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上野「国立西洋美術館 常設展」を観に行く

2023年07月20日 | 美術

上野の「国立西洋美術館常設展」を観に行った。最近改装していたがリニューアルオープンしたので行ってみようと思った。企画展も考えたが、特に興味がなかったので常設展を観ることにした。好きな美術館である。

事前にネットでチケット500円を購入して、入口でそれを見せて中に入った。最初のうちは15世紀くらいまでの宗教画が多く展示されている。私はどうも宗教画に興味が持てないので、そのあたりはさっと飛ばして、17世紀以降くらいの展示を中心に見て回った。ただ、最初に展示室に入って直ぐのところにあるブリューゲル(子)の「鳥罠のある冬景色」はよかった。

その後、17世紀くらいの展示に入っていくと、クールベ、マネ、モネ、シスレー、コロー、セザンヌ、ゴーギャン、ピカソ、ミロなどおなじみの作品が続々と出てくる。これだけの数のコレクションを保有しているのも日本では数えるほどの美術館だけであろう。それがいつでも500円で見られるのだから有難い。モネの作品も相当な数、展示されている。これらをゆっくり観て歩くだけで直ぐに1時間は過ぎてしまった。毎度おなじみの絵が多いが、初展示作品もいくつかあった。

(ピカソ、初展示作品、小さな丸帽子を被って座る夫人、1942年)

さて、久しぶりに観て、運営面での若干のコメントをしよう。

  • 昨日観に行った松岡美術館と比べると、作品解説の銘板の文字が小さく、照明も薄暗く、近視と老眼の私には大変見にくいものだった。文字が小さくなる理由の1つは日本語、英語、中国語、韓国語で表示されていることだ(上の何枚かの写真を参照)。スペースには限りがあるので、日本語と英語だけで十分ではないか。
  • 常設展は写真撮影OKになったのは評価できる。また、一部の作品は撮影禁止になっていたがその表示に気づかずに撮影してしまってた人に注意を与えているのも毅然とした対応で評価できる。ただ、偶然見かけた撮影禁止を注意をする場面では、係員が写真を撮っている人のところに行って写真の前を手で塞いで、撮影禁止です、と言っていたが、これはやり過ぎではないか。
  • 展示室内に何の匂いかわからないが少し気になる匂いが広範囲でした。展示室設定の際に使う塗料とか接着剤の匂いかもしれないが気になる匂いだった。

一回で全部ゆっくり見るのは時間的にいっても、体力的にいっても無理だ、入場料も安いので、年に何回かは来て繰り返し見るようにしたいと思っている。

お疲れ様でした。



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