今月から料理をしています。これまでは年に数回、カレーライスとか簡単な目玉焼きを作る程度だった。それが今は料理当番を仰せつかり、素人料理なりに徐々に進歩してきたような気がする。写真はiPhoneで単に記録したものだけど、いずれはきちんと盛り付けしてカメラで撮影してみようと思う。まあもう少し技術が上がってからだな。ちなみに左上から時計回りに「ソーセージエッグ」、「春雨入り麻婆茄子」、「野菜たっぷりの鶏出汁鍋」、「チキンのトマト煮」で、他にサラダと副菜、スープまたは味噌汁(これはインスタント)を付けております。二ヶ月くらいしたら、料理のウンチクを語りだすかもしれません(嘘)。
マイルス・デイビスの「Flamenco Skethces」をもじった駄洒落である。折角買った望遠レンズを殆ど使わないので、動物園に行ってみた。入場したのは、閉園の1時間前だった。入園と同時に急速に雨雲が広がる不穏な天候だった。それにも関わらず、入り口付近にいるフラミンゴで時間を費やしてしまった。これは良い写真を撮るというより、望遠レンズのテストとか練習をする時間だった。それがこの写真だ。やっと歩き出して、象とかキリンとかライオンのいるエリアに行く頃には土砂降りの雨が振り始めた。多くの動物も隠れてしまい、雨宿りだけして帰ってくる始末となった。続編はないと思うが、よほどネタに困れば何か掲載するかもしれない。まあこういう写真は技術と経験が肝要なので、僕は駄目だな。
X-H2 / XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
何年も通っている店なのに、いつも同じ品ばかりを注文している店は多い。というより、特定の一品しか食べたことがない店が結構ある。写真の「中華そば華月」は、秋田県にかほ市の店であり、いわゆる「酒田ラーメン」系列の店である。煮干しスープの正統派中華そばであり、特に「ワンタン麺」の人気が高い。僕はワンタン麺が特に好きなわけではない。でも何となく「華月」といえばワンタン麺だと思い込んでいて、それ以外のメニューを頼んだことがない。今ではラーメンは月に1〜2度しか食べないので、いつもと異なるメニューを選ぼうと思った次第である。
今回頼んだのは「坦々ワンタン麺」。やはりワンタン麺なのか、そこは変えないのか、というご指摘は置いておく。この坦々ワンタン麺は何となく選んだだけで、どんなメニューなのかも知らなかった。辛さを問われたので、「中辛」を選んだ。言ってもここは、煮干し中華の店である。本格的な激辛メニューなど存在しないと、どこかで舐めていたのかもしれない。出てきたラーメンには赤い粉がたっぷりと掛けられ、スープも不気味な色に染まっている。大丈夫なのだろうか。まずはスープを啜る。とても旨い。旨いけど、同時に吸い込んだ赤い唐辛子の粉が喉を刺激して咳が出る。身体がカーっと暑くなる。でも旨い。旨味成分??。赤いスープが麺とワンタンに絡み、得も言われぬ旨さである。ピリピリとした刺激的な辛さではなく、身体の奥が熱くなる感じだった。無駄にスタミナをつけた僕は、元気に店を出るのであった。でもこれは食べるのにも、食べた後の消化にも体力が必要なラーメンだった。夏には辛い料理は似合うけど、ほどほどが良いと痛感した。
iPhone 13PRO
何度も書いているが、僕は西伊豆の出身だ。僕が生まれた町にはフェリー航路があり、それは駿河湾越しの対岸、清水に繋がっている。当然、僕はJリーグ創設時から清水エスパルスのファンになった。現在は秋田県に住んでいて、秋田県にはブラブリッツ秋田というチームがある。でも僕はあくまでエスパルスのファンだ。今シーズン、エスパルスがJ2に降格したことに伴い、同じくJ2に所属するブラウブリッツ秋田との対戦が実現した。8月27日の日曜日、秋田市のソユーススタジアムにその試合を見に行った。
