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中国ドラマ 宮廷の泪 18話

2014-04-23 22:12:41 | 中国ドラマ
「玉児よ 私のために誓いを立てたのに、なぜ頑なにドルゴンをかばう?
 死んでもいいほどに守りたいのか?」思うハン

牢獄の玉児 ドルゴンと雪だるまを作った日を想い浮かべながら
「ありがとう ドルゴン 私は愛する人を間違えたのね
 でも あなたは私に一途でいてくれる それで十分よ」

(玉児の心には死への恐怖より ドルゴンに想いを馳せているのですね) 

死刑執行の日
外は大雪 鎖につながれている手と足 外へと連れ出される玉児
海欄珠は「玉児」と声をかける
「あなたの仕業ね? 天よどうしてなのです」玉児は天を仰いで叫ぶ 
海欄珠は「雪の日に生まれた2人 私の生まれた時 雪のため家畜が沢山死んだ
 玉児が生まれた日は雪が干ばつを救った。その日から不幸の星と呼ばれた私
 幸福の星として愛された玉児 なぜ天は正反対の運命を与えたの?」
玉児は
「同じ雪だわ 幸運でも不幸でも 太陽の下 消えてしまう
 ハンに深く愛される姉さんがうらやましかった でも分かったの
 ハンの寵愛は雪よりも早く消えるわ あまりに儚い、、あなたは幸せになれるの?」
「どうでも良い ようやく私や母さんの屈辱が晴らせる」と言いながら
「最後に私が見送るわ」と玉児の顔に手をやるが手を払いのける。


 雪の中に座らされている玉児を案じながら
哲哲はドルゴンが少しでも早く 事実をつかんでくるのを
今は遅しと待ちかねている。
あまりの寒さと恐怖で気を失う玉児に駆け寄る哲哲
気を失った状態のまま 死刑執行した方が良いのではないかと言う配下に
「 幸福の星を殺して天罰が怖くないの?後金に災いが起きるわ
 ハンはいつ気が変わるやもしれない!」
怒る哲哲に狼狽した配下はハンを呼びに行く
「もう少しであなたを愛する人が助けに来るわ それまで待つのよ」

ハンが現れた 哀願する哲哲
「玉児 最後の機会だ 名前を言えば解放してやる」
「分かりません」「死にたいのか?」首を横に振る玉児
それを見たハン 「執行せよ」の命
驚く哲哲「やめて!」

そこへドルゴンが到着
宮女と侍衛の亡きがらを見せ「この2人は私通じていたとこを
使者に見つかり殺した 宮女は逃走する際 故意に巾着を残し
福晋に罪を着せた 牢獄の兵を殺したのも侍衛 逃亡したものの
発覚を恐れて自害を図ったようだ 
ドルゴンの報告を聞いていたハンは
「死人に口なしだ 遺書など何の証拠になる 別の者が書いて遺体のそばに置いたかもしれん」
「でしたら巾着も何の証拠になりましょう 遺体のそばに残しただけかも」
ドルゴンは答える「これが真相です 玉福晋に罪はありません」
「2人が自害した以上 辺境国も納得するはずです 双方の友好も守られるのに何が不満なのですか
 それとも 玉福晋が無実では何かと困るため罪を着せるのですか?」
ドルゴンの強い口調に ハンはにやりと笑うと
「よくやってくれた 真相も分かった 玉児を無実だと公表してやろう 
 私の幸運の星を末永く大切にしてやる 私の後宮で一生 安泰に過ごさせよう」と言い
ドルゴンの気持ちを推し量るように 睨みつけるハン

(結局ハンは 玉児を救うためドルゴンが動くであろうと予測していたわけだし
自分の対面も保てる事になる。それが鬼が出るか蛇がでるか)
 

哲哲はドルゴンに礼を言う
 
哲哲と玉児
哲哲は「真実を求めても災いを招くのが関の山」 
玉児は「私は真実が分からないと不安です なぜ私は陥れられたのか 
    きっと姉さんが、、」
哲哲「ハンの信じることが唯一の真実だ 追求しても損なわけだわ」      」
哲哲は「海欄珠が身重の今 ナムチョンが機会を逃さないわけがない
    あなたに機会でもある ハンの寵愛を取り戻すのよ 冷遇されては駄目
    ハンは玉児を許した そして男であり 権力者である」 と玉児に言い聞かせる。
玉児は「寵愛など恐れ多くて望めない 安らかに暮らせば十分」
哲哲は「安らかに暮らすことが 簡単だと思わないで!」
 
