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北が侵攻すれば「ハマス」の比ではない
突然、隣国から大量のロケット弾が飛来し、戦闘員がパラグライダーで侵攻する。想像を絶する奇襲作戦が行われたパレスチナの状況は、決して他人事ではない。
前編『韓国軍の参謀本部が緊張に包まれた…!イスラム過激派のイスラエル奇襲で鮮明となる朝鮮半島「最大の急所」』で紹介したとおり、ハマスの攻撃は正規戦と非正規戦を結合させたいわゆる「ハイブリッド」戦争であり、韓国の対北朝鮮防衛の弱点と重なるもので、韓国ではハマスの攻撃をきっかけに北朝鮮に対する防衛・安全保障を見直す必要がるとの雰囲気が強まっている。
今回は、同様の軍事作戦が朝鮮半島で生じた場合の危うさについて解説していこう。
ハマスの侵攻の始まりは大規模な長距離砲による攻撃であり、北朝鮮の長距離砲の攻撃能力はハマスの比ではない。
ハマスは、まず2500-500発の長距離砲を打ち込んだという。これに対し、北朝鮮が現在保有する170ミリ自走砲140門、240ミリ放射砲200門計340門を最大限に稼働すれば1時間に1万6000発を撃つことができる。
尹政権は北朝鮮の長距離砲攻撃に備えるため、イスラエルが有効だと実証してきた長射程砲迎撃体系(LAMD)「アイアンドーム」を2026年までに配備する計画で「韓国型アイアンドーム」と呼ばれている。しかし、イスラエルのアイアンドームが突破されたことで2026年にこれが配備されてもその有効性には疑問が高まった。北朝鮮の長射程砲は、いずれもハマスのロケット砲に比べテサイズが大きく、正確性に優れている。
ハマスの数百倍の火力を持つ北朝鮮がゲリラ式波状攻撃を仕掛けてきた場合、ペンニョン島や坡州など最前線の地域はもちろん、首都圏の防衛さえ難しくなるとの懸念が現実味を帯びてきている。
防備を無力化した文在寅政権
新任の申源シク(シン・ウォンシク)国防部長官は10日、国防部記者室を訪問した席で「9.19(南北)軍事合意によって北朝鮮の挑発に対する監視が制限された」とし「最大限速やかに効力停止を推進する」と述べた。
同合意は、軍事境界線(MDL)から5キロ以内での砲撃訓練はもちろん、連隊級の機動演習も全面的に禁止し、11ヵ所の監視哨所(GP)を撤収させて奇襲対南挑発を監視するのを難しくした。また韓国が優位にある空軍力でも戦闘機や偵察機の飛行をMDL西部以南20キロまでできなくした。
これによって北朝鮮特殊部隊のAN-2機の挑発行動を前もって確認するのも大きな困難が伴うようになった。
文政権はひたすら、北朝鮮の友好的姿勢を信じようとし、南北首脳会談で双方の軍の行動を制限する軍事合意を締結した。また米朝首脳会談を斡旋した。北朝鮮の心理戦に屈服したのは文政権の体質でもあるが、それは民主党に引き継がれている。
ハマスが心理戦でイスラエルの防衛体制を揺るがせたのと共通する面がある。
文政権時代に米韓の合同軍事演習が見送られた間に、米韓連合軍の運用能力は低下した。
尹政権になって合同軍事演習は再開されたが、文政権時代のダメージは大きいだろう。文政権は、北朝鮮が韓国を攻撃することはないだろうとの思い込みで北朝鮮に対応し、韓国の安保体制を著しく弱体化させた。南北軍事合意は、「北朝鮮は先制攻撃をしないという」善意の解釈を基づきものであるが、合意を無視して無人偵察機潜入などの挑発を繰り返している北朝鮮に対応するための韓国の手足を縛ることになった。
また民主党政権は国家情報院の対協捜索峴剥奪などで情報機関の力量を萎縮させた副作用が指摘されている。世界最強と言われていたイスラエルの情報機関モサドが国内政治の外圧のために対応力量が弱まりハマスの動向把握や情勢分析に失敗し、ハマスの攻撃に即応できなかったことが反面教師となろう。
尹大統領は「即時反撃」の意向
尹錫悦大統領は、「国軍の日」の1日、最前線の部隊を視察し、北朝鮮が挑発してきた場合、即時に反撃するよう指示した。
大統領は、望遠鏡で監視所を視察し、「北朝鮮が挑発してくれば徹底的に反撃する」という師団長の報告に対し、「1秒も待たずに応射せよ」と指示した。大統領はその後、鉄柵を張り巡らせた巡察路を視察して軍事境界線の警戒態勢を点検した。
韓国では、朝鮮戦争で韓国軍が南北境界の北緯38度を超えた10月1日を「国軍の日」と定めている。
韓国軍の創設から今年で75周年を迎えたことを記念して9月26日、ソウル中心部で10年ぶりに行われた大規模な軍事パレードの記念式典では、北朝鮮が核を使用すれば米韓同盟の圧倒的な力で「政権を終わらせる」とけん制した。
これはいずれもハマスによるイスラエル攻撃以前の尹政権の対応である。
半島情勢は待ったなし
ハマスの攻撃が成功したことで、北朝鮮は韓国に対する攻撃姿勢を強めてくる可能性がある。さらに、紛争が世界中に広がり、米軍の対応能力が弱まっていることから、韓国の防衛に韓国自身がより力を入れざるを得なくなっている。
中ロも北朝鮮の独走を抑えきれなくなってくるかもしれない。
ハマスのイスラエル攻撃が韓国に大きな難題を突き付けたのは間違いなさそうである。
さらに連載記事『緊迫の半島情勢…!韓国・統一部トップに「対北朝鮮タカ派」を指名して変わる「北朝鮮政策」と「金与正の反応」』では現在の韓国の安全保障体制の再整備について、詳しく解説しているので是非、参照してほしい。
以上、現代ビジネス
北朝鮮の工作員だった文在寅が韓国の弱体化を行ったので北朝鮮から攻撃を受けたらギブアップかも知れない。
韓国国民がローソクデモを行い、パククネから文在寅に代えて防衛も経済もガタガタになってしまっている。
この時、日本のマスコミはローソクデモが素晴らしいと報道していた民主主義の手本かのように言っていたことに呆れる。
日本も反日左翼のマスコミ、活動家が浸透しており、韓国の二の舞になりそうだ。
日本の政治は宏池会が日本を弱体化し外国に日本売りしている。危機感を感じているのは私だけだろうか?
せめて自民党の総裁を高市早苗にして反日左翼から日本を取り戻さないと日本の将来はない。
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