情報と物質の科学哲学 情報と物質の関係から見える世界像

情報と物質の関係を分析し、心身問題、クオリア、時間の謎に迫ります。情報と物質の科学哲学を提唱。

”おじいさん!”ショック!

2024-12-11 09:46:26 | その他
散歩をしていると前方から1歳くらいの男の子をつれたお母さんがやって来た。
近くまで来たとき、その子がこちらを指さし大声で”おじいさん!おじいさん”と叫んだ。

親子連れが過ぎ去ってからお母さんが何か男の子に言った。
それでも男の子は、”おじいさん、おじいさん”を繰り返した。

自分は確かにおじいさんだが面と向かって言われることは初めてでショックだった。

男の子にしてみれば、犬を指さして”ワン、ワン”と言うのと同じ感覚なのだろう。


奇妙な夢「無重力」

2024-11-25 11:16:39 | 奇妙な夢
スキーリフトのロープにぶら下がりながら動く夢を見た。
朝思い出してみると、ぶら下がったときの重力感が全くなかった。

何故だろうか?
視聴覚などの五感は夢の中で再現されるのに。
そう言えば、空中遊泳の夢は珍しくないそうだ。

体に対する圧迫感や伸張感は脳回路に記憶されないのだろうか。
これらは五感と無関係なのか。

奇妙な夢「髪の毛」

2024-11-16 17:22:28 | 奇妙な夢
夢の中で鏡に映る自分の髪をみた。
黒い髪でボリュームも普通だ。
しかし、髪を持ち上げるとてっぺん辺りが禿げかかっている。

現実にはこんなことは一切なかった。
奇妙な夢だった。

小山を築く強き蟻たち(続5)

2024-10-27 10:31:01 | その他
数か月ぶりに蟻の巣を見に行った。
小山はなくなっていた。

以前は100匹位の蟻が働いていたが、今日は10匹位しか居なかった。
蟻の世界にも栄枯盛衰があるのだろうか。

測定器に波動関数は適用できない! 「波束の収縮問題」「観測問題」は擬似問題

2024-09-19 14:33:08 | 物理学・量子力学
量子力学は、測定によって波動関数の瞬時収縮(波束の収縮)が起きるとしています。
この収縮はシュレーディンガー方程式に従わないので「波束の収縮問題」という難問になっています。

今回のブログでは、測定による波束の収縮という概念自体に根拠がない理由を示します。

(理由1)先のブログで示したことですが、測定器というマクロな物体に波動関数を適用することは出来ません。
測定器というマクロな物体が干渉縞などの波動性を持つ実験的裏付けが全くないからです。

(理由2)測定器は、物理量の測定値という情報を創発する器械です。しかし、量子力学には情報という概念がありません。従って、量子力学は測定器に関する現象を説明することは出来ません。
詳細は、ブログ「情報概念を利用した物理主義破綻の証明」をご覧ください。

以上述べた2つの理由により「波束の収縮問題」は擬似問題であることが分かります。

次に「観測問題」について検討します。
これは、測定器内部で粒子の波動関数と測定器の波動関数を重ね合わせることにより生じる難問です。

森田邦久『量子力学の哲学』、講談社現代新書2122(2011.9)、pp.85-87。
白井仁人、ほか『量子という謎』、勁草書房(2012.12)、pp.7-8。

この問題においても測定器内部でミクロの粒子の波動関数とマクロの測定器の波動関数を重ね合わせています。
しかし、この捉え方は前述の理由により間違っているのです。

従って、「観測問題」も擬似問題であることが分かります。