実はソユーススタジアムに行くのは初めてである。近くの秋田県庁の駐車場(試合の時は無料開放される)にクルマを停めて、スタジアムに入った。秘蔵の沢登の10番Tシャツを着て行った。地元にいながらアウェイ感、不思議な感覚である。ブラブリッツ秋田ファンの方々はジェントルなので、浦◯レッズみたいなことは起こらないので安心である。午後6時の試合開始時は、まだ相当暑かった。それが試合経過と共に涼しい風が吹くようになり、とても気持ち良かったことが印象的だ。照明の向こうの空は無駄ともいえるほど美しかった。後半早々にブラウブリッツ秋田に先制される苦しい試合展開だったが、後半28分にCジュニオの同点ゴールで追いつき、そのままドローの結果となった。前節では首位を独走する町田に勝利し、この試合に勝てばJ1自動昇格圏の2位に上がるのに、肝心のところで勝利を逃した。試合自体も精彩を欠くものだった。無念である。それでも久々のJリーグ観戦は楽しかった。エスパルスがJ2に留まれば、来期も観戦することが出来るのは事実だ。でも例え、地元秋田で試合を観戦できなくなっても、エスパルスにはJ1昇格を果たして欲しい。それにしてもビールを飲みながら観戦している人が羨ましかった。
毎日毎日恐ろしいほどの暑さが続く。僕が秋田県に来てから最も暑い夏になった。その割に「夏」という実感に欠けるのは何故だろうか。人は自分なりの「夏らしさ」の象徴を持っている。正しいとか間違っているかではなく、その人の歩んできた人生と密接に関連しているのだと思う。昭和生まれ、西伊豆育ちの僕にとっての真夏の象徴は以下の通りである。
①蝉の声、②入道雲、③西瓜、④半ズボン、⑤麦茶、⑥海水浴場、⑦向日葵と朝顔、⑧線香花火、⑨カブトムシとクワガタ、⑩麦わら帽子と白いワンピースの少女。達成率は5割。⑩番はそもそも達成できない項目だけど、それ以外にも今年は蝉の声も聴こえないし、僕の周りで向日葵も朝顔も見ない。消化不良感が強い。西瓜だけは山形尾花沢産の美味しいものを食べた。6Lサイズの大物だった。猫の銀次郎とスイカの闘いも例年通りだった。
僕は西伊豆にある海沿いの町で生まれ育った。西伊豆には鉄道が通っていない。海の背後には山が連なり、隣の町に行くのには山を越えなければならなかった。小学生の僕にとって、自力で山を越えることは困難だった。だから僕はしょっちゅう海を眺めて、この海が世界中と繋がっているんだと自分に言い聞かせていた。そんな小さな町で起こった出来事の想い出をひとつ。
小学生の一時期、僕は柔道を習いに行っていた。あまりに細くて華奢であることを心配した両親が、知り合いの柔道場に僕を送り込んだのだ。平日の夕方、週に2回ほど道場に通った。道場には近所のT君と一緒に歩いて通っていた。海沿いにある松林の公園を抜けて道場に通う。帰る頃になると辺りは真っ暗で、天気の良い日は頭上を見上げると満点の星空が広がっていたものだ。そんなある日、僕とT君はいつものように柔道練習を終え、道場から家に向かって歩いていた。松林の中で頭上を見上げると、いつもは目に入らない何かが頭上にあった。それはオレンジ色に光る物体で、不規則な動きで飛んでいた。星よりは遥かに大きくて、月よりは小さかった。まるで蝶が舞うように不規則に飛び、時折鋭角にターンをした。胸が激しく鼓動を打った。もう典型的なUFOである。絵に描いたようなUFOである。今のようにスマホとかデジカメを持っていれば確実に撮影できたのに・・・。そのUFO(未確認飛行物体)を発見した時、僕たちが感じたのは嬉しさではなく恐怖だった。単純に恐ろしかった。それが降りてきたり、襲ってくるような気がしたのだ。二人は一目散に駆け出した。もうすぐ公園の出口(バリケードのようなものがある)という時、勢い余った僕は激しく転倒した。何が起こったのかはすぐに分からなかった。激しい衝撃を感じ、気がつくと地面に転がっていた。多分、柔道練習の成果で無意識に受け身を取ったのか、大きな怪我にはならなかったのが幸いだ。転んだ僕の目の前には、大きな松ぼっくり一つ転がっていた。随分と大きく見えた。遠目に僕を置いてそのまま走っていくT君の姿も見えた。視線を動かすと、頭上に例のUFOが揺らめいていた。もう駄目だ、僕は捕まる。そう思うのと同時に意識が遠のいた。
