ロボットに虹を見せてから質問します。
何が見えますか?という質問には
”虹です”と答えるでしょうね。
これは知識に関するものだからです。
それでは、何色ですか?という質問には
どう答えるでしょうか。
”七色です”とは答えないでしょう。
何故なら、七色というのは感覚に関する
ものだからです。
七色という言葉も教育環境によるものです。
民族によっては三色と答えます。
単色光であれば、ロボットはその波長を分析して
正確?な色を答えるでしょう。
でも、虹の場合には波長は連続しているので
答えようがないのです。
このように、感覚的なものをロボットに埋め込むのは
不可能だと思います。
研究者は、ロボットに感覚機能を持たせようとしていますが、
この感覚は擬似感覚に過ぎません。
ロボットには高度な認識機能がありますが、これはニューラルネットの
分類機能によるものです。
感覚と認識は、本質的に違う概念です。
関連した話題は、パソコンサイト 情報とは何か 情報と物質の関係から見える世界像 を是非ご覧ください!