東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




アメリカでは1.5億人以上の人たちが利用するFacebook。なんと国民2人に1人以上の割合だ。急成長中とはいえ現状では300万人から400万人くらいの利用者に留まる日本ではアメリカの成功事例がそのまま使えるわけではない。mixiの利用者数は2000万人以上。当然ほとんどが日本人。来年になって、Facebookの会員もそのくらいまで増えると、また今とはかなり違った活用法になると思うけど、現状での中小企業における利用方法はどういうところを目指すべきなのか。

既存のお客様やビジネスパートナーにFacebook登録していただいて、そこで「いいね!」をつけあったり、コメント交換をしたりすること。

会社としてのFacebookページを開設し、できるだけ大勢の既存のお客様やビジネスパートナーにファンになっていただくこと。

PCだけじゃなく、iPhoneやiPadなど、モバイル端末からいつでもどこでも利用できるようにしておくこと。

現状のFacebookにおいては、この3点がとても有意義なことだと思っています。現時点で「顧客の新規開拓で成果を上げたい」と言っても、BtoC系の会社ならそれなりにやり方はあるかもしれないけど、特にBtoB系の中小企業においては大きな成果は難しい。それよりも、会員はやがて2000万人くらいになるはずなので、来るべきそのときのために、今は既存のお客さんやビジネスパートナーとの心地よいコミュニケーションを楽しみながら、ソーシャルの流儀みたいなものを身につけておく。そういう時期だと思う。

プロフィール写真や文章の内容、表示方法には細かいところまで気を配るべき。やみくもな友達申請もいかがなものだろうか。無理して友達を増やすよりも 等身大の自分を表現し、自然な形で友達が増えていくことの方が長期的に見ると大事だと思う。

イベント情報や無料のセミナー情報などは、普通はいいコンテンツになるけど、嫌がる人もいるので目立ちすぎは控えたいところ。

いずれにしても 品格 が大事だと感じている。既存のお客様やビジネスパートナーとの親密感を醸造しながら、コミュニケーションを通じてお互いの品格を高めていく。現時点では、そんな風に使っていけたら、Facebookはとてもハッピーで、有意義なものになっていくと思う。

そんな感じの友達が100人以上になってくると、それはそれで、BtoB系の中小企業にとっては貴重な数字で、Facebookの国内会員が2000万人になるのを待たなくても、既存の仕事の延長で成果がでてしまったりする。これ、ハッピーモデルですよね。今はそんな感じを目指すべきだと思っています。



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ほのぼのとした雰囲気がいいです。

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コメント
 
 
 
どんぴしゃのタイミングです! (炎の弾丸男!!)
2011-05-31 10:21:46
としたかさん、
ご無沙汰しております。
(ネット上ではいつもブログを拝見していますので全くご無沙汰ではありませんが。)

さて、今回のとしたかさんのブログ、実は私昨日書いた「Facebookと少し距離を置こうかと・・・」というブログにどんぴしゃのタイミングでのエントリーでした。

このところ大変盛り上がっているFacebookですが、利用し始めて2カ月ほど、私なりにいろいろ疑問や不信感を抱いたので少しマイナス的なコメントをしました。

幸か不幸かわたくし、としたかさんのようにIT業界に身を置くものでないので、こんな後ろ向きな発言ができるのかもしれません。

技術の進歩など、きっと我々人類をより豊かいしてくれると思っていますが、(そう願いたいです。)何事にも陰陽があり、Facebookにおいて私には陰の部分の多く見えてきてしまったので・・・

としたかさんに教えてもらってブログを書き始めた2005年から2011年の現在まで、ブログ→mixi(ナノティー)→ツイッター(タイムログ)→Facebookと素人の私が理解するだけでも、それぞれ世の中に影響を与えながら、とてもスピーディーに変化していますねぇ。

ただ残念ながら多くの人がそれぞれの陰の部分(影響力の武器)に気づかずにいるように思います。

必要以上の消費や何かの行動を喚起したり、何よりも生産性を高めてくれるツールであるはずにITが、無駄に時間を浪費することで生産性を低下させているのも事実だと思います。

ツイッターやFBが負の部分での利用が減ればどれぐらいの生産性が向上するか、図り知れないのではないかと思ったり・・・

是非こういった新しいものに対しては陰陽両面について理解し、自分なりに客観的かつ冷静に判断したうえで取り入れていきたいと思います。

いまデジタルな部分での取り組みについて考えていることもあるのですが、
あえてアナログな部分にフォーカスし取り組んでいくのもありだなぁ?って思ってます。

是非またいろいろご教示ください。

では・・・

 
 
 
日進月歩 (としたか)
2011-06-02 04:56:16
弾丸男さん、お久しぶり。

実はさっきブログアップしたんだけど、5/31に開催されたセミナーに参加してきて、また自分の見方も変わってしまった気がします。コロコロ一定しなくて申し訳ありません。そのブログにも書いたけど、これで6/11に発売される本を読むとさらに考え方が変わるかも。ホントにはやいよね。

確かに影の部分も多くて、ネットやってる時間を他のもっと生産性の高いことに使えよって指摘はネット屋である自分たちには頭の痛いところ。でも、日々新しい活用法や事例が生まれていくなかで、それらを理解して取り入れていくためには、日常的に使っていなければわからないってところもあるんだよね。

利用者数は今のところ40万人/日で増え続けているらしいけど、これもどっかのタイミングでさらに拍車がかかるような気がして、そうなるといよいよ今まで効果が出せなかった部分でも効果が出せるようになってくる。そんときあわてて使おうとしても、やっぱり流儀がわかっていないと、スマートにはいかないと思うんだ。

そんなかんなで、懐疑的な気持ちもとてもよくわかるけど、ブログのときみたいに、上手に使っておく方がいいと思う。知らない人からの友達申請はスルーでいいと思うし、自分を飾る必要もなくて、等身大で、できるだけラクに参加しておくことが大事だと思う。

塾業界での効果の出し方とか、事例がみつかれば「ひとつの手法」としてメールで紹介するようにしますね。

あと、アナログな活動が大事なのはいつの時代も変わらないよね。Facebookがあってもなくても、やっぱりそこは大事。だから今度またSASAYAさんでいっぱいやるか (^^;) 。
 
 
 
お二人にありがとうございます (りつ)
2011-06-02 10:51:06
としたかさん、弾丸男さん、こんちには。
記事に加えてお二人のコメントの内容に「いいね!」ボタンを押したい気持ちです。

私も負の部分が気になったり面倒だなとも思いつつ、使っていかないとわからない「感覚」は貴重なものだと思います。

私はその「感覚」をつかむのにまた時間がかかるのであと半年くらいは続けてみるつもりです。

今の時点ではおふたりの書かれていることにどちらも「うん、うん」とうなずくところがあります。IT系以外にはそういう人が多いと思いますよ。過渡期ですからね。
 
 
 
過渡期ですよね (としたか)
2011-06-02 18:52:21
りつさんこんにちは。貴重な意見、どうもありがとうございます。

おっしゃるとおり、今は負の部分は気になるし面倒なところもあります。しかし!! 「半年」と言わずこれからずっと使い続けましょう。って多分半年後には今以上にメリットが実感できるようになっているから「これからも使う」という判断になると思うけど。

東京のYさんたちも次はFacebook対応って言っていますよね。ああいう優秀な人たちが次々にチャレンジして、Facebookを、スマートフォンを、スマートパッドを より楽しく有意義なものにしていきます。他にもいろいろなものが生まれてきます。

確かに今は過渡期です。でも渡りきった先は「これからも使う」という世界。そう信じていきましょう。

 
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