日本女子オープンゴルフ選手権 千葉カントリークラブ 野田コース(千葉県)最終日
まさに、圧巻。ユソヨンさん、最終日に見事なプレーを披露しました。難コースを見事に攻略し、通算15アンダーの優勝。ひとことでいえば、強かった-ということになりますが、ただ強かったわけではありません。
コースマネジメントが素晴らしく、距離感が抜群です。バーディーを奪うことは、チャンスをつくらねばなりません。そのためにはどうしたらよいか。グリーン上では、できるだけやさしいラインに乗せなければならない。そのためには、どう攻めたらよいかを、まるで将棋のごとく、先を読んでいたように見受けられました。
確かに、大会を通して長短のパッティングが、スバズバと決まっていたことは確かでしょう。しかし、バーディーをとれるラインへボールを運ぶ。これができていなければ、名手といえども、そう簡単にスコアを伸ばせるわけではありません。1Wはただ、距離を稼ぐために振り回せばいいものではない。あくまでも自身が立てたコースマネジメントに従い、コントロールを最優先する。ユさんは4日間、徹底してそれを行っていた。また、アイアンショットの切れ味も絶妙です。ボールへ対して、ヘッドが入る角度が一定。技術に絶対の自信があるから、マネジメント通りのプレーができるわけです。
大会3連覇を目指した畑岡奈紗さん、菊地絵理香さんの健闘も光りました。が、悔しいのは、日米のツアーでまたもや、レベルの差を感じたことです。着実に世界との差は少なくなってきたことは、間違いありません。それだけに、もっともっとLPGAツアーの選手には、奮起をうながしたい。前記したように、バーディーをとるために、やさしいラインへボールを乗せる。このあたりの差を、どんどん縮めていかなければなりません。
(原田香里=担当理事)
以上、日本女子プロゴルフ協会記事
原田理事のおしゃるとおりだと思います。
日本女子ツアーのレベルアップが必須ですね。
ユソヨンのコースマネージメントで参考になったのは、花道方向にアイアンショットしてトラブルを未然に防いでいた。パットラインものぼりラインになるポイントを狙っていたようです。
僕たちアマも花道方向にグリーンの真ん中狙いが正解のように思えます。
ホームコースの傾斜を18H調べてのぼりラインを狙うマネジメントを見習いたいと思います。