風と花とわたし 〜

日常のささやかな喜びの輪を広げて・・・RING、リング♪ ring!

東日本大震災被災地ボランティア寄り添う支援 4 <最後に> と 今日の花ことば11/1・サクラタデ

2012-11-01 20:45:00 | 東日本大震災被災地ボランティア

11月1日

 

   人の波が途切れて

 11:50   

 雨が束の間上がったようで。 

 住居の方々に声掛けを・・・ということで立候補!

 6名の女性が集まって、3名に分かれ、

 (スタッフ) 「麗しい声でお願いしますね。大きくても小さくてもよくないです。」

 (わたし)  「じゃ―、歌うようにではどうでしょう  」

 (スタッフ) 「いいですね―。是非それでお願いします。」

     

 (1人)   「こんにちは~。」

 (2人)   「こんにちは~。」

 (1人)   「H棟の集会場で足湯をさせていただいてます。

         もしよろしかったらいらしてくださ~い。 」

 (2人)   「 お待ちしておりま~す。」

 

  いつの間にか3人がひとつになって。20分ほど歩かせいただくと

  おばあさんが出て来てくださって、

 

  風邪をひいてやっと治ったから行きたいけど、行けなくてごめんなさい。

  みんな行ってる? 悪いね。今度の時は必ず行くから。と。

  お年は92歳。いつまでもいつまでもお元気でいらしてくださいm(__)m

 

 12:30   

 戻ると、おひとりいらしてくださいました。

 で、部屋の中には私とあと2・3人。

 誰が担当させていただくのか話していては失礼と

 お迎えした私がさせていただくことになって・・・・・・・

 


(私)      

「こんにちは。○○といいます。よろしくお願いします。 」

(訪問者さん)      

「あ、よろしくお願いします。今日は1時までって聞いてたんだけど、

 出掛けてて、帰りが12時過ぎてこんな時間になったけど、

 ず―ず―しく来ました。」



 とっても静かな方でこの会話も聞こえるか聞こえないかの声量。

 手も冷たかった。

 3種類のアロマオイルひのき・ラベンダ―・ユ―カリから選んで

 いただいて、お湯にいれます。 

          

 15分間、片手、片腕を揉みほぐし、お湯をさし、また、片手、片腕と。

 最後に足を洗って、私の膝の上にタオルを置いて、その上に足を乗せて

 いただいて、拭かせていただく。



「こころが苦しかった時、ツボを押せば治ると思って、本を買って押してました。」 

 ひざまづいていた私は思わずお顔を見上げてしまいました。


 そして、目がぴたっとあって・・・見つめ合って・・何も言えなかったけれど



 「ああ―、気持ちいい。生き返るよう。」 

 右手の指がご不自由で。 

 震災の時に受けられたことなのかはもちろん聞けなかったけれど


 「こっちがこうでしょ。反対側に負担がかかっちゃってぇ・・・・ 」


 こんな初めてなのに、聞かせてくださって、揉むのだって、足湯だって、

 プロなわけじゃないし。

 なのに、気持ちいい、気持ちいいって言ってくださって。

 なんだか申し訳ない気持ちが湧いてきてしまいました。

 

 でも、周りの方が、あの方とっても気持ちよかった、って帰られてましたよ。   

 と声を掛けてくださったので、そうなんだと、信じることにしました。

 

 担当後は、お話させていただいたことを今後の活動に活かす

 (現地の方々がどんなことを想い、悩み、何を必要としているかを知る)ために、

 社団法人さんに報告しなくてはいけないらしく、私も担当させていただいたので

 書かせていただき、インタビュ―も受けました。


 書かせていただいて、インタビュ―を受けている内に、

 今回のこのボランティアで、どんなにこころが柔らかく、温かく

 変わらせていただけたのか。

 いかにここに来させていただくまで、固く、汚いこころだったのか。

 しみじみと反省させていただけました。

 24人と富岡町のいらしてくださった方々と作ったこの空気感を、

 絶対に忘れてはいけない。

 大切に大切に持ち続けよう! と、誓いました。

 そして、こんな私に、こんなにたくさんの機会を与えていただけるとは、

 思ってもみなくて・・・・・感謝でした。

        

   

 13:00   

 そして、終了。

 また、24名で片付け。最後に掃除機をかけて、

 みなさんで「ありがとうございました!!」

 

 13:30    

 また、雨が降り出しました。

    

 写真は一切撮ってはいけなかったのですが、かろうじてバスの中からはOK。 

 ここが住宅なんですよ・・・・・。

 

  

  

 

   

  24名がそれぞれ思いを抱き、帰路へと。

 

  

 

  

 

 18:10    

  雨のお蔭で高速も渋滞にならず、時間通りに戻ることができました。 

  私は途中下車。新宿京王プラザ前でみなさんとお別れ。

  とても仲良くさせていただいたご婦人がいました。また、お会いできるかしら。

 

  すっかりお腹がすいて、

    

    

  

 

 

  お蕎麦をつるつるっと食べて、さらに奥地へ帰ります。

 

   

 

  

 

  20:30     

  無事に我が家へ到着。 職場、家族に感謝して・・・・誓ったことを忘れずに。

  行かせていただいてありがとうございました。

  被災地のみなさん、いつもいつも祈っています。

           

 

  そして、昨日の夕暮れ。家の窓から。お茶の葉が夕日に煌めいています。

  綺麗だな・・・・・。

     

  

 

     

  

 

  寄り添うボランテイアから帰ってもう3日が経ち。

  今回はお土産を買えるようなボランテイアではありませんでした。

  でも、家で職場で周りで支えてくださった方にと最後のインタ―で

  購入の機会が与えられて。

    

   場所は福島ではないけれど、色々購入しました。 

   そして

   

   感謝をしながら、出逢った方を思い出しながら、

   作って食べて、次回また・・・・・・・。

 

 

 

 <今日の花ことば>

 サクラタデ ・・・・・ 愛くるしい。

  

【NHKラジオ深夜便誕生日の花より】

 

 

 

 

   今日も見に来てくださって、最後まで見てくださってありがとうございます 

 

 

   

 

   


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