東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




日曜日の今日はじっくり読書。それから衣替え。その後は今期のサンロフトをどんな風に運営していくのかをじっくり考えていました。こういう過ごし方も好きです。充実感がありました。

週刊ダイヤモンド4/19号は「為替がわかれば経済がわかる」という特集。30ページから77ページまで、なんと47ページもさいている渾身の特集。最近はニュースを聞いていても、「○円の円高で推移しました」とか「日経平均株価は○円高になりました」とか為替や株の情報が多い。円高や円安の意味やそれがどういう影響を及ぼすのかは、なんとなくはわかっているけど、やはりビジネスマンとしてクリアにわかりかった。

この記事の中でいちばん驚いたのは 世界の為替市場で1日あたりに取引される金額は320兆円を超えている! ということ。2004年以降で1.7倍にふくらみ、今も膨張を続けている。一方「実需」の方の世界の貿易総額は年間1,300兆円とのこと。為替市場の出来高の5日分もない! さらに欧米では 人間に代わってコンピュータが売買を自動的に判断し、執行するアルゴリズムトレーディングが幅をきかせ始めているそうだ。恐るべき投機マネーが世界中を駆け巡っている。

それから一般的に円高とか円安とか言う場合は、ほとんどは米ドルに対して言っているわけだけど、為替レートは対ユーロ、対豪ドル、対韓国ウォンなど、世界に視野を広げて見ていく必要がある。今は対米ドルに対しては円高になっているけど、その他のほとんどの国の通貨に対しては円安にふれていて、だから多くの外国人からみると、日本は格安のショッピングセンターと化している という。北海道のニセコスキー場は雪質がよく海外からも人気が高いんだけど、今、外国人でニセコに魅せられた人たちが周辺に別荘を買い求め、なんと地元はミニバブルのようになっているというから驚きだ。

ウチの会社は若干の資金を豪ドル預金にしているくらいで(金利もいいし 為替リスクも少ない (^ ^;) )、まだこういう世界とは無縁の「実物経済」の中で地道に仕事をしている。これからもそのスタンスを変えるつもりはないけど、「マネー経済」がここまで拡大してしまった今、金融の知識の有無は今後ますます重要になってくるので、しっかり勉強しておきたい。

ダイヤモンドの4/19号は図表も多く、具体的でわかりやすいです。「為替ってよくわからない」って方にはお勧めです。


ちょっと前の 日経コンピュータ 4/1号。特集は「XPの”次”はVistaか?」。 XPの出荷が6月で打ち切られるので、企業のシステム担当者は「次」をどうするか悩むところ。パソコンショップでの個人向け販売は当然Vistaに移行しているけど 企業向けの入れ替えは進んでいない。多くの企業はXPで満足しているし、一方Visataは巨大なメモリーが必要だったりして、好感をもって迎えられているとは言えない状況だ。

日経コンピュータ誌ではこれからのシステム移行について、3つの方向性を示していたけど どの方向もなかなか興味深い。そのあたりはシステムの打ち合わせでお客様におじゃましたときに、じっくりお話しさせていただきますね (^ ^;) 。いずれにしても「無策のままXPからVisataに移行してしまう」ことだけは絶対に避けましょう。

日経コンピュータの特集もとてもわかりやすくてお勧め。システム開発やWebデザインのことばかりじゃなく、ハードウェアやOSについても関心を高めていきたいと思っています。

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