情報と物質の科学哲学 情報と物質の関係から見える世界像

情報と物質の関係を分析し、波束の収縮問題、心身問題、クオリア、時間の謎に迫ります。情報と物質の科学哲学を提唱。

遺伝情報と神経情報における情報概念の本質的な違い

2020-03-17 10:31:05 | 情報と物質の科学哲学
遺伝情報神経情報という用語をよく使いますが、この両者における情報という用語には本質的な違いがあります。

遺伝情報における情報は、遺伝の仕組みを説明するための便宜的な用語です。
何故なら、遺伝子の働きは分子物理学だけで完全に説明できるからです。

これに対して、神経情報における情報は神経回路の機能を説明するために必要不可欠な用語です。
何故なら、神経回路の機能を物理則だけで説明することは不可能だからです。
この機能を説明するためには物理則のほかに神経回路網の学習則が必要です。
言うまでもなく物理則から学習則は得られません。

すべての現象を物理則だけで説明できるとする物理主義(物理還元主義)破綻の証明がブログ ”情報概念を利用した物理還元主義破綻の証明” にもあるので是非ご覧ください。

詳細は、パソコンサイト 情報とは何か 情報と物質の関係から見える世界像 を是非ご覧ください!

物質の情報化と情報の物質化の例: 神経回路と知能ロボット

2020-03-03 10:16:23 | 情報と物質の科学哲学
情報と物質は全く異質な存在ですが、この両者は互いに変換し合います。

高等動物は、感覚器官に入った光、音、分子などの物質を神経パルス列に変換して神経回路に送り、そこで情報化して(物質の情報化)シナプスなどに記憶します(情報の物質化)。

人工知能(AI)ロボットでも同様な変換がなされています。

これが物質の情報化と情報の物質化の一例です。

詳細は、パソコンサイト 情報とは何か 情報と物質の関係から見える世界像 を是非ご覧ください!