どこに行っちゃうのかおれにもわかんねーよ!

とにかくいい加減なブログです。

ゴッホ展

2017-09-29 16:14:30 | 美術館

これから、道立近代美術館で開催中のゴッホ展を観に行きます。

かの有名な画家ゴッホの作品を集めての展示、北海道上陸は初めてじゃなかろうかと思います。

作品はハッとさせる色調やタッチの大胆さと力強さが、極めて印象的であります。そして描いた時代・場所を辿ることにより、画家の精神世界を垣間見ることができます。

ゴッホは日本の絵画や文化に影響を受けた人で、多数の作品や書簡にもその痕跡をうかがうことができます。

本展は、ゴッホの憧れた日本と、彼が没したフランス・オーヴェールの終焉地に、この偉大な画家に心酔した日本の芸術家たちが、聖地として次々に巡礼した軌跡を紹介しています。

激しいタッチで表現するのがゴッホの特徴ですが、晩年の作品は木や草花をとても穏やかに丁寧に描いています。が、見ていて幸福感を感じないのは私だけでしょうか?自然の美しさを表現しているゴッホ自身が、経済的・精神的に満たされていない渇望感とのギャップに苛まれている、それが作品に投影されているように思えるのです。ときに鬱積した感情が爆発的に高まり、ゴッホを象徴するあの「うねり」がキャンバスにぶつけられたとき傑作が生まれたのではないかと。。それにしてもこの色彩はすごいの一言ですね。

今回展示されていた中で、「ラングロアの橋」という絵がありましたが、日本のゴッホ研究者と画家により復元されたものであります。ゴッホが残した一部分の絵「水夫と恋人」と、予定していた配色を文字で記したデッサンが残されており、これを手懸かりに絵を仕上げていくという、“見果てぬ絵”に挑戦したプロジェクト。その仕上がりは素晴らしく、幻となっていた本作がゴッホの遺した手懸かりで蘇ったわけです。

見初めて早々にカラーンカラーンと鐘が鳴り響き、「ただいまで、入場10万人達成です。おめでとうございます。」とアナウンスがありました。

開催されたのが8月26日からだから、約1ヶ月の短期間で10万人とは、いまだにすごい人気ですね。

美術館2階にある顔出し撮影コーナー。写真を撮る場合はちゃんと両耳を見せて撮ろうね。(ちょっとブラックでしたかね。。)


(記事:2017年9月 Update:2018年4月)
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ポーラ美術館コレクション

2016-07-23 12:33:59 | 美術館
近代美術館に、ポーラ美術館コレクション展を見に行きました。

箱根仙石原にある日本有数の美術館所蔵のお宝コレクションがやって来ました。

ピカソの作品であるパウロくんが出迎えてくれます。

本日は、モネ、シャガール、ルノワール、ゴッホ等ヨーロッパで活躍した画家の作品をじっくりと見れるのだ。

海外の素晴らしい作品がこれほど日本に保管されているということは、コレクションされた方の見識眼もさることながら、それを維持できるだけの資金と観客数がなければ成り立ちません。拝見して、その美へのこだわりを強く感じましたし、日本は美術大国であると認識させられました。

見終わって、2階の休憩スペースでコーヒータイム。ドトールの自販機もアートしてるな。

カフェモカをチョイス。

う~む、いい作品に触れたあとの一杯のコーヒーはまた格別ですな。

1階のショップでお土産を2点購入。

モネの睡蓮の便箋と、ルノワールのアネモネのメモ帳です。

それから子供には名画パズル。

小さいパズルが16種類も入っています。

世界の名画をまとめて鑑賞できます。

一つ一つが小さく、簡単に作れます。

ポッティチェリ、セザンヌ、ミレー、ブリューゲル、ゴーギャン、ルソー、

ルノワール、ラファエロ、ダヴィンチ、ゴッホ、フェルメール、ピカソ、クリムト、ムンク、ルドン、モネの作品。
個人的にですが、モネが好きですね。あの淡い色使い、光のとらえ方がすばらしいです。


(記事:2016年7月 Update:2017年8月)
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三鷹の森ジブリ美術館

2016-01-13 11:04:00 | 美術館
ジブリ美術館に到着。

入口で待機中。

壁に蔦が密生したその外観は、美術館というよりは、古い洋館といった感じで、アニメの世界へ入り込んでしまったかのようです。

完全チケットネット予約制で、4回の入場時間の内、12時からのチケットがとれました。1か月前の発売日で当日Sold Outでしたからすごい人気ですよ。受付では映画を編集したフィルムの1コマを、ショートムービー鑑賞用チケットとしていただけます。

屋上に登りました。周りの自然に溶け込むように美術館は造られております。

天空の城ラピュタに出てくる機械兵士が遺跡のように佇んでいます。悲しい歴史をその鋼鉄のボディに封じ込めているかのようなフォルムです。肩に小鳥が止まればあの名シーンが甦るんですがね。

石版を見つけました。象形文字のようですが、古代の栄華と周落を記したコーナーストーンなのか?それとも宇宙に向けてのメッセージを発信するため、建物自体がモノリスなのであろうか??

