仏像・竜門仏のこと

2015-11-23 08:47:16 | 仏像彫刻
芸術の秋真っ盛りです。昨日も当麻寺には多くの人が訪れていました。中将姫が一夜にして編んだと言われている当麻曼荼羅図を拝観することができます。この当麻寺とのご縁を鳥取県倉吉市にお住まいの仏師山本竜門さんから聞きました。数年前竜門さんが造られた「がれき後背仏」がこの当麻寺に寄って福島に向かったということでした。
竜門さんの彫られた仏像は「集仏庵」という建物に展示されています。「集仏庵」は倉吉市の水道山の中腹にありましたが、今年7月に倉吉市の中心部に移転しました。

仏像は建物の梁の上まで展示されています。これが竜門仏の「立体曼荼羅」です。

私の部屋にも山本さんが彫られた焼杉の「捨身」という大きな作品がありますが、竜門仏はとても親しみのある仏様です。童女のような愛らしさ感じるもの、母親のような優しさを秘めたもの、不動明王にさえも暖かさを感じてしまいます。ずいぶん前になりますが、倉吉の土蔵のカフェでご一緒の時でした。女性のお客さんから「私にマリア様を彫ってください」と言われて快くご返事をされていました。そんなやさしい竜門さんの「立体曼荼羅」の仏像は、かしこまらずに鑑賞できます。

焼杉彫刻も楽しめます。焼杉による大きな布袋さんが倉吉市の「赤瓦」に置かれています。
[倉吉集仏庵]で検索すると動画で集仏庵を見ることができます。竜門仏師とも会うことができます。
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