亀の歩みで

急がず、慌てず、IT文化を楽しめたらいいと思っています。

白鳥の湖

2008-12-07 13:42:25 | Weblog
生まれて初めて、クラシックバレーを鑑賞しました。
ボリショイバレーの白鳥の湖です。

観る前は、バレーは踏シューズのつま先立ちでクルクル回り、音楽に合わせて踊るとはいえ、途中で飽きてしまうのではないかと思ってましたが、
構成が素晴らしかったのか、最後まで素晴らしい踊りに魅了されてしまいました。
王子の白いタイツの下で動く筋肉の盛上りがはっきり見えて、鍛え抜かれた美しさを見ました。
飛んだ足は瞬間に開くのではなくて、頂点に達してからふんわりと開いて着地するのです。まるで誰かに体を支えてもらっていて、足を開いているようにみえます。
私では飛んだ瞬間に開いて、閉じて着地ができるかどうかです。
可憐に舞うオデットも、素晴らしい。しなやかな手の動きに、優美な体の動きは本当に綺麗でした。
ご招待ということもあって、プログラムと飲み物付でした。
中休みになり、飲み物を何にするか、ビール、ワイン、ジュースなどいろいろありましたが、私はシャンペンを・・・欲深な私は、一番高価な飲み物をいただいたのです。
終わったのが14時45分でしたので、上野ですし、都美術館でまだフェルメール展を開催していたので観て帰ろうと思いました。しかし1時間半待ちだったので、そばの西洋美術館で「ヴィルヘルム・ハンマースホイ」展を観ました。

日経新聞で「フェルメールが光の魔術師と言われているが、ハンマースホイも同じように光を捉えて描いている」と紹介されていましたので、フェルメールの代わりに観ました。
感想は一言でいえば「暖かみがない」光と影を描いているのに光のもつ温かさが感じられない。どんな人柄だったのだろうと、50歳代で没した人を思ってしまう。
いつもはゆっくり見る方なのにさーっと見て出てきてしまいました。