まるで小学生社会科見学、遠足気分で、お天気に恵まれて、羽村の取水施設、小河池ダムの見学に行ってきました。
バスの中で水道局の方から講義?
玉川上水の歴史
江戸時代 江戸市中の水不足解消のために玉川上水が約8ヶ月かけて完成。
この時、庄右衛門と清右衛門の兄弟が尽力して完成させた事から玉川性を名乗ることを許されたそうです。羽村取水施設の近くに銅像がありました。
莫大な費用がかかり、大水の時には投げ渡し堰という堰を止めてある木材などを投げて洪水を防ぐなど水番所が設けられ、当時から水は有料だったそうです。
東京都全域の水の供給のために、様々な対応がされていて、地下に貯水施設を結ぶ導水路が埋設してあり各貯水池に繋がっていて、阪神地震以後に非常時においての対策も一段と高い対策がとられているということでした。
水道局の方の説明では、水道水は安全で、現在では臭いを取り除くために酸素を対流させて臭いをとり(高度浄水処理=オゾン処理と生物活性炭吸着処置)、より飲みやすくしているそうです。
世田谷地域ではこの高度浄水処理の水と従来の水の半々の割合で供給されているそうですが、何年か後には100%美味しい水の供給になるそうです。
ペットポトルに水を入れ替ええて保管するのは、思っているより非常に短時間で、雑菌が繁殖するため、大変危険だそうです。
我が家ではアルカリイオン生成器をつけていますが、メンテをキチンとしていないと、雑菌の宝庫になっている場合がかなりあるという話です。
小河池ダムでは普段は入れない堤防の中のエレベーターで100m下まで降りました。巨大なコンクリートで堰き止めているので、コンクリートの劣化を10年ごとに写真のような1cmくらいの穴から取り出して調べているのだそうです。
発電所の脇から泥が混じった水が投げれ出ていましたが、これは鹿が山にある木の皮を食べてしまい、枯れてしまって、禿山になったところから流れ込むのだそうです。こんな近くで鹿の被害が発生しているのにビックリしました。
羽村の取水場では桜の花が全て終っていましたが、小河池ダムでは山桜が満開で、ツアー参加者みんなが感激、思いがけない花見が出来ました。
水道歴史館(お茶の水駅)や、水の科学館(ゆりかもめ、国際展示場正門駅)があるそうです。興味のある方はお出かけください。
水道局ホームページ http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/