【唐古・鍵遺跡 史跡公園】に行ってきました
唐子・鍵遺跡は奈良盆地の中央に位置する弥生時代を代表する大規模な環濠集落遺跡で 平成11年に国史跡に指定されました そして今年(平成30年)4月に弥生時代の風景生活を実感、体験できる公園として開園されました 最初に入口のすぐ側にある「遺構展示情報館」で説明を聞いてから公園を散策しました
「遺構展示情報館」に展示されている大型建物と楼閣
ムラの中には祭殿を思わせるような畳50畳分の広さがある大規模な建物 お米を蓄える高床倉庫 一般の人々が住んだ竪穴住居 井戸 石器や木器 青銅器を作る工房がありました
発掘調査で発見された大型建物跡の柱穴
パンフレットによると人々は高台に住み ムラの周囲には幅8m、深さ2mもある巨大な内堀環濠(溝)が巡らされていました この内堀(うちぼり)の外側には、さらに5~8本の外濠(溝)がありムラは砦のようになっていました これらの環濠はムラを洪水や敵から守るために造らたもので 膨大な労力を費やして掘作し維持されました このため、このムラは弥生時代前期から後期までの約700年の長期間栄えました
面積は甲子園球場10個分(約42万㎡)最盛期には900人住んでいたと推定されるそうです
中央に見えるのは二上山(西)
復元楼閣…土器片に描かれた絵画を元に平成6年に復元 高さ12.5m