青森県の大鰐温泉。大鰐温泉には2~3回泊まったこともある。でも多くは弘前方面へ出かけた際の帰り道に立ち寄ることが多い。クルマで行くにしても、鉄道で行くにしても、秋田から弘前とか青森方面に行くのであれば必ず通過する場所だからだ。温泉街だけに限らず、日常生活の町並みも魅力的で、いくら歩いていて飽きない町である。今回立ち寄ったのは久しぶりのことだった。
イメージなので実際は違うかもしれないが、大鰐温泉を歩くときは、曇りの日、雨の日、雪の日が多い。それが似合っている町並みだと思う。からっと晴れた日に歩くことは滅多にない。一般的には秋晴れの休日には大鰐温泉を歩くよりも、別のことをした方が良い。でも今回は秋晴れだった。予想に反し、青空の下の大鰐温泉も悪くなかった。この微妙な違和感は表現が難しい。バリバリの演歌歌手がジャズやロックのスタンダートナンバーを歌う。普段の節回しからは想像できないグルーブ感があったとか。あるいはスパイスの効いたアメリカ南部料理に日本酒がぴったりだったとか。要はマッチングの意外性が、感動の度合いを高めるのである。それはそれで悪くないが、陰鬱な空の下の大鰐温泉を歩きたくなったの事実である。
X-PRO3 / Voigtlander NOKTON 23mm F1.2 Aspherical
「青空だった例が記憶に?」という中での新鮮な感じ方が各写真から凄く伝わる感じです。水溜りに蒼天と白い雲が映る画の感じが凄く好い感じです。
街の様々な看板も面白いですね。「林檎移出商」というの?何を如何しているのかと興味が湧きますね。
愉しい写真に大感謝!!
ブログをやっている甲斐があるというものです。あろりがとうございます。
「林檎移出商」、分かるようで分からない業種ですが、そういう用語が存在し、そういう商売が成り立つ青森は凄いなあと思います。