海欄珠は卓林(チュオリン)が夢の中で 復讐を急ぐのだぞと言う
ホンタイジの子供を産むつもりなのか とも言う。

薬を持って阿古拉の部屋にいくがいない 寝床にかんざしを見つける 
その頃 阿古拉はナムチョンの寝宮に忍びこむ
「俺が恋しくないのか?」言う阿古拉の頬を叩くナムチョン
「俺が何をした?」「詰めが甘いから玉児は助かったのよ」

ナムチョンと阿古拉は私通していた姿を 泥酔した使者にみられた。
その使者を殺したのはナムチョン 
玉児に罪を着せるべき刺繍巾着を死体のうえに置いた。
「それは阿古拉が殺したの」と言って凶器となったかんざしを
阿古拉に渡した。

ナムチョンが2人を一度に排除するためのしかけた罠にかかった玉児とドルゴン
牢獄にいる玉児をドルゴンが必ず助けに来ると分かっていたナムチョンは
阿古拉にその前に助ける振りをさせる。 そしてホンタイジに密告
ドルゴンが現れた時 ホンタイジ達がやってくる
その筋書き通りに行くと思っていたナムチョン
「それなのに 宮女と侍衛の私通なんて話をでっち上げた
  せっかくの苦労が水の泡だ 」
「ホンタイジを誘惑 恥を知れ!」怒る阿古拉
「嫉妬?そんな資格があるの?」
「君のために命も危険に晒した 君のためなら何でもしてやる
  ホンタイジに体を捧げても 心を捧げていいのは俺だけだ」
「あなたは復讐のため 玉児を殺し 権力のためドルゴンを殺す
 私のためではない 自分のためだわ 私達は利害が一致している
 不服なら手を組まなくても良い なびく男は沢山いるから」
ナムチョンの言葉に唇をかみしめる阿古拉

その2人の会話を聞いていた海欄珠 
阿古拉に「たちの悪いあんな女に溺れるなんて!」せめるが
「これも復讐の為だ 姉さんはどうなんだ もう心に卓林はいないのか!」

哲哲は宮女に銀子を渡していた。
玉児を救うにはドルゴンしかいない
小玉児に聞こえるよう宮女達に噂話をさせたのも 哲哲
彼女の口からドルゴンの耳に入れるようにしたのも哲哲
その筋書き通りに動いたドルゴン
宮女と侍衛を犯人に仕立てて 自害(本当は殺害)させたのも哲哲

海欄珠とナムチョン
海欄珠の体調を案じるナムチョンに 
「出来の悪い弟が心配でね」
「阿古拉が何をしたのか 私が説教するわ」と言う
ナムチョンの前に差し出したかんざし
驚くナムチョン 「一石二鳥のつもりが二羽とも逃がした」
「私の獲物よ 先に声くらいかけて お陰で大福晋に私の仕業だと疑われた」
「勝算があったから黙っていた 大福晋を敵に回しても友の私が付いている」
「友だと思うなら阿古拉を解放して 弟は若いから 誰かに利用されないか心配」
「解放しないのはどちらかしら 彼を説得してくれない?そっとしておいてほしいとね」
「自分の立場も考えず 無責任なことはやめて!」
「怖いのなら これをもって私と阿古拉を訴えたら?」脅しをかけるナムチョン
そこへ哲哲がやってくると いきなり笑顔の2人

ハンは密かに宮女と侍衛の死の原因を調べていた
何も偽りがないとの報告に「今更蒸し返すのも良くない」といいながら
「ドルゴンめ あんな猿芝居には騙されんぞ 誰が後金の主か思い知らせてやる」

