日にちが前後しますが、6月17日 府中の森芸術劇場へ行きました。
主人がジャズシンガーの方から、「中学生のジャズがあるので良かったら聴きにきて」と話があったとかで、直接話せばいいのに 主人からEメールで「行きませんか?」と訊いてきました。
私は中学生のバンドが「ガチャガチャ」ジャズを演奏するのかと思ったので、特に興味は持てず、返事をしていなかったのです。
主人は 前日になって≪下高井戸発12時09分≫の京王線で行く、とこれもまたEメールを送ってきていました。
「行くとは言っていなかったじゃない!」と言うと「行かないと返事してこなかったじゃないか」と返ってきました。こんな話あるでしょうか? 我が家は口で話さないでメールでやり取りが結構あります。
仕方ないので 偶には付き合っておこうと同行することにしました。
当日は12時09分発に乗るために、早めにお昼を食べて出かなくてはと、炒飯を作って主人に声をかけたら、
「あっちへ行って[ ≪すき焼き≫食べるってメール出したろ!」と主人が言い、私は、「そんなの見ていない。12時09分発に乗るってメールしか着てない!」
主人は「メール出したよ! 見てないのか!<(`^´)>」
私は「ジャぁ、そのメール イツ出したのよ?」とこちらも<(`^´)>プンプン。
昨日の夕方に出されたって、いつでもパソコンを開いているわけでもないし、忙しければ全く見ていない日が続く場合だってあるのに、主人は仕事で毎日見ているので、当然私も同じだと思い違いをしている。
せっかく ≪すき焼き≫食べるのに 雑に作った炒飯で、大して美味しくなかったものを 私は 少々お腹に入れてしまって、シマッタと思いましたが、時 既に遅しでした。
予定の電車に乗るのに、駅まで小走り・・普通に走ることはもうできない身体ですが、駅についてハァハァいっていると、そんなに慌てることは無いのに、自分は歩いてきたよ、と主人は余裕だ!ガハハー(^^)/と言わんばかり。足が短い主人ですけれど、私よりは多少長いので歩幅が違うんだから・・・分かってない。
とにかく予定通りの電車に乗り調布で乗り換えて、府中で降りました。
改札をでると、前に芸術劇場に来たときと、駅の周りがガラッと変わっているのです。
「えぇ? こんなじゃなかった」
「東府中じゃないの?」と言っても聞こえていないのか主人はスタスタと広い通りの方まで歩いて行き、私は 最寄り駅が府中なのか東府中どうか全く自信がなくて、しかし以前に来た時とは 回りが明らかに違うと感じたものの、主人の後についていきました。
何年も前に来たのではなくて、そうそう一昨年の12月に第九を聴きにいったのでした。忘れっぽくなっているので、どうなっちゃってるのか自信がもてない、思考が止まった状態でした。
しかしながら、明らかに違う駅周辺。しかし出てきた改札が違っていたのかとも考えたり、短期間にビルも建ったのかもなどと思ったり、前に来たとき、「府中の森芸術劇場」の小さな看板があったのに、それらしきものは見当たらないとか、いろいろ考えたのです。昔の私だったら、覚えていたことなのに、なんて物覚えが悪くなってしまったことでしょう。がっくりです。
一方 流石の主人も変だと思ったようで、赤信号で止まっていたタクシーの運転手さんに訊きました。振り返って
「東府中だった!!」
アチャーッ、シマッタ。仕方なくタクシー乗り場まで戻ってタクシーで会場に向かったのです。
「府中の森芸術劇場に行くのに府中で降りちゃったんですよ、(-_-#)」とタクシーの運転手さんに話したら、相手も上手に「東府中からもかなりありますよ」と ケッシテご損ではありませんと私たちを労ってくれたようでした。
ホールに直ぐには入らず、食堂・・レストランと言ったほうがいいのかも・・に入っていくので、ここでジャズシンガーの人と待ち合わせをするのかと思って後に続き、席につくと、直ぐにウエイトレスがメニューを持ってきました。
待ち合わせでお茶でも飲むのかとおもったら、メニューには≪すき焼き≫がありました。
えっ?すき焼き食べるって、ここで? と声にもならない声で私はつぶやきました。
お店ですき焼きなんて、ほんと何年ぶりだろう、イヤ何十年ぶりというほど、久しく食べていなかったので、「お昼は外ですき焼きを食べるってメールしただろ?」「イヤ見てない!」と、そうは言ってもお店で≪すき焼き≫が食べられるというのは嬉しかったし、家で少し炒飯食べちゃって≪すき焼き≫がもったいない! とさえ思っていたのに、えーっ! こんなところで≪すき焼き≫?
というわけでシンガーと待ち合わせの場所ではなく、それなりの≪すき焼き≫をご馳走になりました。
会場には楽屋口から入りました。楽屋からなんて始めてのことです。
係りが私たちを会場内に案内してくれました。
舞台の袖というか後ろというか、かなり広いので驚きました。
考えてみれば舞台装置のすべてが出番を待つところですから、広さはなくてはならないのですね。
ほどなく始まったジャズの演奏はプロでした。
中学生でも高校生でもないプロの演奏を聴くことになったのでした。
なんと、府中高校の視聴覚教室だったのです
ですから、ジャズの演奏楽器の説明などあって、何も知らない私にとって勉強になりました。
高校生のためですから、理解しやすい曲ばかりで私も聞いたこともある曲もあり十二分に楽しめました。
会場の高校生と一緒になって手拍子をしたり

足でリズムをとったり、思いがけず リフレッシュできました。シンガーの語り「普段はもっと年のいった人たちの前で歌ってます。今日始めてジャズを聴く人もいると思いますが、あと3年くらい経ったら、お酒を飲めるようになるのでライブにきてくれたら嬉しいです」ですって。そうそう主人もジャズのサークルで聴きに行ってますよ。そこは老々男女の集いらしいです。≧(´▽`)≦アハハハ
帰りには主人に もちろん「

」とお礼を言いましたですよ。