しばらくすると、僕は誰かに起こされた。濡れたタオルで顔を拭いてもらった。それは公園の出口付近に住むおじさんで、T君が呼んで来てくれたのだ。本当はこのおじさんがユニークな人なのだが、話が混乱するので今回は割愛する。僕とT君は、おじさんにUFOのこと興奮して話した。おじさんは全く取り合わない。オレンジ色の葉っぱが落ちてきたのだと言う(その言葉が印象に残っている。季節は秋だったのだろう)。そんなんじゃない、もっと不思議な動きをしていたし、オレンジ色に光っていた。葉っぱと見間違える訳がない。勿論そう主張したけど、相手にされない。「転んで頭を打ったんだよ。家まで送るから、今日は休みさない」。僕とT君は何となくその出来事を他の人に話してはいけないと思い、それは二人の秘密となった。翌日以降も他の友人にも話すことはなかった。それから一年くらい経ち、西伊豆の海にUFOが出るという噂が広がるようになった。地元の新聞社やテレビ局が取材に来た。これといった取材成果はなく、噂はいつの間にか立ち消えになった。あんなにハッキリとしたUFOを見たのは、後にも先にもない。僕は今でも、転んだときに目の前にあった「松ぼっくり」、そして一心不乱に逃げていくT君の姿、そして頭上で蝶のように舞うオレンジ色の物体を鮮明に思い出すことが出来る。あれは一体何だったのだろうか。今の感覚でいえば「ドローン」が最も近いけど、その当時には存在しない。UFO目撃事件の前後(時期は忘れてしまった)、米軍のヘリコプターが海岸に不時着したことがあった。今にして思えばUFO目撃現場から数百メートルの場所だった。何か関係があると思うが、今になれば真相は闇の中である。
X-PRO3 / XF23mm F2R WR
とっておきの一本。値段ではない。手に入れたときのシチュエーション(苦労)、保存してきた期間(プロセス)、現在置かれている状況、それら様々な要素から「とっておき」は認定される。小布施ワイナリーの「Sans Chemie Petit Verdot 2013」。我が家の秘蔵ワインだった。価格的には多分5〜6千円で入手したものだ。それより高いワインを飲むことは稀有ではない。でもこのワイン(2013年)は、もう市場にはほぼ流通していない。◯万円で欲しいというオファーを受けたこともあるが、断固拒否していた。あと5年ほどは寝かして置きたかったけど、今回飲ませてもらった。ぎゅわっと凝縮された味と、3段階で鼻を抜ける濃厚な香り。美味でした。
追伸:同じSans Chemieシリーズの「タナ」。もう一度飲みたい。
X-H2 / XF16-80mmF4 R OIS WR
<話題①:エアコン復活する!>
復活というより付け替えだ。しばらくエアコンが故障していた。そんな時に限って気温はどんどん上昇し、ここ数日は35度オーバー。東北の地とは思えない灼熱地獄である。朝晩だけは涼しいのが唯一の救いではある。それでも段々と体力は奪われる。まだ人間は我慢すれば良い。問題は猫だ。本当の暑さを知らない我が家の猫は、ぐったりと床で寝たりするので心配で仕方ない。そんな中、待望の新エアコンが設置された。どこに頼んでも工事は8月の末と言われていたのだが、知り合いの電気工事店さんに裏の手で頼み込んだ。有り難いことに就業後の午後6時から工事をしてくれた。復活したエアコンから吐き出される冷気は、極楽かと思える気持ちよさだった。それにしてもエアコンが復活しただけで、これだけ人の気持ちも変わるのかと驚いた。猫も冷風の当たる場所に陣取り、風に当たっていた。その後、家が涼しくなることを確認した猫は、わざわざ直射日光の当たる場所に移動し、日光浴をする。茹で上がるとまたエアコンの風の下に戻る。猫は誰よりもエアコンを満喫している。