無事に解決したことで ドルゴンの功績をたたえながらも
ドルゴンが主将 ドドとホーゲ(ホンタイジの子)が副将で
大凌河城を陥落させよと命令を出す。
ドルゴンは「勝てばホーゲの手柄 負ければ私の責任 ただでさえ大変な戦なのに
子守りを押し付ける 辞退できぬよう私を持ち上げたのだ」
ドドも又「今は大凌河城は鉄壁の要塞も同然 簡単に陥落しないだろう」
長期戦で行こうと言うドルゴンに 駄目だ短期戦で行こうとドドはいう
なぜだ?聞くと「義姉上に一人で子を産ませるつもりか?」「説得する」
「玉児を忘れるのは到底無理なんだろう?だが義姉上は福晋で子供の母になるんだぞ
玉児のために苦しませるな」ドドは説得する。
ドルゴンは小玉児に優しく接するが もうじき戦場に向かうことになると
告げる。不安がる小玉児に 朝廷に仕える身だ 命令ならば仕方がない
母が一番好きだった腕輪だ 嫁に渡せと言った 
つけていてくれ と小玉児の手にはめてやる
「私が悪いのね 遠くへ飛ぶ鷲を愛してしまった 
いくら追いかけても追いつかない だから 家で待つわ」さみしげに言う







中国ドラマ 宮廷の泪 17話

2014-04-23 10:53:05 | 中国ドラマ
ドドはドルゴンが帰りが遅いとなじった。
待ちかねていた小玉児は怖い夢を見たとすがりつく。
「あなたが馬に乗って草原に消えてしまい 私だけが取り残される」
不安な心をぶつける。「怖くはない只の夢だろう」慰めるドルゴン

ドドは頼むから小玉児だけの事を考えると約束してくれ、と訴える
玉児に ドルゴンを束縛しないでくれ 関わらないでくれと頼む
ドドは益々 小玉児の事を想うばかり苦しむ。
そして酒に酔い 「チチカの事は忘れろ 」自分に言い聞かせる
ドルゴンに「兄上よ 許してくれ でも大丈夫 二度と同じ過ちは犯さない
 戦場で敵を蹴散らし 戦場で死ぬと決めた 」「悪い冗談だ、」「冗談ではない 伝えられるのは今しかない」
「何を?」「兄上 私が死んでも悲しまないでくれ 戦場での死は栄誉ある事だろう
 兄上 義姉上を大切にしてくれ 末長く義姉上と幸せに暮らしてくれよ
 頼むからここで私に約束してくれ 」「分かった約束するよ」ドルゴンの言葉に喜びの表情のドド
「本当か?本当なんだな?」涙を流しながら 念を押す。
ふらつく足取りで去っていくドドを見送る複雑なドルゴン


(これまた 悲しい恋ですね 想いを告げることなく 幸せを願う男) 

先日 玉児をからかった 他国の使者が宮殿の中で殺された。
その死体の上には玉児が作った刺繍入り巾着が置かれていた。
ハンは玉児に君が作ったものか? 誰にあげたのか? 聞くと
沢山作ったので分からないと言う
この男を知っているのかと聞くと スマは「先日寺に行く途中で無礼を働いた男だ
幸いにも、、」と言いかけた時 玉児は咎めた。
それを見たハンは「なぜ 止める 何を隠しているのだ」「隠していません」
「昨夜 戻らなかったとか どこにいた」ハンの質問に
「嵐で下山出来なくなり 寺に泊まり 今朝一番に戻ってきた」というと 
ハンは「そうか では本当に何もないのだな?」鋭い視線とともに疑心
「ハンを裏切るような真似は致しません もしお疑いなら悲しいです」
玉児を見据えたままのハン
ハンは玉児を投獄の命を出した。
驚く玉児 スマは無実だと嘆願するが
「しばらく我慢するのだな 他国との友好に関わるゆえ調査する
疑いが晴れるのを待て」
ハンは怒りをぶつけるように 巾着を投げ捨てる。
スマはドルゴンに助けを求めに行く。

哲哲はハンに「玉児が手を下すはずがない」と言う
ハンも又「もちろんだ 」「でも なぜ牢に?」
「玉児が潔白でも何かを隠しているし 断固として口を割らぬ
いつまで強情を張れるか 見届けてやる!」

