ふらっと入った店の壁に満月の写真が一枚掛かっていた。あまりにも自分が描いて来た画と似ていたので親しみをおぼえた。こんなことがあって、立ち呑み処「満月」に通うことになった。眺める月には眉月、三日月、弓張月、などあるがぼくは満月がいい。文字どうり満たされるし、円のうち外に色々なイメージを寄せて楽しむことができるからだ。
15年前に描いた「賽の河原」は、室生寺に行く途中の小さな河原で見つけた賽の河原をイメージして月下に在らしめてみた。黒の画紙に水彩絵具の白で描きます。
15年前に描いた「賽の河原」は、室生寺に行く途中の小さな河原で見つけた賽の河原をイメージして月下に在らしめてみた。黒の画紙に水彩絵具の白で描きます。