サッポロビールは18日、出荷中止騒動後に発泡酒としてあらためて発売した「サッポロ 極ZERO」の出荷数量が、7月15日の市場投入から約1カ月で、350ミリリットル缶換算で3千万本(大瓶20本入りで約83万ケース)を突破したと発表した。
酒税の税率区分が第三のビールから変更されたため、以前より1本当たり20~25円値上がりしたが、サッポロの担当者は「好調な出だしだ」と喜んでいる。
極ZEROは糖質、プリン体をほとんど含まないのが特長。サッポロは昨年6月に第三のビールとして発売、今年1~6月には月平均で約50万ケースを販売していた。だが、ビール類の中で最も税率の低い第三のビールに該当しない可能性が出てきたため、116億円を追加納税することにして出荷をいったん取りやめた。
糖質とプリン体がゼロの発泡酒は、他のビール大手3社も参入を決めており、9月にそろって新商品を発売する。