「玉児よ 私のために誓いを立てたのに、なぜ頑なにドルゴンをかばう?
死んでもいいほどに守りたいのか?」思うハン
牢獄の玉児 ドルゴンと雪だるまを作った日を想い浮かべながら
「ありがとう ドルゴン 私は愛する人を間違えたのね
でも あなたは私に一途でいてくれる それで十分よ」
(玉児の心には死への恐怖より ドルゴンに想いを馳せているのですね)
死刑執行の日
外は大雪 鎖につながれている手と足 外へと連れ出される玉児
海欄珠は「玉児」と声をかける
「あなたの仕業ね? 天よどうしてなのです」玉児は天を仰いで叫ぶ
海欄珠は「雪の日に生まれた2人 私の生まれた時 雪のため家畜が沢山死んだ
玉児が生まれた日は雪が干ばつを救った。その日から不幸の星と呼ばれた私
幸福の星として愛された玉児 なぜ天は正反対の運命を与えたの?」
玉児は
「同じ雪だわ 幸運でも不幸でも 太陽の下 消えてしまう
ハンに深く愛される姉さんがうらやましかった でも分かったの
ハンの寵愛は雪よりも早く消えるわ あまりに儚い、、あなたは幸せになれるの?」
「どうでも良い ようやく私や母さんの屈辱が晴らせる」と言いながら
「最後に私が見送るわ」と玉児の顔に手をやるが手を払いのける。
雪の中に座らされている玉児を案じながら
哲哲はドルゴンが少しでも早く 事実をつかんでくるのを
今は遅しと待ちかねている。
あまりの寒さと恐怖で気を失う玉児に駆け寄る哲哲
気を失った状態のまま 死刑執行した方が良いのではないかと言う配下に
「 幸福の星を殺して天罰が怖くないの?後金に災いが起きるわ
ハンはいつ気が変わるやもしれない!」
怒る哲哲に狼狽した配下はハンを呼びに行く
「もう少しであなたを愛する人が助けに来るわ それまで待つのよ」
ハンが現れた 哀願する哲哲
「玉児 最後の機会だ 名前を言えば解放してやる」
「分かりません」「死にたいのか?」首を横に振る玉児
それを見たハン 「執行せよ」の命
驚く哲哲「やめて!」
そこへドルゴンが到着
宮女と侍衛の亡きがらを見せ「この2人は私通じていたとこを
使者に見つかり殺した 宮女は逃走する際 故意に巾着を残し
福晋に罪を着せた 牢獄の兵を殺したのも侍衛 逃亡したものの
発覚を恐れて自害を図ったようだ
ドルゴンの報告を聞いていたハンは
「死人に口なしだ 遺書など何の証拠になる 別の者が書いて遺体のそばに置いたかもしれん」
「でしたら巾着も何の証拠になりましょう 遺体のそばに残しただけかも」
ドルゴンは答える「これが真相です 玉福晋に罪はありません」
「2人が自害した以上 辺境国も納得するはずです 双方の友好も守られるのに何が不満なのですか
それとも 玉福晋が無実では何かと困るため罪を着せるのですか?」
ドルゴンの強い口調に ハンはにやりと笑うと
「よくやってくれた 真相も分かった 玉児を無実だと公表してやろう
私の幸運の星を末永く大切にしてやる 私の後宮で一生 安泰に過ごさせよう」と言い
ドルゴンの気持ちを推し量るように 睨みつけるハン
(結局ハンは 玉児を救うためドルゴンが動くであろうと予測していたわけだし
自分の対面も保てる事になる。それが鬼が出るか蛇がでるか)
哲哲はドルゴンに礼を言う
哲哲と玉児
哲哲は「真実を求めても災いを招くのが関の山」
玉児は「私は真実が分からないと不安です なぜ私は陥れられたのか
きっと姉さんが、、」
哲哲「ハンの信じることが唯一の真実だ 追求しても損なわけだわ」 」
哲哲は「海欄珠が身重の今 ナムチョンが機会を逃さないわけがない
あなたに機会でもある ハンの寵愛を取り戻すのよ 冷遇されては駄目
ハンは玉児を許した そして男であり 権力者である」 と玉児に言い聞かせる。
玉児は「寵愛など恐れ多くて望めない 安らかに暮らせば十分」
哲哲は「安らかに暮らすことが 簡単だと思わないで!」
海欄珠は卓林(チュオリン)が夢の中で 復讐を急ぐのだぞと言う
ホンタイジの子供を産むつもりなのか とも言う。
薬を持って阿古拉の部屋にいくがいない 寝床にかんざしを見つける
