旧・上北町から更に北上し、東北町(元々の旧・東北町)まで来た。ここは野辺地の南側に位置し、野辺地駅までは鉄道で行けば2駅10分ほどの距離である。むつ市からの帰路に野辺地に立ち寄ったことがある。是非、東北町(乙供駅)までと思ったが、時間の関係で泣く泣く諦めた。やっと念願叶って来ることが出来た。時間は夕刻の一歩手前。この後は、近くの温泉銭湯に宿を取ることになっていた(掲載しません)。
時間帯のせいもあるけど、じわじわと来る町だった。寂しさが胸に染み入り、優しい気持ちにさせてくれた。「からすと一緒に帰りましょう」と頭の中でメロディーが鳴った。そんな町は中々ない。厳冬期の姿も見てみたい。犬は見つからなかったものの、道路を横断する猫を見た。猫たらしの僕でさえ呼び込むことが出来ないほど、警戒心の強い猫だった。旅の一日目が終わった。この時点で翌日はノープラン。帰宅までの短い時間をどう過ごそうか、考えなければと思うのであった。
X-PRO3 / XF23mm F2R WR
撮影した時間は何時頃だったんでしょうか?
凛とした清々しさを感じました。
なぜでしょうかねェ?
ステキです。世の中ピカピカし過ぎだと思うですにゃ。なにか忘れた大事なものがこういう場所にわあると思ったですにゃ。
午後4時が夕方。そんな時間軸に町が馴染んでいるのかもしれません。
田舎の午後6時より、都会の午前2時の方が明るいという・・・。
でもこれで十分じゃないか、青森の町に来るたびに思います。多分、クリスマスでもデコレーションなんかありません。せいぜい店先に紙のポップを貼るくらい。それが良いです。