隣の棟の窓に怪しい人、いや、猫影が。じっとこちらをうかがう眼は監視しているかのようだ。

屋上は雑木林のようです。人気がなければほんとに寂しい景色です。

1Fの中庭も水と緑を取り入れた場所になっています。日が差しているので気持ちいいです。

裏庭には井戸があり、手動ポンプで汲み上げることができます。

正面のコンクリートの建物が美術館棟です。

何棟かが組み合わさって構成されていることがわかります。

黄色いガラス張りの棟にショップやアトリエ展示が入っています。

こちらの棟はレストランです。オープンテラスでくつろいだり、日差しが強い場合はテント内を利用できます。
アニメーションの作り方、絵コンテ、ショートムービー、ぱらぱらムービー、特設展、作品に関連した図書室もあり、宮崎アニメの歴史を物語る上で重要な内容が展示されていて、遊び心いっぱいの工夫がなされております。
中でも子供のお気に入りは、ねこバス&まっくろくろすけで思う存分遊んだり、ショートムービーの「めいとねこバス」を鑑賞することでした。
映画館のチケットはこの編集で切り取ったフィルムなのだ。

それにしても海外からのお客さんが多いこと。世界の宮崎アニメなのだと納得できます。

出口はこちらから。ワンダーランドから現実世界に戻ります。

アニメの美術館という類を見ないカテゴリではありますが、これほどまでに支持されているスタジオジブリ。独特の世界観と映像美が、観るものにインパクトを与え、もはや揺るぎない領域を確立しております。

バス亭で帰りの便を待ちます。循環バスなので来た時と同じ場所です。10分おきに走ってます。あ、停留所のポールがトトロの顔になっている。

すぐ隣は井の頭公園です。けっこう広く、屋外植物園などもあって市民憩いの場となっております。

バスがきました。三鷹駅まで戻りましょう。


(記事:2016年1月 Update:2017年5月)
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徳川家康 天下泰平の軌跡

2015-12-10 16:05:47 | 美術館
さて、飯も食ったしフライトまで時間があるので、空港内でもぶらつくか~、とたどり着いた先がディスカバリーミュージアム。で、入口には"TOKUGAWA IEYASU"の文字が、、

なにぃ、「徳川家康 天下太平の軌跡」展!?

なんと無料で開放中なのだ!
水戸黄門のオープニングでお馴染みの、葵の御紋がバーンとお出迎え。は、ははぁーっ。

たのもう~と入ってみるならば、いきなり金色の兜が。『金子札緋縅具足の内 兜』。

徳川家康所用のものですと。すんごいお宝だわ。

でたっ、この印籠が目に入らぬか!『黒地葵紋金蒔絵印籠』。

先の副将軍、水戸光國公なるぞ!控えおろう!もちろん本物ですよ。

悪代官なら、出合え、出合え!この者を切り捨てぃ!と証拠抹消にかかるところですが、あたしはどっちかってーと越後屋の性格でして、なにもしちゃーおりませんで、この者が全て企てた極悪人でございますと、罪をなすりつけるのでござんすよ。。
とまあ、時代劇の一幕があったかどうか、また、この印籠が相当な権力行使アイテムだったのかもわかりませんが、水戸黄門はおもしろい!印籠で悪人がひれ伏すなんて、痛快この上ないですよね。

碁盤が出てきました。『碁盤 銘 舞葡萄』。碁石の入れ物、御紋入りの碁笥(ごけ)の黒い光沢が素晴らしいです。

家康所用。しかも秀吉と対局したとされます。これで天下の対局をも眈々と練っていたのでしょうか。

これは絵巻ですね。『日光従駕図の内 第三巻』。

日光東照宮への参拝を描いたもので、徳川12代将軍家慶が参拝した年に制作されており、関連するものとされております。

ここから刀剣シリーズ。『太刀 包永 児手柏』。

徳川家康が関ヶ原の合戦に用いたそうであります。

そしてもう一太刀。『刀 燭台切光忠』

伊達正宗が所用しており、近臣を燭台ごと切ったとされております。

武庫刀纂。水戸徳川家の刀剣帳です。

関東大震災で焼失したものが多々あったようですが、これが残っていることで当時の所有していた状況がうかがい知れます。



非常に貴重な所蔵品の数々を拝見させていただきました。しかも写真撮影は自由でした。すばらしい試みですね。

(記事:2015年12月 Update:2017年1月)
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勅使河原蒼風の眼と美の潮流展