その頃 阿古拉はナムチョンの寝宮に忍びこむ
「俺が恋しくないのか?」言う阿古拉の頬を叩くナムチョン
「俺が何をした?」「詰めが甘いから玉児は助かったのよ」
ナムチョンと阿古拉は私通していた姿を 泥酔した使者にみられた。
その使者を殺したのはナムチョン
玉児に罪を着せるべき刺繍巾着を死体のうえに置いた。
「それは阿古拉が殺したの」と言って凶器となったかんざしを
阿古拉に渡した。
ナムチョンが2人を一度に排除するためのしかけた罠にかかった玉児とドルゴン
牢獄にいる玉児をドルゴンが必ず助けに来ると分かっていたナムチョンは
阿古拉にその前に助ける振りをさせる。 そしてホンタイジに密告
ドルゴンが現れた時 ホンタイジ達がやってくる
その筋書き通りに行くと思っていたナムチョン
「それなのに 宮女と侍衛の私通なんて話をでっち上げた
せっかくの苦労が水の泡だ 」
「ホンタイジを誘惑 恥を知れ!」怒る阿古拉
「嫉妬?そんな資格があるの?」
「君のために命も危険に晒した 君のためなら何でもしてやる
ホンタイジに体を捧げても 心を捧げていいのは俺だけだ」
「あなたは復讐のため 玉児を殺し 権力のためドルゴンを殺す
私のためではない 自分のためだわ 私達は利害が一致している
不服なら手を組まなくても良い なびく男は沢山いるから」
ナムチョンの言葉に唇をかみしめる阿古拉
その2人の会話を聞いていた海欄珠
阿古拉に「たちの悪いあんな女に溺れるなんて!」せめるが
「これも復讐の為だ 姉さんはどうなんだ もう心に卓林はいないのか!」
哲哲は宮女に銀子を渡していた。
玉児を救うにはドルゴンしかいない
小玉児に聞こえるよう宮女達に噂話をさせたのも 哲哲
彼女の口からドルゴンの耳に入れるようにしたのも哲哲
その筋書き通りに動いたドルゴン
宮女と侍衛を犯人に仕立てて 自害(本当は殺害)させたのも哲哲
海欄珠とナムチョン
海欄珠の体調を案じるナムチョンに
「出来の悪い弟が心配でね」
「阿古拉が何をしたのか 私が説教するわ」と言う
ナムチョンの前に差し出したかんざし
驚くナムチョン 「一石二鳥のつもりが二羽とも逃がした」
「私の獲物よ 先に声くらいかけて お陰で大福晋に私の仕業だと疑われた」
「勝算があったから黙っていた 大福晋を敵に回しても友の私が付いている」
「友だと思うなら阿古拉を解放して 弟は若いから 誰かに利用されないか心配」
「解放しないのはどちらかしら 彼を説得してくれない?そっとしておいてほしいとね」
「自分の立場も考えず 無責任なことはやめて!」
「怖いのなら これをもって私と阿古拉を訴えたら?」脅しをかけるナムチョン
そこへ哲哲がやってくると いきなり笑顔の2人
ハンは密かに宮女と侍衛の死の原因を調べていた
何も偽りがないとの報告に「今更蒸し返すのも良くない」といいながら
「ドルゴンめ あんな猿芝居には騙されんぞ 誰が後金の主か思い知らせてやる」
無事に解決したことで ドルゴンの功績をたたえながらも
ドルゴンが主将 ドドとホーゲ(ホンタイジの子)が副将で
大凌河城を陥落させよと命令を出す。
ドルゴンは「勝てばホーゲの手柄 負ければ私の責任 ただでさえ大変な戦なのに
子守りを押し付ける 辞退できぬよう私を持ち上げたのだ」
ドドも又「今は大凌河城は鉄壁の要塞も同然 簡単に陥落しないだろう」
長期戦で行こうと言うドルゴンに 駄目だ短期戦で行こうとドドはいう
なぜだ?聞くと「義姉上に一人で子を産ませるつもりか?」「説得する」
「玉児を忘れるのは到底無理なんだろう?だが義姉上は福晋で子供の母になるんだぞ
玉児のために苦しませるな」ドドは説得する。
ドルゴンは小玉児に優しく接するが もうじき戦場に向かうことになると
告げる。不安がる小玉児に 朝廷に仕える身だ 命令ならば仕方がない
母が一番好きだった腕輪だ 嫁に渡せと言った
つけていてくれ と小玉児の手にはめてやる
「私が悪いのね 遠くへ飛ぶ鷲を愛してしまった