<話題②:2つのX>
先日ツイッターが名称を改め、「X」に変身した。iPhoneのアプリもいつの間にか、「X」にヴァージョンアップされた。でも僕のiPhoneには以前から「X」アプリが入っていたのである。それは富士フィルムの「X App」。カメラとの連携アプリである。デザインもそっくりで、2つが並んでいる姿は異様だった。富士フィルムよ、知的財産権を主張せよ。
このパターンで何回か記事を書いた覚えがある。トヨタのGRスープラとスバルのBRZ。シリーズ化にはならないが、第三段としてレヴォーグである。さて・・・。
車(スバル・フォレスター)をディーラーに修理に出した。その代車はレヴォーグ1.8L(新型)だった。修理完了までの1週間ほどの間、レヴォーグ1.8Lに乗った感想を少々書こうと思う。僕のもう一台の車は、WRX STIという古典期なマニュアルミッション車である。坂道発進のサポート機能(笑)を除き、殆ど全ての作業を自分で行なわなければならない。それで特に困ることもないし、他の車に乗らなければ不便だとも感じない。でもフォレスターに乗ると、オートマだし、アイサイトは付いているし、実に快適だなと思うのも事実である。そんな僕が乗った「最新のクルマ」であるレヴォーグはどうだったのか。
新型レヴォーグが発売されたとき、評論家筋はこぞって絶賛した。それがメーカーのメディア戦略であることは理解するが、胡散臭いなと思っていた(これは丁度、新型プリウスで起きているのと全く同じ現象だ)。曰くレヴォーグは、まるでドイツ車(褒め言葉か?)のような剛性と安定感がある。ハンドリングと足回りは官能的であり、意のままに車を動かすことができる。絶対的なパワーは落ちているが、実用域の加速感はむしろ向上している。更には、水平対向エンジンによる低重心と熟成されたAWDにより、雪道には圧倒的に強い。アイサイトの自動運転機能によりドライバーの疲労を軽減し、安全運転のサポートも万全。とにかく上質な車である、と・・・・。嘘つけ。スバルにそんな車があるかよ?、と僕は思いっきり懐疑的だった。
それで実際に乗ってみたのですが・・・・。言っていることは、ほぼ事実でした。スタイル良し、内装良し、走り良し、と三拍子揃った素晴らしいクルマだった。勿論、品質は上を見れば際限ない。もっともっと上質な車は沢山ある。そんなことは当たり前なので、ご理解下さい。懸念だった加速も必要にして十分だった。もちろんWRXのような怒涛の加速は到底望めないし、僕のフォレスター(2Lターボ)にも遠く及ばない。それでも街中で日常走る分には過不足ないし、確かに加速感は想像以上に良い。僕に詳細なレポートも期待する人もいないだろうから、それ以上細かなところには立ち入らない。未来的だなと思ったのは、いわゆる自動走行で前車を追従しながら、ハンドルを自動調整してレーンキープをすることだ。アイサイトXになって、この精度は飛躍的に向上した。僕のフォレスターでも速度を合わせて前車に追従すること自体はできる。でもレヴォーグでは車が自動でハンドルを切る。それはもう不思議な感覚だ。流石に怖くて全面的に任せる気にはならなかった。また速度計などは液晶表示であり、画面を変更することも出来る。これも最近の車のトレンドだ。メーター部分にナビ画面を表示させると、便利なことこの上ない。この車の気持ちよさは言葉にするよりも、実際に運転して感じるのが一番良いと思う。正直、お金があるのであれば僕も欲しい。気になる乗り出し価格は、まあ常識的なオプションをつけて、1.8Lで400万オーバー、2.4Lでは500万オーバーとなる。こんな価格の車が売れるのだから、皆さんお金持ちだなと思う。僕は2.4Lの方が好みだけど、流石にその金額では無理だ。そうこう言っている間にフォレスターの修理が完了し、レヴォーグは返却した。1.8L車だったので、補充した燃料はレギュラーガソリンであり、お財布に優しかった。総評として、これからの車は、運転以外の各種操作を覚えることが大変だと実感した。試乗終わり。
