最近、市場マーケティングやリサーチをしたりして感じること、また既存の仕入先や工房の匠の方たちと接していて思うことがあります。
新進というか比較的年代の若い世代の匠の方たちは、実に斬新なデザインやアイデアを考えて、ご自身の作品や商品の中に取り入れて
表現されています。
「あぁ、こういうのは、斬新だなぁ・・・、よく思いついたなぁ・・・。」と感心させられることも多いです。
また熟練した世代の匠の方にお話を伺ったり、作品や商品を見ていると、
「やはり、この技法は、この方でないと無理だなぁ・・・、さすがの卓越した技をお持ちだなぁ・・・。」と感銘を受けます。
ですが、どちらが、良い悪いではないのですが、
「双方のデザインや発想力と、卓越した技法や技が融合したなら、きっと、もっと凄い作品や商品が生まれるかもしれない・・・」
と感じることが多々あります。
ですが、双方ともに、それぞれの主張があり、なかなか融合という形には、非常に時間がかかってしまうのが、もどかしいところです。
プロデュースする側の立場として、お互いが尊重し合い、協調してくれれば、驚くような化学反応が生まれるのではとも感じます。
それが、「技の継承」「世代を受け継ぐ」ということでしょうか・・・？
「デザインや発想力」は、これからも、若い世代から無限に産まれてくると思われます。
また「卓越した技」を若い世代が引き継いで、新たな個性を見出してくれれば、よりよき銘木工芸品や工芸技術が伝承されていくのでは
と感じます。
是非、よりよき作品や商品を世に送り出して欲しいと念願します。
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