深夜のタクシー３

またまた勤務が深夜に及び日本橋からタクシー。今日はやはり東京勤務のＨ君もいっしょ。

自　「秋葉原から水道橋。靖国通りを御茶ノ水方面に」
運　「いらっしゃいませっ、どうもありがとうございますぅ」（やけに元気）

Ｈ　「今日、夕メシ食ってないスね」
自　「あっ、忘れてたね。（タクシー乗る前に）食えばよかったね。Ｈ君、メシは・・」
Ｈ　「あ、大丈夫　（部屋に帰れば)　ありますから」
自　「そなんだ。ぼくは （部屋に帰っても） ないけど、ま、いいや、今日は食わないことにしよう」

ふと気がつくとタクシーは靖国通りを渡る。アキバ経由だと靖国通り、過ぎちゃうんだ。

Ｈ　「それじゃここで、おやすみなさーい」
自・運　「おやすみなさーい」
ということで、Ｈ君は万世橋のところで降りる。

自　「外堀通りを行った方がはやいですかね？」
運　「そうですね、そっちの方が簡単ではやいですよ」

タクシーはすぐに左折。なーる、この行き方ははやそうだ。

自　「水道橋の交差点 左に曲がったとこに牛丼屋ありますよね、そこで降ります」
運　「あ、やっぱり（牛丼を）食ってくんですねっ」
自　「えっ、まぁ・・ハハハ・・・やっぱハラへっちゃったし・・」（さっきの話、聞いてたんだ）
運　「ご自宅は牛丼屋の近所なんですか？」
自　「ええ・・・まぁ、近所・・・」

ということで今日は牛丼屋にタクシーで乗りつけた。
Ｈ君、自分だけ牛丼食ってごめんなさい。

外堀通り経由は近かった。もう靖国通りから行くこともないであろう　（完)