石原明先生の本は本当に明快でわかりやすい。多くの本は、「この本を読んで何か感じてください。それをヒントに行動を起こせば変わるかもしれまんよ」って内容なんだけど、石原先生の本は「こうすればこうなります。そしたら今度はこうする。そうすれば儲かるでしょ」って、そんな感じ。
これまでの石原先生の本は「どうやって儲けるか」というところにスポットをあてたマーケティング中心の内容だったけど、今回の「社長、『小さい会社』のままじゃダメなんです!」はひと言で言えば「会社が最速で発展する方法」って内容で 経営全般にテーマに広がっている。そして画期的なことは、ここまでテーマが広がっていながら 論調は以前とまったく同じ。非常に明快に語るスタンスは健在でわかりやすいのです。
目からウロコなのは「経費ではなく投資という感覚のお金の使い方」。経費というと会社から出ていくばかりのお金で、とかく倹約に走りがち。それを投資というスタンスにたって見直してみると、それは「より大きなリターンを得るために使うお金」で「むしろ大きい方が成果も、確率も上げやすい!」ということに気づく。
そして投資の順番は 1.販促 2.採用 3.教育 4.環境整備 5.システム という順番で取り組むんだけど、それぞれのポイントが明快に語られている。正しく投資して、大きく回収することこそ社長の仕事で ( とすると、ちょっと業績が厳しいからと言ってすぐ営業に飛び出る社長《自分です》って言うのは、あんまり優秀とは言えないかもね・・・ (^_^;) )、そのコツが列記されている。
一部抜粋*******
社長さんたちは宣伝や広告に使うお金を、投資ではなく費用と考えています。ということは、お金を出しても金額はなるべく抑えようとしますから、制作を外部に出す場合でもセンスのないデザイナーや広告会社になるべく安く作らせようとします。そして結果は当然と言えば当然ですが、まったく当たらないということになってしまいます。
こんなことを繰り返すくらいなら、最初からしっかりお金をかけて、優秀な制作会社に依頼したほうが、よっぽどトータルコストは下がり、効果がだせます。
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実は、今回 自分が、自社サイトのリニューアルを急いだのは、根底にこのような考えがあったからだ。もちろんサイト制作は自分たちの本業だから、外部ではなく、自社内で行ったけど、この考え方に則って、妥協無く社内リソースを投入したし、自社内にはないノウハウ(今回の場合は写真撮影)は社外スタッフにお願いした。自分自身のマンパワーも相当につぎ込んだ。
効果・評価はこれからだけど、サンロフトにとってプラスになると信じている。会社が変わっていくきっかけになることも間違いないと現時点で感じている。
今回の「社長、『小さい会社』のままじゃダメなんです!」は、こういう売るため投資のコツだけじゃなくて、人材採用や、環境整備など、経営の広い範囲で ノウハウが満載。石原先生の会心作と言えると思う。会社を発展させようと考えている経営者の皆さん、会社幹部の皆さんには必読の書って感じ。超オススメ。☆☆☆☆☆(5つ星)。
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特に最初が肝心ですし、少し予算がかかっても、しっかりした行動が重要だと思います
信長さんは二人知り合いがいるのでどちらかなぁ~って感じ。どちらにしても 久しぶり~って感じ。
自分の場合、若干ですけどネットで株をやっていたので、株式投資になぞらえると 会社の設備投資もわかりやすかったです。確かに小さな投資で大きなリターンって、そういう話しはあんまりありませんよね。
CAR山本さん、ぜひ読んでみて下さい。絶対参考になるよ。お互いはやくBIGになろうね。がんばろー!
ホント、オススメ。
ぜひ読んでみてちょんまげ~~~。
↑ すいません、残業でちょっとハイになってます