追伸:豪雨で被害を受けた方にお見舞い申し上げます。とくに九州四国地方の方は大変だったと思います。その豪雨が3連休には東北地方を襲うようです。この休みには新しいカメラで遊びまくりたいところでしたが、なるべく外出を避けて過ごそうと思います。
iPhone 13PRO
例によって予め書いておく。政治家が登場するが、政治的な話ではない。あくまで一人の政治家についてのエピソードだ。当ブログでは基本的に政治的な話題は取り扱わない。ましてや政治信条を主張することはない。一応立場を明確にすれば、僕は立憲民主党の支持者ではない。以上を明確にした上で泉健太氏のことを書きたい。
僕は2005年の夏に秋田県に移住した。移住前、最後に住んでいたのは京都市の伏見区だった。毎日マンションから近鉄の向島駅まで歩き、そこから電車(近鉄)に乗って通勤していた。その地域は泉健太氏の選挙区であり、調べると彼は2003年に初当選、2005年に二回目の当選を果たしている。時期は忘れてしまったが、泉氏は一時期、毎日のように向島駅前に立ち、ビラを配り、大きな声で有権者に挨拶をしていた。訴えていたことは全く覚えていない。朝早くから毎日のように駅前に立っていたことだけを鮮明に覚えている。駅前といっても、当時の近鉄向島駅の前には何もなかった。道路と自転車駐輪場だけだ。泉氏は駅入り口(階段になっていた)に一人で立ち、通過する通勤客全員に声を掛けていた。僕は今にも増してノンポリで、選挙投票にすらまともに行かない人間だった。それでも当時の泉青年の姿勢と態度には、それなりの好感を持っていた。「おはようございます!」と声を掛けられ、「おはようございます。毎日ご苦労さまです」と返したことを契機に、二言三言のごく短い会話をするようになった。「あ、今日は自転車でなく、歩きなんですね?」と声を掛けられたこともある。嗚呼、人のことを識別しているんだなと感心した覚えがある。まあ話はそれだけで、だからといって泉氏のことを具体的に応援したわけでもない。その後、僕は秋田県に移住してしまった。
あれから20年近い月日が流れ、泉氏は立憲民主党の党首になった。正直なところ、それほど求心力があるとも見えないし、党内の立場も微妙な感じだ。立憲民主党の身勝手な議員達をまとめるなんて、罰ゲームだとしても最悪だ。そこには同情する。そう遠くない将来、内ゲバで党首の座を降りることは間違いないだろう。でも20年前の泉健太の姿を思い出すと、率直にいって切なくなる。20年前。泉健太氏は若く、能力があり、意欲にも燃え、人としての魅力も兼ね備えていた。そこは間違いない。時代は政権交代可能な二大政党制へ向けて大きく舵が切られていた。民主党(当時)は、基本的に無党派層だけでなく、保守層の有権者の支持を得られる政策を主張していた。だからこそ、一度は政権交代が成し遂げられたのだと思う。その後の惨憺たる顛末は皆さんの知る通りなので敢えて書かない。はっきりしているのは、次の選挙で政権交代が起こる可能性はない、ということだ。従って野党第一党の党首である泉健太が、次期内閣総理大臣に就任する可能性は皆無である。お互いが見ている世界のレベルは全く異なるにしても、20年前に向島駅で短い会話を交わした時には、泉氏も僕も今のような未来は想像もできなかった。僕は今でも泉氏を支持はしていない。だがそれが掠るほどのものだとしても、過去に何某かの縁があったのも事実である。やはり泉氏の動向は気になるし、同情的になっているのである。
追伸:こういう被写体をモノクロで撮る分には、X-H2もX-PRO3も変わらないと思った。
X-H2 / XF16-80mmF4 R OIS WR