先日、新聞で非常に残念なニュースを目にしました。
高知県大豊町の町議が岡山県倉敷市真備町の土砂撤去などのボランティア活動に参加したそうです。
ここまでは、良い町議だと評価できるのですが、問題はここからです。
その町議は、コンビニで酒を買って飲み、酔った状態で、避難所となっている小学校の校長に「宿泊させろ！」と迫ったと言います。
校長は、一旦断ったのですが、すると、「被災していない家を紹介してくれ！」とまたまた迫ったと言います。
そんなやりとりが約1時間ほど続いて、校長が折れる形で、小学校の廊下に宿泊させたとのことでした。
しかも、その町議は、後にSNSで「囚人のような扱いを受けた。」と書き、投稿したと言います。
私から言わせて頂ければ、ボランティアの精神が分かっていない町議なので、参加されても逆に現地でご迷惑となるかと思います。
参加される前に、ご辞退されることをおすすめします。
ちなみに私の所属する自治会の場合、地域内の幼稚園が避難場所に指定されているのですが、とても地域全員の方を収容できるような
広さは到底ありません。
想造以上に狭い印象でした。幼稚園ですので無理も無いことかと思います。
ですので万一の災害時には、他の避難所も確保しなければいけないということが、課題の一つとなっています。
このような状況の地域自治会は例外ではないと思います。
あくまで緊急避難所ですから、とてもボランティアに来て頂いた方に宿泊して頂く余裕はないのが現状です。
ですので、ボランティア参加の方は、再度、次の点について、ご留意されることをおすすめします。
・交通費（往復分）、宿泊地を各自で用意できること。
・自身の食料、飲料水は各自で用意できること。
・短期的（一日のみや休日、週末のみ）のボランティアは非常に敬遠される可能性が高いということ。参加できない場合もあります。
それは、きちんとした引継ぎが出来ないためです。少なくとも1ヶ月程度は、被災地に居ることができる方が重用されます。
・全て自己責任でボランティアを遂行しようとする意志があること。（事前に傷害保険などに加入される事をおすすめします。）
問題の町議は、上記の数点の認識が浅かったか、無かった方のようにお見受けします。
今後は、参加を自粛されたほうが良いかと思われますし、名声を得たい考えがもしあったとしたら、現地としてもご迷惑ではないかと
推察します。
今後は、町議として襟を正され、選出された立場であることを自覚し、それに恥じない言動をとられることを切願いたします。
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