「情報テクノロジー」はもちろん大切。ワードとエクセルでビジネス資料が作れる。ホームページビルダーでホームページが作れる。パワーポイントでプレゼンできる。メールの送受信の方法を理解している。すべて「情報テクノロジー」。だけどこれからの会社はこれだけじゃダメです。
さらに「情報感度」が必要です。適切な情報を、適切な形で、適切な人に発信できる。適切なタイミングで、あるときはしまった文章で、あるときはやわらかめな文章で、配慮をもって、読む人に不快感を与えず、わかりやすく、明快に情報発信をするセンス。これが必要。メールで伝えるのか、ブログに書くのか、電話した方がいいのか、場合によっては会いに行った方がいいのか、そんな判断力も「情報感度」に含まれます。
営業も開発も、総務も経理も全部門。社員全員、このセンスが必要です。
「情報感度」を上げるためにはまず「こころ配り」。これができない人は良好なコミュニケーションができません。絶対的に親切さが必要です。専門用語を並べたてて得意になっているタイプは確実に浮きます。
次が「タイミング」。コミュニケーションはタイミングです。一般的にはレスポンスが遅い、無い、というタイプの人が多い。「情報テクノロジー」の高い人に限ってそうだったりします。
こうやって書いてみると「情報感度」って「コミュニケーション力」のことですね。少なくとも現時点での ネット内での活動で、コミュニケーションの良否を決めるのは、文章力とスピードと気配りと言えそうですね。
そしてこれってブログとかを継続していくことで徐々に向上してきます。急激に向上する人もいます。もともと気配りができるタイプ。スピードがはやいタイプ。こういう人たちです。
「情報感度」の差が今後の企業活動における「集客」と「顧客化」に決定的な差を生じさせます。断言してもいいです。これから「情報テクノロジー」では差別化できないでしょう。「情報テクノロジー」は当たり前になってしまいます。それが使いこなせていない会社は生き残れませんから。そこでの差別化はできなくなるでしょう。「情報テクノロジー」の専門企業ならさらに「情報テクノロジー」を磨き、差別化することもできますが、多く一般企業においては、「情報テクノロジー」は急速に当たり前のものになります。
いずれにしても、「情報テクノロジー」の専門企業も含むすべての企業で、今後の差別化のポイントになるのは「情報感度」の高さになります。
ですから、今のキーワードは 社員全員の「情報感度」を上げていこう。 ということになります。間違いありません。
| Trackback ( 0 )
|
「情報感度」というと、どうしても
「感じる」=「受け」という気になるのですが
松田社長は、「受け」て「放出」しろと仰ってる
ように勝手に解釈しました。独りよがりでなく
心地良さを目的としたイン・アウトプット。
「情報感度」=「情報感動(感じて動く)」と
いうことなのかなぁ。
いつも、素晴らしい話、ありがとうございます。
「情報感度」って「コミュニケーション力」って言った方がわかりやすいでしょうか。適切な情報を、適切なタイミングで、適切なツールで、明快に、わかりやすく、気配りをもって発信していくセンス。そんな風にとらえています。本当にこの良否がこれからの企業活動の明暗をわけると思っています。
一意見として、参考にしていただければとてもうれしいです。どうもありがとうございました。
本当ならこんなお話は、企業家の方を集めた有料のセミナーとかでしか聞けない話じゃないかなぁ
としたかさんの優しくてポジティブで広い心がよく表れていますね^^
ただ、私の住んでいる田舎町では、こうした「情報」についての理解や認識がまだまだ低く、企業やお店でHPを開いているところも数少ないです(ちなみに私はもちろん自店のHPも持っています^^ エヘン゜m゜*)プッ!)
それどころか理解と言うより、むしろ「抵抗感」のある経営者が多いのですよ(`Д´#)
世の中は、としたかさんのおっしゃるように
ますます「情報化」(それを前提での今回のお話ですよね)社会なのに、それすら受け入れようとしない田舎の企業の発展性の低さは、経営者自身が招いているということを、不況を嘆くより、早く気づいてほしいと思います
ruruさん、自分の情報感度もまだまだなのです。本当に。これからもよりコミュニケーションセンスを磨いていきたいです。それよりもruruさんの表現力は素晴らしですよね。これからもブログ、楽しみにしてますね~。
TOKUNAMIさん、月曜日はどうもありがとうございました。あのときのこと、ブログに書きたいのですが、まだ書けてなくて・・。本当に参考になりました。どうもありがとうございます。
そうですね、ボーッとしていてはダメですね。ぼくももっと精進します。
*****************
以下のようなコメントもあったのですが、名前が明らかに偽名なのでいったん削除させていただきました。ご意見はありがたく拝聴いたしますが、他の方の迷惑になるようなことはやめて下さい。
*****************
面白い情報と詰まらない情報、誰がどうして判断するのでしょう。
最近、感じるのは共有化できる情報には、人が群がり、多くの意見が寄せられます。反対に、違った感性から発信されるもので、しゃっべった途端に「なにそれ?」と否定される情報があります。
『感度』は自由を認める力と表現するフィールドが常に広がる楽しさに気付けば、自然に付いて来るような気がします。