週刊ダイヤモンド 2006-5-20 号の特集は「やさしいウェブ講座」。「やさしい」って言葉が入っているからってあなどってはいけません。30ページから49ページまで、19ページに渡って展開される内容・解説はまさしく「旬」。「第2のネット革命がみるみるわかる!」「専門的知識がなくてもよくわかる、やさしいウェブ講座をお届けしよう」とサブタイトルに書いてあるとおり、「今ネットの中で起きていること」と「これからどういう方向に向かおうとしているのか」ということがよくわかる。様々な分野で事例も満載で、成長スピードや今後予想される事業規模なども見えてくる。
この特集で書かれている「見出し」の一部を以下に書き上げてみると
・インターネットは第二世代へ キーワードは「ウェブ2.0」
・ブログに次いでSNSが急拡大
・ウェブ世界特有のロングテール現象
・個人のブログが世論を動かす
・870万人が開設 簡単で無料 大人気のブログ
・企業も使い始めた知り合い系サイト SNSブーム到来
・社内SNSは今後、爆発的に普及する
・次世代インターネットで急成長のネットベンチャー
・毎日1万人超が登録するSNSの活況
・ブログの急拡大で周辺事業が伸張
などなど。それから豊富な「Web用語解説」も記載されているから「ウェブ2.0って何?」とか「SNSって?」とか「ロングテールって何?」っていう人でも十分読める。570円の雑誌がここまで情報提供してくれるのはうれしいよね。これも読まないで「ウェブ2.0なんてわからいよ」とかいうビジネスマンがいたらもう思いっきり「オヤジ!」って言ってあげましょう。
ウチの会社の社員は「ウェブ進化論」は全員読んだと思うので(だよね?)、もちろんこういうことはすでに理解できていると思うけど、ダイヤモンドの特集記事はカラーでいろいろなサイトの画面を紹介してくれていたり、グラフや人の写真なんかもカラーでわかりやすいから、一読をお奨めします。コンパクトに整理されていてすごくいいです。
もちろん自分たちのビジネスとして「ウェブ2.0的なことはすべてやる」なんてことは到底できない。範囲は多岐に渡るし、それぞれの分野でそのエキスパートベンチャー達が寸暇を惜しんでチャレンジしている。
自分たちがチャレンジする2.0的分野は・・・。SNS。ソーシャル・ネットワーキング・サービス。ここだ。ここだけでも限りなく広い。超魅力的な市場だ。
日本でのSNS研究の第一人者、山崎秀夫・野村総合研究所上席研究員は「社内SNSは今後、爆発的に普及する」と予測している(記事文中より)。
あの名著「よくわかる!ソーシャル・ネットワーキング・サービス」の共著者 山崎秀夫さんの言葉だけに励まされる。
様々な「2.0的」なモノやサービスや発想は、様々な業種・企業で活かされる。自分たちの会社はその架け橋になっていきたい。「2.0」の伝道企業として社会貢献できるようになったら素晴らしい!って、そのように思った。
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