牢獄の玉児のとこへ兄の呉克善が心配してきた。
玉児が無実だと言うと
「ハンは辺境国との友好を重要視している 明に離間の計を講じられては大変だぞ」
「分かっている でもハンは私を信じようとしない」
「男が女を疑う理由は2つある 1つは金で1つは情 お前が何か隠すから
ハンもお疑いになるのだ。ハンは納得のいく答えを求めている
ハンが不本意のままでは・・父上はハンの支持を得るため一生を捧げた
 お前はホルチン部の希望だぞ だからまた信頼を勝ち取れ」
「自分の保身のために会いに来たの?安心して ハンに信じてもらえないなら喜んで死ぬ」「なぜ 強情になる お前のためでもあるのだ 私が調べてやるから体を大事にしろ」
言い残して帰る呉克善
そこへ覆面をした男が牢を破って入って来る「君は処刑される 早く逃げろ」
玉児は急いで外に出ると 同じように覆面をした男と遭遇「玉児 なぜ外に?」
「あなたは?」「私だ」覆面を取るとドルゴンだった。「仲間は?」「私1人だ」
「さっき 私を連れ出した覆面の人よ?」「まずい 罠だ」と同時に
ハンと配下達が追ってきた。
ハンは私を殺さないからドルゴンに逃げろと言う。
ドルゴンは逃げる途中ハンの投げた刀が当たる。その時落とした金の飾り
再び捕えられた玉児
先ほどの男は?玉児に詰問するハン 分からないとあくまでも言う玉児に
「君は無実だろう 私は殺した者が誰か知りたい 辺境国と友好を進めようとする中
 使者が殺された これは陰謀だ。 
辺境国に対して示しがつきさえすれば 君を追求しない」
「私も知りたい 誰がこんなバカげた筋書きをハンに信じさせたか」
「ドルゴンが黒幕だな?」
「ハンの忠臣であり 貢献してきた彼が裏切ると思いで?」
おもむろに耳飾りを玉児の前に差し出すハン
「私の耳飾り?」いぶかしげる玉児
「私が与えた耳飾りだ なぜ ドルゴンとの密会場所に?」ハンは投げ捨てて
「皮肉なものだな ドルゴンは鷲を使って 耳飾りを返そうとしたようだが
私の手元に届くとはな 君の良さを分かっているから 私は我慢してきたし
奴との件は追求せぬとも約束した。
なぜだ ドルゴンが使者を殺したのは何かの陰謀か?」激しく詰め寄るハン
「本気でそう思われるのなら 私に話すことは何もありません」言い切る玉児
「それで私が引き下がると思うか?」
「ドルゴンを殺す理由など何とでもなる なぜ問い詰めるのですか?」
「君の忠誠を試すためだ!」「試して信じられますか?」怒りをあらわにするハンを前に
「ハンは一度も私を信じたことはなかった 自分が恨めしいです ハンを英雄だと思い込んだ自分が!」玉児も又怒る。 黙って牢を出て行くハン

ハンは考える
ドルゴンは勢力を増し 命令も聞かぬ 天下の母の玉児がドルゴンと親密な仲なら
私がバカを見るも同然だ 

辺境国との仲を悪化させないため 殺害した者を処刑し 族長に示しをつけるべきだと
いう皇子達の案に 玉児を処刑するしかないと言うハン 
哲哲は真っ向から反対する「玉児は無実です」
「投獄されて 助けに来たのは共謀していた何よりの証拠だ」
「何者かが救出を図るとの密告があったそうですね おそらく密告者の狙いは玉児を陥れることです」哲哲は正座すると「正しいお裁きを」
だが ハンは疑いの念を変えようとしない。
ハンと二人きりになると哲哲は
「なおさら殺しては 駄目です 2人の事が都中に知れますよ
玉児によれば 何者か牢から連れ出され、その後ドルゴンが駆け付けたとか
 一時の怒りに任せれば大切な忠臣を失います」説得に耳を貸すことなく
「明日の正午までに吐かねば 玉児を処刑する」ハンの冷たい言葉

(もう嫉妬と意地だね)

落ち着かない哲哲は 宮女の報告を受ける
「使者の寝宮に仕えた宮女が 事件の夜 阿古拉を見かけたとか、」それを聞くと
「やはり海欄珠が玉児を陥れたのだわ」と言う
「姉妹を争わせるのが大福晋の狙いでは」宮女の言葉に
「単なる喧嘩ならともかく命まで奪おうなんて 海欄珠は度が過ぎてる
次に狙われるには私だわ」
「でも海福晋は大福晋に協力を求めたのに 疑うのですか?」
「一緒に育った妹に対しても容赦しないのに 冷たくされた叔母に誠実でいると思う?
玉児は確かに脅威だけど 私を慕ってくれる唯一の子だわ 死なせたくない」
「死なせるものですか!」悲痛な声をあげた。

