最後の気品あるお部屋・・・

金沢のひがし茶屋街にある「懐華楼」さんの1階には、とっておきの場所があるそうです。


中庭を見てから、説明書きを読みます。








「へぇー、凄いな！」と感動しました。こちらです。





お茶室なのですが、日本唯一の金箔張りの畳で作られた茶室だそうです。


そこに置かれた水差しは、皇太子妃雅子様の御名から頂いたそうで「雅」（みやび）というそうです。


如何にも絢爛豪華ですね。


「懐華楼」さん、有難うございました。




芸者文化には、全く知識の無い私ですが、茶屋建築などからかつての加賀藩の優雅な風情を感じることができました。



これは、私の推測ですが、もちろん加賀藩主自身が楽しんだかもしれませんが、その時々の最大権力者が好むものを造り、もてなし、


喜ばせることで、謀反の意がないこと、絶対の忠誠の意志が揺るぎない事を示して、藩の存亡を図ったのではないかと思っています。


特に金箔や九谷焼、加賀漆器なども時の権力者の目を楽しませ、藩を含め家臣や自分達が生き残るすべとして熟成させたのではとも


思えてきます。



今回の富山、金沢紀行、如何でしたでしょうか？


私も加賀の歴史、工芸品や慣習、文化については、まだまだ知識不足です。


お付き合い頂き、有難うございました。


またご案内できるスポットがあれば、ご紹介したいと思います。

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引き続き、ひがし茶屋街を・・・

引き続き、ひがし茶屋街をぶらぶらと散策しました。




やはり石畳の通りは風情を感じます。


これはガス灯でしょうか。





珍しいですね。


人力車もありました。





女性だと3周してくれるそうですが、オジサンだとどうなんでしょうか・・・


「懐華楼」さんというお店で、少し休憩しました。








囲炉裏もあってゆっくりできるお店だなぁと思って、アイスコーヒーを頂きました。


出てきたのは・・・





何と金箔入りのアイスコーヒーでした・・・


ちょっと贅沢な気分になりました。



此処は、金沢で一番大きな茶屋建築でミシュランの旅行ガイドにも紹介されているそうです。拝観できるとのことで、拝観料を支払い、


少し見学させて頂きました。





この赤い階段を登り、2階から拝観するようです。


2階に上がると、










豪華な和室の雰囲気に圧倒されました。


此処で、芸妓さん方が芸を披露されるんですね。襖にも芸妓さんが描かれていて、かつての風情も感じられてきます。


こちらの間は、「群青の間」と呼ばれ、格式の高い方でないと入ることを許されない選ばれた者だけのお部屋だそうです。





こちらは、控え室のようで、待合いの他、お化粧やお色直しにも使われていたようです。












廊下の壁に芸妓さんの写真が掛けてありました。綺麗なお衣装ですね。





ガイドさんが居てくれれば、有難かったのですが、私も勉強不足で、説明書きを必死に読んでいました。


最後、1階にとっておきのお部屋があるそうです・・・

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金沢駅前から周遊バスで・・・

ホテルをチェックアウトして、そのまま帰阪しようと思いましたが、


「こんな時だから行ける場所があるかも・・・」という衝動に駆られてしまいました。


そこでまず、この金沢駅のシンボルを・・・





これは鼓門というそうで、能楽の鼓をイメージして作られたそうです。もうすっかり駅の顔のようになっています。


此処のバスロータリーから市内の周遊バスが出ていることなので、それに乗って移動したいと思います。






この日は、何とか長い距離を歩かずに済みました・・・


向かったのは、此処です。





「ひがし茶屋街」です。


以前から、一度、是非、訪れてみたいと思っていました。


京都の祇園とは、また異なる風情が漂ってきます。


京都の祇園は、一見さんお断りの所が多いですが、こちらは、比較的、敷居が低いのか、「どうぞどうぞ」という雰囲気です。


色々とお邪魔させて頂きました。





こちらの「箔屋ひかり蔵」さんには、凄い物があるようです。








中庭を抜けると・・・








凄いですね！





プラチナと純金で出来た蔵だそうです。まばゆいばかりでした。


ため息をつきながら、また散策を続けました・・・

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金沢のホテルで一泊・・・

「すみませんが、今日は日帰りで帰りますので・・・」


そういうと義父は、車で金沢駅まで送ってくれました。有難かったです。


突然、アポなしで来たにも関わらず、ご迷惑を掛けてしまい申し訳なく思いました。


「これで最終のサンダーバードには間に合うはずだから・・・」


と義父と別れました。



早速、今から帰阪する旨を自宅へ連絡すると、「遅くなるんだったら、息子も寝ている時間帯だし・・・」と帰阪して欲しくない様子。


「じゃあ、申し訳ないけれど、一泊する。」


と早速、今日のホテル探しとなりました。



お目当てのホテルに行くと、「申し訳ございません。あいにく本日は満室でございまして・・・」とのこと。残念です。



めげずに探していると、ふと、見覚えのあるホテルを見つけました。


「此処なら多分大丈夫！」


早速、フロントで「予約してませんが、一泊出来ますか？」


と伺うと、


「はい、ご用意させて頂きます。」とのこと。ラッキーでした。


という訳で、一泊することになったホテルは、こちらです。





ワシントンホテル系列の「R&Bホテル金沢駅西口」さんです。





広さもシングルより広めのお部屋で、全く申し分ありません。



此処のホテルの特徴は、とにかく節約、節制にこだわっている点です。



ハミガキ、剃刀、寝巻きも備え付けではなく、フロントで使用の有無を訊かれます。


また、ペットボトルなどの空ボトルは、再生資源という概念のため、ゴミ箱には捨てずに、その横に置いておくというシステムです。


さらに照明の強弱は、ツマミで調整ではなく、シェードを回して調整します。


そして、夜間は、フロントは完全に無人になります。


かといって、部屋はとても清潔感があり、好感が持てます。


そこまでしてこだわり抜いているので、宿泊代がとても安価です。



お蔭様でゆっくり休むことが出来ました。



翌朝、朝食のサービスは、宿泊代金に含まれています。




ここまでして頂いたら、逆に申し訳ないくらいです。


宿泊代を節約して、出張精算したいビジネスマンはたくさんいるはずです。



私が会社勤め時代の頃であれば、定宿にしていたかもしれません。


一泊とはいえ、大変お世話になり、有難うございました。

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田畑を見ながら、ひたすら歩く歩く・・・

北陸新幹線で新高岡駅までは、非常に早かったのですが、





ここから、城端線という単線電車に乗り継いで移動です。








ですが、肝心の城端線が1時間に1本しかありません。


「えっ、本当に・・・？」


ということで1時間近く待たされました。毎回乗り継ぎには悩まされます。


しばらく待って、電車が来たので、そこから、しばらく乗って、無人駅で降りました。


そこから、田んぼや畑を見ながら、お墓まで徒歩で移動です。約30分ぐらいでしょうか・・・


日差しもきつくなり、歩くたびに汗が滴り落ちました・・・


でもちゃんと、田畑の作物たちは、何処も着実に実っているようで、安心しました。





稲も、




そして、豆たちも、





「一生懸命頑張っているなぁ・・・」と感じ、少し元気を分けてもらいました。



そして、遅ればせながら、墓参を済ませ、家内の実家に辿り着きました。


義父母が温かく迎えてくれましたが、ご仏壇にお参り後「今回は家族で一緒に帰省できなくて失礼しました。」と非礼をお詫びしました。



「やっぱり次回は、家族三人揃って帰省したいなぁ。」と改めて、そう思いました・・・

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