目は口程に物を言う

2020-07-12 20:24:59 | 日記・エッセイ・コラム


どこにいても
どっちを向いても
目だけが氾濫していて
気持ち悪いよね

あかんべぇ~~!
こんなユーモラスな瞳ってなつかしいなあ
コロナが怖くておまんまが食えるかってんでぇ!
移すか移されるか 殺るか殺られるかだよ

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京都の古本屋にいたKAZUさんを連れてきました(1)

2020-07-10 22:55:33 | 詩誌・同人誌


手元に一冊も残っていない同人誌が古本屋にありました。
KAZUさん、若かりし頃の詩誌「藪の中」懐かしく読み返しています。13号の表紙はKAZUさんの絵からです。
「藪の中」
昭和48年、宮内徳男、気谷順三、河野仁昭の3人で「群狼」を創刊(後に江嵜一夫、黒瀬勝巳もくわわる)するが、昭和52年、12号にて廃刊、その後に宮内徳男、岡田政信、清水喜美子、高田一豊にて創刊された同人詩誌。8号より、季村敏夫、藤本直規が同人として加わる。

  あかい墓碑銘   高田一豊

ほりのふかいくぼみのあたりから
藍や赤や青や紫のくろずんだ血の
りのあかい墓碑銘が溶岩のように
むくれうきあがりただれてくねる
気味がわるいわと言いながらあな
たはすでに古めかしい文字の金縛
りにあいさほど意味もなく鬼婆の
ようにくちびるをひろげすくっと
のびた背すじのうらがわからああ
まったくいつものように言いふく
めるともなく促すあなたの叙述が
のびてくる


  墓参   高田一豊

魂のありかではなく
水の輪郭の埋葬地であろうか
アミーバは繁殖する
ここに魂があるわけではなく
魂はすりへらした記憶にそいかかるおんなの
 かるい立ちくらみのなかの
たまみずのやさしい衝撃であろうか
宿世の暗号をかりそめにほどくおんなの指が
立ちけむるうすむらさきの衣装にふれてぼう
 ふらのようにいらだつ午後
水の輪郭のあやなす赤い波紋から
噛み砕いたおんなの胎内(くに)へ
呼びもどすつもりなのだろうかあなたは
どのみちいとけなくわりきれぬ性と
また今年も
撫でさすってきよめた墓前
つづら折りにたたんだあなたの肢体から
茫として草いきれの夏がゆらめいてゆく

               「藪の中」2号 1978.11 青木はるみ 岡田政信 清水喜美子 高田一豊 宮内徳男

KAZUさんの住所は京都市北区上賀茂、そうなんだ、カキツバタの太田神社のそばの染色工場の二階に友人と下宿していた時代なんだ。 
コメント (2)
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信じる者は救われるアラカルト

2020-07-04 09:26:47 | 独り言
運命は信じよう
運は信じない ましてや「強運」なんて

ソーシャルディスタンス 不可解、不愉快な距離
レジに並ぶ客の足元の〈適当な〉線
支払いが済んで超密接なサッカー台で
無神経に袋詰めする social shoppers
金さえ払ってくれたら後は知らん
というお店

パーソナルディスタンス
ぼくに近づくな ぼくより遠ざかるな ぼくの一番見えるところに立っていてくれ

口に物を入れたまま
ぺっちゃくっちゃ喋りまくっているおばちゃま
飲食の時にはウイルスはお邪魔しないんですね
マスクをしたまま飲食ができるマスク
なんてどうですか
そんなもんいらん あっ そうですか

通勤電車でもどこでも
毎日が仮面舞踏会
曲は
ナイチンゲールセレナーデ



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