2015-09-20 14:10:04 | 美術館
道立函館美術館に展覧会を見に行きました。

展示されていたのは、勅使河原蒼風のコレクション展です。華道草月流の創始者でありますが、それだけには収まらず、多方面にわたって芸術の領域を広げていった方です。

展示物は、彫刻、オブジェ、書道、絵画と華道以外のものがたくさんあり、自分が製作したものにとどまらず、傾倒した作家の作品が大半を占めていました。
創作を重ねるうちに集まったもののようですが、見ていると飽くなき探究心と芸術に打ち込む情熱が伝わってきます。
中でも印象に残ったのは、自身の作品で伊勢神宮の巨木を使って古事記神を表現したものです。
(写真はありませんのでこちらをどうぞ。
http://event.hokkaido-np.co.jp/sogetsu/works/index.html )
その様は森羅万象を司る神が宿り鎮座しているようであり、人間が畏れおののき、ひれ伏す魔力ともいうべきパワーをひしと感じます。神様の最終兵器のようにも見えました。

芸術って奥が深いと心底思います。
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夢見るフランス絵画展

2015-07-18 16:19:31 | 美術館
北海道近代美術館で開催中の「夢見るフランス絵画展」を見に行きました。

印象派からエコール・ド・パリまでの画家の作品を一堂に展示。ルノワール、モネ、セザンヌ、モディリアーニ、キスリング、ユトリロ、シャガール、ルオー、ヴラマンク、藤田嗣治など、すばらしい作品の数々を鑑賞することができました。私はその中でもモネの作品が大好きで、そのやわらかい色使いと光のとらえ方に魅入ってしまうのでした。今回初めて見たキスリング、ユトリロ、ヴラマンクも描く線と色彩のダイナミックさに圧倒されました。

時代の移り変わりとともに作品構成が変わっていくチャプターごとに、永井荷風らのパリへの憧れを詠った詩が登場します。それにより華やかな当時の情景が思い浮かび、芸術の都より放出される創作エッセンスが、多くの画家を引き付けたのだなと思うのでした。オー、セ・シボン、ジュテーム。(知ってる単語。意味不明。。)
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アール・ヌーヴォーのガラス展

2015-06-14 22:55:18 | 美術館
北海道近代美術館で開催中のアール・ヌーヴォーのガラス展に行ってきました。近代美術館に来るのは久しぶりのことです。

天気が良かったので庭園内の造形展示物を鑑賞。



さて、館内に入り鑑賞開始です。

ドイツのデュッセルドルフ美術館所蔵の数々を堪能できました。
ガラス流体を生き物や草花に見立て、自然の美と光が織り成す造形美を極限まで高めた作品に、込めた熱意と技法の素晴らしさを感じずにはおれません。

以前、富山県近代美術館で見たときも、その強烈なインパクトに圧倒されたことを記憶しております。今回は、展示の量は多くなかったと思いますが、その魅力を十分に伝えておりました。

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藤城清治の世界展

2015-01-12 17:12:06 | 美術館
1月12日の祝日に、 芸術の森で開催中の、藤城清治の世界展に行ってきました。

当日はたくさんの来場者で混んでおり、駐車場もかなり離れたところで、シャトルバスを待つことになりました。しかもものすごい雪の日だったので、待つ間子供に毛布やストールを巻きつけて完全防寒。

シャトルバス到着後、会場まで雪の中の遊歩道をしばらく歩きます。

建物前に看板がありましたが、ここではなくまだ先でした。

やっと着きました。
作品をじっくり見ましたが、素晴らしいの一言!その色使いと細やかさ、登場するキャラクターの豊さに圧倒され、感動を覚えました。

作品にふれ、 観る者に夢と希望を与えてくれ、先生の精神と世界観が、慈愛に満ち溢れているということを感じ、私はいっぺんで虜になってしまいました。今回は、作品を縮小撮影したものも多々あり、各地に原寸大のものが展示されているということなので、機会があれば見に行きたいと思います。道内では道東方面で展示している館があるので、まずはそちらから行ってみようかな。
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