No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

あの頃の大東町(終)〜こんな風に過ぎて行くのなら

2024-10-17 | 街:岩手








初めて大東町に来たのは何時のことだったのか、それは覚えていない。確かなことは、僕が最初に来た頃と今では多少の変化はある。何かが失くなったり、どこかが変わったり・・・。それでも大きく捉えれば、ここは紛うことなく大東町であり、本質的なことは変わっていないようにも見える。こうして撮っている自分はどうだ?。進歩がないとも言えるけど、自分では何も変わっていないと思ってはいる。でもそんな訳はない。町が経年するように、僕という一人の人間も同じだけ歳を取っていく。以前はその事実に焦燥感が募ったが、今ではそれも別に悪くないと考え始めた。ああこうやって僕は歳を取っていくのだな。町を歩きながらニヤッとした。

Maki Asakawa 浅川マキ「こんな風に過ぎて行くのなら (歌詞付)」


X-PRO3 / Voigtlander NOKTON 23mm F1.2 Aspherical


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2 コメント

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Unknown (Charlie)
2024-10-17 06:45:57
おはようございます。
前日の記事、今日の記事の各写真ですが、御紹介頂いている『こんな風に過ぎて行くなら』を聞きながら眺めると、何か凄くスッキリと気持ちの中に入って来るような気がしました。各写真を何処かで展示するなら、会場でこの曲を流すというようなイメージになるでしょうか。
街も人も、判り易いような判り悪いような経年変化は免れられないのでしょう。そういう様子を思い付くままに写真に撮るという感じが、こちらのブログの各写真の主題のような気もします。
それから「23mm」の画は好いですよね!
興味深い作品に感謝!
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Charlieさん (6x6)
2024-10-18 06:00:07
おはようございます。
僕はJPOPとか歌謡曲は聴きませんが、唯一の例外が浅川マキさんです。1970年代から寺山修司さんと活動した歌手で、ジャズも歌います。
以前に青森の寺山修司記念館で森山大道さんの写真を見たとき、バックに彼女の曲が流れていて良いなと思いました。

そういう人生とか世の流れの襞みたいなものを写したいなと思いますが、なかなか険しい道ですよね。

追伸:街は35mm、特に田舎町は。痛感します。
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