近々同人誌を出します。

2011-06-02 19:28:10 | 本と雑誌

 三島詩と随筆研究会の作品集第1号を編集中です。平成16年11月から毎月一回作品発表と合評会を続けてきました。現在掛川、湯河原、逗子、横浜からのメンバーら16人で言葉による可能性を研鑚しています。一時半から四時まで時間を忘れて自由な発言で、毎月にぎやかな雰囲気の中で合評しています。最近批評が的を得ているのは、久保田松幸氏のご指導のおかげだと感じています。七年間約1000篇ほどになった作品の中から作品集第一号『雑木林』を発刊することになりました。そしてこれは次へのステップです。まもなく出ます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな本が出ました

2010-02-02 21:29:05 | 本と雑誌

「樹影の中の鳩笛」-読書サークル35年ー 著者鈴木金雪

 著者が自分の生い立ち、青春時代を振り返りながら、現在関わっている読書サークル「二流の会」を通して、「学ぶ」ことの在り方を記している。社会と自分、そして友人との関係を、著者の体験を通して見つめなおすことができる。著者の詩から一部引用しておきます。

   モノにはそれぞれ形状や材質などで

   物そのものの固有振動数がある

   最も大きくゆれる自由な振動

   それが固有振動である                詩〈固有振動〉より

 そしてこんな風に記す。

   人間は何歳になっても自分を変えることができる。そう信じたい。しかし、その為には元       

 の器の形をしっかりとらえる必要があると思う。これが、原風景探求の意味ではないだろう

 か。原風景探求とは、単なる回想だけに終わるものではない。それは、原点にある過去の

 風景から「自分の中に生きる他者」を見ること、あるいは「他者の中に生きる自分」の声を

 聞き、両者の成熟へと通じる鉱脈を、掘り起こすことではないだろうか。

                               -〈Ⅰ詩および詩をふくむ散文〉ー より

  ここに書かれた言葉は、著者の生き方そのものである。

                    喜怒哀楽書房発行 950-0801新潟市東区津島屋7-17            

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする