私の姉(長女)の喜寿のお祝いで姉妹そろって温泉に出かけ、満開の桜を見て来ました。姉は5月5日の子供の日が誕生日。
ゴールデンウィークなので、混雑を避け平日に。
東京が終わって今頃の桜というと弘前くらいしか思いつかなかったが、足腰の弱っている姉に負担が少なく、地の利が良い「かみのやま温泉」を
次姉が旅行社やインターネットで調べて、切符の手配、ホテル選び、お昼の食事処まで予約してくれました。
ホテルへは喜寿のお祝いの特別料理を頼んだ折に、ホテルとして何かサービスがあるか問い合わせたら、ホテルからはそっけなく「特にありません」という返事で、感じが悪いので、選んだホテルは良くなかったのではないかと気を揉んでいた次姉に比べて、私は喜寿の姉と同様に旅を楽しむだけの状態で、なんだか申し訳ない感じでした。
出発時間は長姉の負担にならない時刻を選び大宮駅で待ち合わせ。
長姉の最寄のバス停の時刻、乗り換えのJR埼京線の最寄り駅に着くバス停の位置を示した地図、駅の写真、時刻、エレベーターの有無、大宮駅では降りたホームで待ち合わせる位置など克明に知らせて、当日を迎えました。
姉妹の住所は千葉県、埼玉県、東京とバラバラ。
朝から雨で、早めに家を出たラ、京王線は14分の遅れが生じてました。JR埼京線・臨海線も15分の遅れでしたから、ダイヤは狂っていて、早く出発して正解でした。
東北新幹線の車窓から雨が止むことを願って、少し空が明る区なった空に期待し、雨があがるかもしれないと かすかな望みを抱き、しかし山を一つ越えるとそこは雨がかなり降っていて、雨が止むことを祈るような気持ちでいましたが、願いは虚しく破れ、雨の降る中「かみのやま温泉」に12時50分に着きました。
お昼ごはんは予約してある「コンニャク番所」。
駅で観光客用にお得なタクシーチケットを購入して、乗ったタクシーの運転手さんがとても感じの良い人で昼食の後、1時間ほどの「桜の花見」に回ってくれました。
このあたりの、歴史も詳しく、この辺りまで武田信玄の所領だったことの他教えてくれたのだが、感心して聞いていたのはその時だけで、帰ってきたらすっかり忘れていました。
ホテルでは、姉が予約した部屋は10帖一間の部屋だったのに、次の間付きの部屋だったので、間違っているのではとフロントへ聞いてみると言う姉に「間違って良い部屋に案内したとしてもホテル側の責任だから」と私。
夕食は椅子席で、正座できない長姉にとって好都合。
2段重ねのお重に「寿」の文字入りの蓋い、箸袋にはやはり「寿」の文字。
そして食事をしていると女将が「本日はおめでとうございます」とガーべラのお花の鉢を長姉にくれた。
ホテルに喜寿の祝いで泊まると話しても「特にありません」ということだったので、何も期待していなかったので、思いがけないお祝いをもらい大変喜んだ。
しかし、車できているのじゃないのに花の鉢をもらっても持って帰るの大変。その辺の配慮がイマイチ。
「ねぇ、ねぇ、お部屋もお祝いでよい部屋を提供してくれたのじゃない?」