ドルゴンは刀で破れた服を見て考えていた。
小玉児もそんなドルゴンを見て不安に思う。

ハンに呼ばれたドルゴンは金の飾りを見せられて これをどう思うか聞かれるが
数日前に落とした物 誰かが玉児と私を陥れたのだとしらを切る。
昨夜はどこにいたのか?問うハンに軍営に1人でいたと説明する。
そこにドドが現れ 確かに兄上は軍営にいたと証明する。
「稽古中 右腕を負傷し 数日力が入らない 手が使えないと思い
軍営で酒びたりになっていた。 私の評価が落ちるのを心配した兄上は
昨夜 励ましてくれ 私の面目を保つため秘密にしてくれていた。」と説明する
ハンはドドに本当に一緒だったのか?と念を押す
ドドは 「そうだ! 父上の志はまだ半ばで 十四兄上は後金一の将だ
 大局を考え 我ら兄弟の絆を絶ってはならない」とハンとドルゴンに訴える。
金のかざりを無言でドルゴンに返すハン

外に出ると ドドはいきなりドルゴンに殴りかかる。
小玉児は身重なのに 玉児の事ばかり 玉児のためなら妻子を残して死んでも良いのか?
義姉上に嘆願されなければ助け舟など出すか と怒る

その頃 ハンは「殺した者が見つからぬゆえ 明日の午後 玉福晋を処刑する」
 のお触れを出す。 

哲哲と海欄珠
「海欄花は本来草原に咲く花だったのに 宮殿内で咲き乱れるとは
 まるで夢のような立身出世だわね でも花の命は短い 最後に笑うのは一体誰かしら」哲哲が言うと
「ずいぶん感慨深そうですね」
「あなたと玉児は明暗を分けたわ 感慨深く思って当然よ 玉児が処刑されると
言うのに 何も感じないの?」
「人を殺めれば天罰を受ける 天命に従うしかない」冷たく言う海欄珠
「1つだけ 警告しておくわ 使者の寝宮近くで宮女が阿古拉を見かけてるわ」
一瞬表情が変わる海欄珠
「兄上が兄弟姉妹の争いを見たらきっと嘆くわね」
「父上の死因は今もあいまいです 解明されれば父上も安心するでしょう」
「そうかしら?濡れ衣を着せて何の解明になるの?兄上は部族のために懸命だったわ 部族内で殺し合い、他部族につけいられたらどうする?」
哲哲をにらむと海欄珠は
「心配なく この子が生まれれば安泰です ホルチン部の女が女しか産めないという呪縛も解けましょう 皆が私を誇りに思うのです 何も案じることはありません」
いまだ男の子を生んでいない哲哲を見下げたように言う。

牢獄に閉じ込められた玉児のとこへ小玉児は案じてくる。
「ハンはなんて残酷な事を、、」と心配するも 玉児とのわだかまりは
ぬぐいきれない小玉児は ドルゴンが愛しているのはやはり玉児なのだと確信する
玉児は「私は死んでしまう あなたが愛していれば 彼は誰の手にも渡らない
 ドルゴンを大切に 忠臣の彼をハンは信じようとしない  
彼を愛することがあなたと彼の幸せなのよ」と
ドルゴンを守ってほしいと想いをこめて 涙ながらに言う玉児 うなずく小玉児

小玉児は偶然 宮女達の噂話を耳にする
「殺された使者の当直だった宮女が暇を出されたのは何か知っているからだ」と
急いでそれをドルゴンに伝える 「従姉上の無実が晴らされるかも、、」

海欄珠は薬を持って こっそり阿古拉の隠れ部屋に行く。
阿古拉は「姉さん 玉児とドルゴンは死んだのか?」聞く
「ドルゴンはドドの証言で事なきを得た 玉児は明日の昼 処刑される」海欄珠の言葉を聞くと笑いながら「これで労が報われたな 娘が首をはねられたら どれほど悲しむか」
阿古拉の言葉とは反対に浮かぬ顔の海欄珠「姉さん どうしたんだ?」
「なんでもないわ」と言いながら 思うのは
「ドルゴンと玉児を陥れた人は一体誰なの?」と

(えっ! って感じですよね 当然阿古拉と海欄珠の仕業と思っていますからね
 最初牢獄から出した覆面の男は阿古拉です  罠に陥れるつもりだとは分かっていたけど、