いくら追いかけても追いつかない だから 家で待つわ」さみしげに言う
死んでもいいほどに守りたいのか?」思うハン
牢獄の玉児 ドルゴンと雪だるまを作った日を想い浮かべながら
「ありがとう ドルゴン 私は愛する人を間違えたのね
でも あなたは私に一途でいてくれる それで十分よ」
(玉児の心には死への恐怖より ドルゴンに想いを馳せているのですね)
死刑執行の日
外は大雪 鎖につながれている手と足 外へと連れ出される玉児
海欄珠は「玉児」と声をかける
「あなたの仕業ね? 天よどうしてなのです」玉児は天を仰いで叫ぶ
海欄珠は「雪の日に生まれた2人 私の生まれた時 雪のため家畜が沢山死んだ
玉児が生まれた日は雪が干ばつを救った。その日から不幸の星と呼ばれた私
幸福の星として愛された玉児 なぜ天は正反対の運命を与えたの?」
玉児は
「同じ雪だわ 幸運でも不幸でも 太陽の下 消えてしまう
ハンに深く愛される姉さんがうらやましかった でも分かったの
ハンの寵愛は雪よりも早く消えるわ あまりに儚い、、あなたは幸せになれるの?」
「どうでも良い ようやく私や母さんの屈辱が晴らせる」と言いながら
「最後に私が見送るわ」と玉児の顔に手をやるが手を払いのける。
雪の中に座らされている玉児を案じながら
哲哲はドルゴンが少しでも早く 事実をつかんでくるのを
今は遅しと待ちかねている。
あまりの寒さと恐怖で気を失う玉児に駆け寄る哲哲
気を失った状態のまま 死刑執行した方が良いのではないかと言う配下に
「 幸福の星を殺して天罰が怖くないの?後金に災いが起きるわ
ハンはいつ気が変わるやもしれない!」
怒る哲哲に狼狽した配下はハンを呼びに行く
「もう少しであなたを愛する人が助けに来るわ それまで待つのよ」
ハンが現れた 哀願する哲哲
「玉児 最後の機会だ 名前を言えば解放してやる」
「分かりません」「死にたいのか?」首を横に振る玉児
それを見たハン 「執行せよ」の命
驚く哲哲「やめて!」
そこへドルゴンが到着
宮女と侍衛の亡きがらを見せ「この2人は私通じていたとこを
使者に見つかり殺した 宮女は逃走する際 故意に巾着を残し
福晋に罪を着せた 牢獄の兵を殺したのも侍衛 逃亡したものの
発覚を恐れて自害を図ったようだ
ドルゴンの報告を聞いていたハンは
「死人に口なしだ 遺書など何の証拠になる 別の者が書いて遺体のそばに置いたかもしれん」
「でしたら巾着も何の証拠になりましょう 遺体のそばに残しただけかも」
ドルゴンは答える「これが真相です 玉福晋に罪はありません」
「2人が自害した以上 辺境国も納得するはずです 双方の友好も守られるのに何が不満なのですか
それとも 玉福晋が無実では何かと困るため罪を着せるのですか?」
ドルゴンの強い口調に ハンはにやりと笑うと
「よくやってくれた 真相も分かった 玉児を無実だと公表してやろう
私の幸運の星を末永く大切にしてやる 私の後宮で一生 安泰に過ごさせよう」と言い
ドルゴンの気持ちを推し量るように 睨みつけるハン
(結局ハンは 玉児を救うためドルゴンが動くであろうと予測していたわけだし
自分の対面も保てる事になる。それが鬼が出るか蛇がでるか)
哲哲はドルゴンに礼を言う
哲哲と玉児
哲哲は「真実を求めても災いを招くのが関の山」
玉児は「私は真実が分からないと不安です なぜ私は陥れられたのか
きっと姉さんが、、」
哲哲「ハンの信じることが唯一の真実だ 追求しても損なわけだわ」 」
哲哲は「海欄珠が身重の今 ナムチョンが機会を逃さないわけがない
あなたに機会でもある ハンの寵愛を取り戻すのよ 冷遇されては駄目
ハンは玉児を許した そして男であり 権力者である」 と玉児に言い聞かせる。
玉児は「寵愛など恐れ多くて望めない 安らかに暮らせば十分」
哲哲は「安らかに暮らすことが 簡単だと思わないで!」
海欄珠は卓林(チュオリン)が夢の中で 復讐を急ぐのだぞと言う
ホンタイジの子供を産むつもりなのか とも言う。
薬を持って阿古拉の部屋にいくがいない 寝床にかんざしを見つける
