大王製紙エリエールレディスオープン エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)3日目
菊地絵理香、最高のシナリオはやはり大逆転V。しかし、「無理でしょうね」と笑いながら、即答している。そうはいっても、調子が上向いてきたことは確かだ。今大会前、風邪で発熱をおしての出場。「練習をセーブしているので、ラウンド中は大丈夫です。朝と晩の頭痛がちょっと、という感じですかねぇ」と話した。頑張っている選手には、いいこともある。
悩み続けたパッティングの調子がグンと上向いてきた。「10月から替えたパターにようやく慣れた感じがする。手応えは感じていたけど、うまくかみ合わない。それが前週からうまく行くようになった。今週は思い通りのストロークができているし、ラインの読みもいい。だから、バーディーを量産できるのだと思います」。
どうしたらいいか。答えをみつけるために、菊地は練習グリーンで他の選手のパターを試し打ちさせてもらった。これだと感じたのは、日本女子オープン選手権競技の練習で、宮里美香のパターを拝借した際の感触。「私のパターより、3インチ長くて、しかも重量がある。今までは短くて軽いもので手の感覚だけでストロークしていた。それを背中まで使わなければ…うまく使えないものに…。前かがみのフォームにしました」と明かす。大きな転機だが、「それまでが全く入らなかったから、違和感がなかった」とも。
思い切りの良さが、パット・イズ・マネーとなったのだろう。いつも、菊地は具体的な目標を口にする。今季は1億円獲得だった。「達成できなかった時は、何が足りなかったかを考える機会を与えてくれる。目標は大事です」。もっかの賞金額は6,591万1,509円だが、計算上では2連勝を飾れば大きなハードルをクリアできる。
加えて、今大会、優勝を飾ると、生涯獲得賞金が3億円を突破するのだ。「うーん、すごいとは思うけど、目の前に現金があるわけではないし、ちょっと想像がつかない」。10年前、サラリーマンの生涯賃金は3億5,000万円といわれたが、現在では2億5,000万円になったそうだ。地力勝負で夢が広がる。素晴らしき女子ゴルフ界である。
以上、GDOニュース
最終日4H終えたところでトップテレサルーと3打差まで追い上げている。
優勝の可能性は十分にある。
また、比嘉真美子も同スコアであり、最後まで優勝争いを行ってほしいと願っています。
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