ウチの会社って諸事情があって借入金が多かったり、償却しなければいけない繰延資産が多かったりしていたのですが、おかげさまでだいぶ改善が進みました。経営者としてはとてもうれしいことです。自分は経理や労務は得意ではないですが、総務・経理部長が優秀だし、脇を固めてくれる税理士の先生と社労士の先生が素晴らしい方々で、しっかりリードして下さるので本当にありがたいです。
7月に某銀行向けの月々100万円の返済が終了し、8月には別の某銀行向けの月々10数万円の返済が終了しました。損益的には影響しませんがキャッシュフロー的には劇的な改善です。
今月は月々40数万円減価償却してきた繰延資産の償却が完了。ちょっと先ですが、12月には月々30数万円の借入金の返済が終了予定。これも損益には影響しませんが、大きいですね。本当にありがたいです。
これらの改善を受けて自分と総務・経理部長は「無借金経営を目指す」と社内で言っております。これって「借入金をゼロにする」って意味ではなくて「借入金と同額以上の定期預金がある状態」という風にウチの会社では意味づけています。銀行・信金さんとはこれからもいい関係を築いていきたいと思っています。
上場しているビジネスパートナー企業の株式取得やかなり固めの投資信託や外貨預金の蓄積も進めています。昔と違い「ゼロ金利時代」ですから、こういう視点も重要だと思います。保険会社さんの提案を受け入れて自分の積み立て型の生命保険も掛金を厚くしました。満期まで自分になにもなければ社員の退職金にまわすこともできるし、満期がこなくても運転資金にまわすこともできるタイプを選んで、流動性を高めています。信頼できる証券会社や保険会社の方々がいてくれて、こちらも本当にありがたいです。
まだ残っている借入金の金利についても総務・経理部長が円満に交渉を続けてくれており、金利を低めに見直していただけそうです。また、クラウド化、モバイル化が一気に進行している革命期ですので、それに相応しい社則の整備や契約書の見直しを進めてくれております。
こういった経営の「守りの部分」を堅実にやっていただいたおかげで、iPadを全社員に配布したり、新商品開発に注力したりできているのだと思います。「守り」の重要性を十分認識しながら、今、自分と総務・経理部長が考えていることは「守りには入らない」ということです。おそらく全社員がそうだと思います。営業と開発にスキルも人間的にも素晴らしい社外ブレインの方々に入っていただき、アライアンス・パートナー戦略を活発化させていきます。これから何十年と続く顧客基盤作り、ビジネス基盤作りに取り組んでいきます。
先日、お客様企業の経営者の方と会食する機会があり、お話しをする中で、その方の心の広さ、考え方のスケールの大きさに感服しました。自分の未熟さを痛感する機会になりましたが、これからも立派な経営者になれるように「守り」を重視しながらも、積極的に攻めていく経営を心がけたいと思っています。
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焼津には写真の「だるま最中―焼津銘菓」というお菓子があるのですか。
最近、「あんこ」モノが減りつつあり、あんこマニアのわたくしは存在を知りませんでした。
とくに「だるま」は「達磨大師」に由来し、どうでもいいことですが仏教の黄檗宗の高僧です。
黄檗宗は、日本に最後に入った宗派で、日本の本山は京都の宇治市にある黄檗宗万福寺です。
わたくしは数年前、黄檗宗万福寺の近くの大学に用事があり、ついでということで参詣したのですが、途中で帰ろうとしたら、住職に「すべて拝観していきなさい」と言われ、事情を話して仕事に行かせてもらいました。
「普茶料理」という精進料理を出すお寺で、静岡でも浜松奥山の半僧坊が普茶料理を出しています。
達磨大師は富士宮にも奉られています。蛇足です。
今度、焼津に行ったら「だるま最中」を買って来ます。
記事とは全然関係のないコメント、どうもありがとうございます (^_^;) 。
先輩はあんこマニアでもあったのですね。ぼくもあんこ菓子は好きですが、マニアではないです。
今度、焼津にお越しの際は「だるま最中」をぜひよろしくお願いいたします。