東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




監査法人トーマツさんが開催された「必ずおさえたい事業承継のポイント」セミナーに参加してきました。第一部は「経営の承継」、第二部は「財産の承継」。第一部の講師はいつもたいへんお世話になっている中尾先生です。今日のお話しもとてもわかりやすく、大いに参考になりました。自分は今、54歳で、事業承継を考えるにはまだ少しはやいかもしれないし、まだ事業をもっと伸ばさなければならない段階だけど、それでも今、この段階でこのお話しを聴けたことは本当によかったです。今回は、総務・経理部長の大橋さん、広報・マーケティング室長のあゆみさんにも参加してもらったのですが、こちらも大正解で、こういう全社に関わる経営レベルの話しをきちんと理解して、自分の意見を言えるスタッフがいてくれるのは社長としてもとても心強いです。

経営の承継では、まず後継者の選定がとても難しい。選定したら、先代の求心力やカリスマ性を承継することが難しい。先代の求心力の源泉を見える化していくと、先代が描いていた「経営ビジョン」や「経営戦略」や「数値計画」などが明確になり、後継者はそれらひとつひとつを引き継いでいかなければならない。またそれを実現していく経営組織を作らなければならない。

財産の承継では、「後継者=相続人」か「後継者≠相続人」かで、とるべき道がまったく違う。どこまで「所有」と「経営」を一体化させるか ということを真剣に考えなければいけない。また今、最善の方法が、5年後に法律が変わってしまえば、最善ではなくなってしまう。とても細かくて、めまぐるしく変わっていくけど、いずれにしても一生懸命がんばっていい会社にすればするほど、「税金を納税できるか」ということが重くのしかかってくる。様々なことを考えながら、経営の安定を実現させなければならない。

どちらもとてもたいへんな仕事で、「10年くらいかけて引き継いでいく仕事なんだ」ということがよくわかりました。

事例を踏まえて、具体的に、わかりやすく説明していただき、本当にどうもありがとうございました。



セミナーのあとは、個別相談ということで、中尾先生と望月先生とお話しできたのもとてもありがたかったです。楽しく談笑する中で、「ぼくらの代」から「次の代」への承継まで含めた「サンロフトの目指す姿」が、ぼくにも、大橋さんにも、あゆみさんにも、だんだんとみえてきました。それは三人ともほとんど共通で、そのこと自体もうれしいことでした。まだまだやることは山積。ありがたいことです。サンロフトの未来がますます楽しみになりました。

トーマツの皆さん、どうもありがとうございます ( ´ ▽ ` )ノ 。

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