。
ジャジャはアクラかウクシャンかどちらを推すか ハンが決めることだと言う
「大福晋の悩みを解決したら 考え直していただけますか?」
そういうと宮女を目の前に連れてきた。
「ランリンアル(宮女)に命じてヤーチュンを陥れたとか ユアルを流産させ
それをヤーチュンの仕業に見せかけ それまたヤーチュンの精神を錯乱させた」
冷やかに言うハイランチュウに対して
顔色変えずジャジャは
「他人の話を真に受けすぎね 単純だこと 証拠もないうえ 一介の宮女の話なんて誰が信じるの?」
「大福晋は後宮の主ですから 誰もたわ言だと信じないでしょう。でも噂とは怖いもの
もし少しでもハンの耳に入ろうものなら? ユアルとドルゴンの事をまだ覚えていますよね」
ハイランチュウの言葉に少しも動じないジャジャはうすら笑いを浮かべると
「ハンと私は長年の夫婦の絆がある 簡単に揺らぎはしない そんなことで私を脅かす気なら
己の首を絞めるわよ 」と静かに威圧する。
ハイランチュウも負けずに「大福晋を脅すなんて滅相もない」と言いながら人払いを頼む
2人になったとこで ハイランチュウは 「私達は草原で自由に生きてきた ある人のため捕らわれの身も同然となった」「ハンのためなら光栄よ」「ハンでなく父上だ」
叔母上はホルチン部の繁栄のため 後宮で1人闘われている 父上の命令を遂げるために
正室であっても ユアルの踏み台でしかない 父上が推したいのは叔母上でなくユアルだ」
「兄上がどうであれ ハンは私を選ぶ 私は後金の大福晋よ 」
直も続けるハイランチュウの言葉を遮ると
「魂胆は分かっている 私にアクラを支持させたいのであろう? 私を操ろうなんて百年早いわ 」
声をあらげて言うジャジャに
「私と叔母上は良い関係ではないけれどサイチーヤーは共通の敵
目的のためなら手を組むべきだ」「私の目的は何?あなたは?」
「あなたは権力!私は復讐です サイチーヤーは母とチュオリンを殺した!
アクラを守るため復讐すると誓った。」
だが信じられないと言う風に 「サイチーヤーみたいに結局は敵対するのではないか」と
言うジャジャに向かって首飾りを見せ
「彼はまだ私の心の中で生きています 他の男が入る余地はありません」
「ハンを何だと思っているの」怒るジャジャ
「隠すことはない すべては復讐のためです 復讐を遂げれば後宮から去ります
寵愛を争うこともない」考えるジャジャ
「いいわ 私も賭けましょう あなたとチュオリンの愛に、、 」ほほえむ2人
(ユアル 一番信じている2人に裏切られるのかしらね)
ハイランチュウは宮女を利用しようと思い 助ける
そしてハイランチュウは懐妊「男の子を生んでくれ と喜ぶハン
だが ハイランチュウは密かに涙を流しチュオリンに 許しを請う。
「これも 復讐のためだと、、」
ドルゴンはシャオユアルと婚礼
やりきれないドルゴンは酒に酔う 止めるドド
「密かに思わせてくれ お前には分からん!」と叫ぶドルゴンの目に涙
ドドも又悲しげに「分かるさ 愛してはならない人を愛した」酒を飲む。
酒の量とともにシャオユアルがユアルの顔に見える
「君なのか?ずっと君が恋しかった 君は私のものだ」
そう言いながら シャオユアルを抱く
目覚めたドルゴンは早々に 公文をみてくる と出て行った。
不安を覚えるシャオユアル 外の物音に気がつき出てみると
あの木の実が二つ置いてあった。
それがドルゴンが置いたと思ったシャオユアルは喜んで手にした。
ドドは蔭ながらシャオユアルの幸せを願う。
(悲しい悲恋物語です 誰ひとりとして恋が成就していないわ)