打ち合わせの風景 ２

墨田区東駒形。隅田川沿いの、浅草にほど近いエリア。典型的な下町の風景が広がる一帯だ。今日はこの墨田区東駒形にある小さな（← 失礼っ）町工場っぽいＴ社さんにおじゃました。先方からＳ社長とＹさん、ウチの会社からは自分とＨ君。合計４人の打ち合わせ。

「すいませんね～、ウチ スペースがなくて。じゃ、近所の喫茶店 行きましょう」とＳ社長。白髪のおばちゃんがやってる古い喫茶店では近所の常連さんたちが集まり、話しが弾んでいた。もちろんＳ社長もカオだ。マニュアル通りに「いらっしゃいませ。何になさいますか？」ってやってる大手チェーン店とは大違いだ。もっと味わい深い会話が交わされているし、そういった会話が一杯のコーヒーをより引き立ててくれる。一瞬 「下町っていいな」 と思う。

ある商品を販売するサイトの打ち合わせをしていたんだけど爆笑の連続。
自分　「＊＊＊＊＊＊＊＊な～んて機能をつくっちゃったりして」
Ｓ社長「いいですねー、それ。作れるんですか？」
自分　「作れるよね（とＨ君に聞く）」
Ｈ君　「基本的にツールがないとそういうことはできません。ブラウザにはそういう機能はありません（冷静に）」
自分　「え～、そうなんだ・・・」
そこですかさずＳ社長が
「やさしいですね～。自分だったら即『じゃ、ツールはいつできる』って聞いちゃいますよ。『時間がかかるんですよ～』とか言ったら『えっ、まさか寝る気じゃないよね』って、ぼくらの会話はそんなのばっかりだよなー（Ｙさんに）（笑）」
自分も
「それ、いいっすねぇ。今度からウチの会社もそうしよう （笑）。で、いつ出来る？（Ｈ君に）」

そんな感じで楽しい打ち合わせが続く。サイトの内容的な合意はできたので、次回はビジネスモデルのところをもうちょっと詳しく書いた提案書をお届けすることにした。

このビジネス、うまくいくような気がする。喫茶店をでたときはもう午後５時をまわっていた。隅田川の川面を走る風が初夏っぽくて心地よかった。