東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




朝食バイキングの後、ちょっとくつろいでいました。ハノイでIT企業を訪問する前の静かなひと時。今日も固有名詞は書きにくいし、打ち合わせの内容はもちろん書けないから、ハノイのITエンジニアたちの印象を書きますね。



バスを待つハノイの学生たち。今日の訪問先は文教地区でした。

今回訪問したIT企業の多くはとても若く、豊富なエンジニアを抱えています。毎年情報系の卒業生(基本的にエリート)が1万人以上社会に出てきて、切磋琢磨しています。彼らは柔軟で、新しい文化をもっています。

Redmine はみんな普通につかっている。開発依頼先と きめ細かく情報共有している。社内では、ソースコードは常に公開されていて、その改良については上下関係は関係なくコメントしあい、改良している。エース級の社員のソースコードをみて、さらに改良しようとすることで、若いエンジニアたちが急速に力をつけていく。

GitHubという世界的なソースコードを公開するSNSに参加し、ソースコードを公開。世界中のプログラマーが改良しあっている。当然英語だが、これからのエンジニアは、そこはいくべきではないかと思った。また利用できるフリーのソースコードは利用させてもらえばいいと思う。

若いけど、企業の業務を理解しようと努力している。ISOを取得している企業ではセキュリティも厳しく、ドキュメントもしっかりしている。要件定義書、詳細設計書、テスト仕様書を求めてくるとこが多い。

ただ、「お互いにアイデアを出し合いながらやりたい。既存のWebシステムが無料体験で利用できるので、、そこでイメージをつかんで欲しい」というと、ちゃんと「それでやろう」と言ってくれる。

エンジニアたちは明るくコミュニケーションにも活発に参加してくる。日本語がわからなくても参加してくる(^^;)。とにかく前向きで、「どんなシステムでも作ってみせる」という やる気を感じる。

若い会社だけど、日本の大手企業からすでに受注をとっている。仕様変更などで苦労した話しもあっけらかんと話してくれる。「必ずなんとかする、約束は守る」という強い意志を感じる。残業も厭わない。スカイプで打ち合わせをして開発することが普通になっている。英語はもちろん日本語の習得にとても熱心だ。

基本的に勤勉で、親日。礼儀正しく、挨拶もしっかりできる。愛社精神が高い。

とても素晴らしく、彼らと一緒にやっていきたい、磨きあっていきたいと思いました。

以上が、ぼくのハノイのエンジニアたちの印象でした。



フライトは深夜だし時間があるのでガイドのホンさんが「どこかまわりましょうか?」と言ってくれたので、迷わず「ハノイ駅」とお願いしました。雄君、付き合わせてしまってごめんなさい。昔の上野駅みたいな印象でした。



電車じゃないですね。ジーゼルかな。古い車両ですね。ホーチミンまで30時間くらいだって ( ´ ▽ ` )ノ 。



切符売り場。・・・ご覧いただき、お付き合いいただきどうもありがとうございます(^^;)。



空港にて。高揚感溢れるハノイツアーが終わろうとしています。
これから4時間の夜間飛行。もうすぐ日本に戻ります。社員のみんな、情報共有します。お楽しみに ( ´ ▽ ` )ノ 。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )



« ハノイでの運... 会社でハノイ... »
 
コメント
 
 
 
期待が持てますね。 (D社のH)
2014-03-05 10:51:46
私も昨年11月にハノイに行ってきました。10年前に会社設立で行った時より活気が溢れ将来が楽しみな国だなと感じました。会社設立の際、ハノイ工科大学からの新卒採用を決めその時入社した技術者が今、会社の中核になって頑張っています。今後の展開に期待します。
 
 
 
大学のとき (田辺義明)
2014-03-05 15:14:08
学生のとき、ゼミナールで「いずれアジアの時代が到来する」と発言したら、「サルはいるになってもサルだ」とゼミ員から一斉攻撃を浴びました。
それから大学院に行って、アジア経済研究所(IDE)に通いました。
その後、出身大学で「発展途上国社会論(一類社会学特殊講義6)」を担当しましたが、ベトナムの現在について、そのときのわたくしの予想を納得してくれる学生はいませんでした。
なにしろ自分が大学2年生のときまで「ベトナム戦争」をやっていましたから・・・。
 
 
 
ハノイ工科大 (としたか)
2014-03-05 16:33:39
D社のHさん、空港から市街に行く高速道路(?)の途中でD社さんの大きな看板があり、Hさんのことを思い出しました。

ハノイ工科大は今回の訪問先にも多数人材を供給していて、皆さん「次回は先生を紹介する」とか「案内する」と言ってくれました。ありがたいですよね。

情報技術による経済成長、社会発展という考え方が学生の頃から徹底されていて、その象徴のような大学だと思いました。
 
 
 
戦後30年 (松田)
2014-03-05 16:36:53
日本が戦後30年で高度成長したように、ベトナムもベトナム戦争終了から30年以上経過して、いよいよ成長期に入っている気がします。

社会インフラなど、問題点を指摘すればきりがありませんが、それよりも徹底して「強みを作る」「いいところを伸ばす」「それで全体を引っ張る」という考えが浸透していると思います。

IT産業はベトナムの成長エンジンだと思いました。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。