その頃 阿古拉はナムチョンの寝宮に忍びこむ
「俺が恋しくないのか?」言う阿古拉の頬を叩くナムチョン
「俺が何をした?」「詰めが甘いから玉児は助かったのよ」
ナムチョンと阿古拉は私通していた姿を 泥酔した使者にみられた。
その使者を殺したのはナムチョン
玉児に罪を着せるべき刺繍巾着を死体のうえに置いた。
「それは阿古拉が殺したの」と言って凶器となったかんざしを
阿古拉に渡した。
ナムチョンが2人を一度に排除するためのしかけた罠にかかった玉児とドルゴン
牢獄にいる玉児をドルゴンが必ず助けに来ると分かっていたナムチョンは
阿古拉にその前に助ける振りをさせる。 そしてホンタイジに密告
ドルゴンが現れた時 ホンタイジ達がやってくる
その筋書き通りに行くと思っていたナムチョン
「それなのに 宮女と侍衛の私通なんて話をでっち上げた
せっかくの苦労が水の泡だ 」
「ホンタイジを誘惑 恥を知れ!」怒る阿古拉
「嫉妬?そんな資格があるの?」
「君のために命も危険に晒した 君のためなら何でもしてやる
ホンタイジに体を捧げても 心を捧げていいのは俺だけだ」
「あなたは復讐のため 玉児を殺し 権力のためドルゴンを殺す
私のためではない 自分のためだわ 私達は利害が一致している
不服なら手を組まなくても良い なびく男は沢山いるから」
ナムチョンの言葉に唇をかみしめる阿古拉
その2人の会話を聞いていた海欄珠
阿古拉に「たちの悪いあんな女に溺れるなんて!」せめるが
「これも復讐の為だ 姉さんはどうなんだ もう心に卓林はいないのか!」
哲哲は宮女に銀子を渡していた。
玉児を救うにはドルゴンしかいない
小玉児に聞こえるよう宮女達に噂話をさせたのも 哲哲
彼女の口からドルゴンの耳に入れるようにしたのも哲哲
その筋書き通りに動いたドルゴン
宮女と侍衛を犯人に仕立てて 自害(本当は殺害)させたのも哲哲
海欄珠とナムチョン
海欄珠の体調を案じるナムチョンに
「出来の悪い弟が心配でね」
「阿古拉が何をしたのか 私が説教するわ」と言う
ナムチョンの前に差し出したかんざし
驚くナムチョン 「一石二鳥のつもりが二羽とも逃がした」
「私の獲物よ 先に声くらいかけて お陰で大福晋に私の仕業だと疑われた」
「勝算があったから黙っていた 大福晋を敵に回しても友の私が付いている」
「友だと思うなら阿古拉を解放して 弟は若いから 誰かに利用されないか心配」
「解放しないのはどちらかしら 彼を説得してくれない?そっとしておいてほしいとね」
「自分の立場も考えず 無責任なことはやめて!」
「怖いのなら これをもって私と阿古拉を訴えたら?」脅しをかけるナムチョン
そこへ哲哲がやってくると いきなり笑顔の2人
ハンは密かに宮女と侍衛の死の原因を調べていた
何も偽りがないとの報告に「今更蒸し返すのも良くない」といいながら
「ドルゴンめ あんな猿芝居には騙されんぞ 誰が後金の主か思い知らせてやる」
無事に解決したことで ドルゴンの功績をたたえながらも
ドルゴンが主将 ドドとホーゲ(ホンタイジの子)が副将で
大凌河城を陥落させよと命令を出す。
ドルゴンは「勝てばホーゲの手柄 負ければ私の責任 ただでさえ大変な戦なのに
子守りを押し付ける 辞退できぬよう私を持ち上げたのだ」
ドドも又「今は大凌河城は鉄壁の要塞も同然 簡単に陥落しないだろう」
長期戦で行こうと言うドルゴンに 駄目だ短期戦で行こうとドドはいう
なぜだ?聞くと「義姉上に一人で子を産ませるつもりか?」「説得する」
「玉児を忘れるのは到底無理なんだろう?だが義姉上は福晋で子供の母になるんだぞ
玉児のために苦しませるな」ドドは説得する。
ドルゴンは小玉児に優しく接するが もうじき戦場に向かうことになると
告げる。不安がる小玉児に 朝廷に仕える身だ 命令ならば仕方がない
母が一番好きだった腕輪だ 嫁に渡せと言った
つけていてくれ と小玉児の手にはめてやる
「私が悪いのね 遠くへ飛ぶ鷲を愛してしまった
いくら追いかけても追いつかない だから 家で待つわ」さみしげに言う