亀の歩みで

急がず、慌てず、IT文化を楽しめたらいいと思っています。

脳の働き

2008-10-28 12:00:41 | Weblog

すっかりご無沙汰だったブログに久しぶりに投稿、
昨晩 深夜のNHKの番組を見ていた。

ビデオを撮っておけば良かったと思う内容だったメモをまとめてみました、

人間の頭脳について著名人が自身の考えや発想に行き詰ったとき、どうするか?
アニメ映画の「宮崎駿や量子学の先駆者(名前覚えてない)など」
その答えは「寝る」である。
前頭葉と側頭葉があるが、側頭葉には様々な情報が整理されないままストックされていいる。
この側頭葉は起きているときは、その情報が整理されないが、寝ている間に整理されるのだ。
しかし、寝るとしても、ただ寝ればいいのではなく、とことん考えて しかもそれはポジティブに考え抜いていく。
発想がストップするというのはこの状態で考え通していくと脳が疲れてしまうのだ。
睡眠をとることによって、側頭葉にある情報が整理され、起きる直前に新しい発想が芽生えるらしい。
なぜ眠ることがよいのか。
新しい発想は「ひらめき」であり、内側から湧き出てくるもの。
起きているときは次々と情報が入り、整理されず、行き詰った時は「ひらめき」が湧かない。
寝ることは 入ってくる情報を遮断した所に起きる無意識に内なるものへ耳を傾けることができる。
映像で宮崎駿氏は、アニメを描いていて、行き詰まり先へ進めなくなってしまった。
彼は「寝る」と一言。
目が覚めた後、すらすらと新しい発想が湧いてきて、映画の最初の大事なシーンが出来上がったそうだ。

また別の角度
いざという時、「決まったことをすることや言葉が」がある。
 仕事に行く前にスイッチ・オン。モードが変わり、集中モードに変化する。
① 小児心臓外科医「佐野俊二」 手術前、毎回決まった部屋で一人になり頭を空にする。それから、手術用の手袋などを身につけていく。
② 野球の「いちろう」 試合の前に、きまったメニューをこなす。打席に入ったら、バットを縦にするなど、きまった形で構える。
これら 決まった手順を繰り返すことによって「いざ行くぞ、やるぞ」のモードにスイッチ・オンするのだ。

どこで考えがまとまるのか、人それぞれだが、
小池康博教授は国際会議からの帰路の飛行機の中だという。
(工学者。慶應義塾大学理工学部教授。工学博士。専門分野は、高速GI型プラスチック光ファイバー・高輝度光散乱導光体・ゼロ複屈折性ポリマー・高出力ポリマー光ファイバー増幅器・レーザー・屈折率分布型ポリマーレンズ等をはじめとするフォトニクスポリマー)
タクシーの中の人もいる。
クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏はお風呂に入っている時だそうだ。


脳科学的に考えると、普通は脳が指令を出して体を動かすのだが、反対に体を動かすことが脳を動かすコントロールをするのだ。

ここでスタジオで実験した。ドイツの研究者が試したという、
面白いアニメを次の3つの状態でみると脳がどう反応するか。
①普通に見る。
②口に棒を縦に咥えて、面白くても笑顔になれない状態で見る。
③口に横に棒を加え、口だけ笑った時のような横に開いた状態で見る。

はたして 時間を置かずに 同じアニメを見ているのに、
②は前頭葉が働かない。
③は同じアニメを見ていて、内容が分かっていて大して面白くもない状態なのだが、前頭葉が働いてドーパミンが出て、考え方がポジティブになってプレッシャーに強くなる。
笑顔はそれが強制的であったとしても考え方がポジティブになり、脳に作用しドーパミンが出て、プレッシャーに強い人間になれるのだ。


次に やる気を起こすにはどうしたらよいか。
良き師匠との出会いがやる気を起こす。
ミラーニューロンが反応する
「前頭葉の中のミラー・ニューロンの働きに基盤を持っているということらしい。ミラー・ニューロンというのは、1996年にイタリアのジャコモ・リゾラッティのサルを使った実験によって発見されたものだ。サルの前頭葉の運動前野に自分がある行為をしたときと、ほかのサルが同じ行為をしたのを見たときと同じ活動をする神経細胞があるというのである。あたかも、鏡に映したかのように自分の行為とほかのサルの行為とを表現しているので「ミラー・ニューロン」と名づけられたという。」(インターネットから)

さらに目標を立て、到達まで小さな成功を感じとっていくことにより、達成感が湧きドーパミンがでて、やる気が湧いてくる。

ということは常に作り笑顔でいることが、人生にプラスに作用するってことでしょうか。