サンゴ草を見に卯原内(うばらない)にきました。










能取湖にある道内最大規模のサンゴ草群生地です。

ちょうど赤く色づいてきていますね。9月中旬からが見頃なので、今はちょっと早い時期です。

能取湖方向にまっすぐ伸びた遊歩道。

両側に群生するサンゴ草。この一帯が鮮やかな赤に染まるのです。

近寄ってみるとそんなに大きくないですね。これから赤みを帯びて、ますます艶やかになることでしょう。

サンゴ草はアッケシソウといい、厚岸で最初に発見されました。色がサンゴのようなので、サンゴ草と呼ぶのが一般的になりました。汽水の湿地帯に育成します。

これだけの敷地に群生するサンゴ草も、一時は危機的状況になりました。

湖口拡張のため、湖の水位が下がり、乾燥化により、生育環境が変わってしまい激減しました。しかし、地元観光協会の呼び掛けや、網走市、東京農大の土地改良で改善し、ここまで復活させたそうです。

日本一の群生地として、観光客に人気ですが、保護活動のお陰で、こうして景観が守られているのです。

(記事:2018年8月 Update:2020年4月)