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◇18日 女子ゴルフ 住友生命レディス東海クラシック最終日(愛知県美浜町・新南愛知CC美浜C)
前日首位に立った尾関彩美悠(19)が中盤までスコアを落としながら、後半で盛り返し、最終18番のバーディーでツアー初優勝を射止めた。この日5バーディー、3ボギーの70で、通算13アンダーだった。
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19歳は初優勝しても泣かない。吉田と同スコアで迎えた最終18番、左ラフから残り118ヤードの第2打をピッチングウェッジでピン右奥「1・、ちょい(1メートル強)ぐらい」につけていた尾関。吉田がバーディーパットを外し「決めればプロ初優勝」の、そのバーディーパットを難なく沈めた。「若干スライス。ラインのことだけしか考えてなかったです。今日は最後まで楽しめた。それが一番良かったのかなと思います」
単独首位で迎えた最終日だったが、スタート間もない2番グリーンで降雨のため競技中断。約2時間後の再開と、台風接近の悪天候にほんろうされた。6番でボギーを先行。9番で6メートルのバーディーパットを決めたが、10、11番と短いパットを外して連続ボギーとした。尾関の頭の中には6月のサントリーレディスで初めて最終日最終組を経験、74とスコアを落として2位から8位に順位を下げて終わったことがあったという。「また最終組で崩したくない。同じ失敗をするのは嫌」と負けず嫌いの本心が12番からのゴルフを支えた。
終始緊張はしなかったと尾関。12番で4メートルのパットを沈めて1つスコアを戻すと、前日イーグルを取った15番で2・5メートルを沈めてバーディー。ここで吉田に並び、16番では6メートルを決める度胸を見せた。優勝決定のバーディーパットがカップに消えた瞬間は、右手を力強く握って振った。
「先週の川崎春花ちゃんの初優勝が大きな刺激だった。私も早く勝ちたい、今週は優勝を目指して臨んだ試合でした」と語った尾関。おっとりした外見だが、実はなかなかの“ドジ子”だという。「忘れ物はしょっちゅうですし、靴を履きかえるのを忘れて練習に行っちゃったりとか…あ、今週も自分のスタートが1番なのか10番なのかを間違えました」と笑みを浮かべた。
当面の夢は、幼い頃から憧れる国内女王。祖父と父がレッスンプロというゴルフ一家の3代目が、頂点へ向かう第一歩を踏み出した。
▼尾関彩美悠(おぜき・あみゆ) 2003年6月16日生まれの19歳。岡山県倉敷市出身。158センチ、50キロ。7歳でゴルフを始め15年全日本小学生トーナメント、16~18年中国ジュニアなどを制覇。岡山県作陽高校3年時の21年日本女子アマに優勝し、同年11月の女子プロテストにトップ合格。最終予選会では58位に終わったが、出場17試合目の住友生命レディス東海クラシックでツアー初優勝。
以上、中日スポーツ
ルーキーが2週連続優勝しました。
日本ツアーは、レベルが高いですね。
3日間競技で13アンダーの優勝です。素晴らしい。
2位の吉田優利はおしかったですね。
また、福岡の後藤未有もトップ争いをしましたが、17番で左に痛恨のOBで撃沈でした。
後藤は3日目も終盤失態を冒し、ダボ、ボギーで解説の佐伯三貴プロにダメ出しされていました。今回のプレイを反省し、次回初優勝してほしいものです。
とにかく、女子ゴルフは層が厚いです。
来週以降も若手の活躍と賞金女王争いを注目したい。
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