民主党の小沢一郎元代表は、離党問題の結論を週明けの来月2日に出すと表明した。
「小沢新党」には衆院議員約40人、参院議員10数人が参加するとの見立てがあるが、ここにきて野田佳彦首相の官邸サイドから「衆院の新党参加者は20数人に半減した」という衝撃情報が伝わってきた。離党予備軍を引き留めるための“情報戦”の側面もありそうだが、小沢氏の決断が長引くなか、迷う議員が増えているは確かなようだ。
「いずれにしても月曜には結論を出さないといけない」
小沢氏は29日夕、民主党の輿石東幹事長との約40分の会談を終え、記者団にこう宣言した。
3度目の会談でも輿石氏は「党を割りたくない」の一点張り。かといって小沢氏が求める消費税増税法案撤回は飲めない。来月2日に両者は再会談するが、決裂はほぼ避けられそうにない。小沢氏はいよいよ最終決断を下すのか。
ただ、小沢氏がこれまで結論を先送りしてきたマイナス面も出ている。
官邸周辺は「小沢新党の人気薄と資金不足情報が流れ、グループ内は戦々恐々だ。とくに衆院議員の動揺が激しく、40数人とされた参加者は20数人まで半減しそうなムード。小沢氏の影響力が強いとされる東北でも脱落者が出そうだ。衆参合わせて30人台もありうる」と話す。
小沢グループの議員も「増税法案採決後、すぐに離党していたら、60人台はいった。小沢さんがなかなか決断しないので、みんな不安になった。離党はいいが、新党参加はイヤだという議員も増えている」と頭を抱える。
実際、各種世論調査で小沢新党に「期待する」は15%程度。26日の増税法案の衆院採決で反対し、直後のグループ会合に集まった衆院議員は小沢氏を含め43人だったが、28日の会合の参加者は35人に減っていた。
新党の旗揚げには数十億円の資金が必要。そのため、「小沢氏が政党助成金を受け取るために、輿石氏に民主党の分党を要求している」との情報もあった。だが、前原誠司政調会長は29日、記者団に「首相とも議論したが、分党を明確に否定していた」と語った。
これに対し、小沢グループからは「時間をかけているのは、党内分裂阻止に尽力している輿石氏への敬意だ」(若手)との声や、「いまは民主党内に残っても、選挙直前には離党したいと思っている議員は相当いる。第2弾、第3弾の離党がある」(中堅)という威勢のいい声も聞こえてくる。
また、「小沢新党」には、衆院議員の人数が思うように増えなくても、参院で揺さぶる戦略もある。参院民主党から19人以上が離党すれば民主党会派は第2会派に転落。仮に民主党と公明党が協力したとしても、6人以上が離党すれば民主党は過半数を握ることが不可能になり、政権運営はいっそう不安定になる。
そうした思惑を盛り込みながら、週明けに向けて両陣営の激烈な闘いが続いている。
この御方に、光は二度と差す事はなかろう・・・
どうも、三方塞がりで新党断念して民主党にかじりつくのが流れのようだ!
情けないねぇ~トホホを通り越しているな!
参議院だって「柔ちゃん」ぐらいが有名で寝技は不得意だったしねぇ~